ニュルブルクリンクにベンツ・BMWの新型車が一斉にテスト!
世界中の自動車メーカーが新型車のテストとして、周囲に専用のファクトリーを設けるほど現在の自動車開発に無くてはならない場となっている「ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ」。一周20.8kmという通常のサーキットの4〜5倍の長さに170のコーナーと300mの高低差、サーキットとして見ればあまりにもグリップレベルの低い舗装。
1周全開走行でマシンには通常走行2000〜3000km相当の負荷がかかると言われています。
そんなコースの魔力に引き寄せられたクルマ好きが世界中からやってきて走ったり、見学をしています。
発売前テストは、当然ながら秘密なので、一般の走行枠とは別に走行します。
そんなテストカーだけ走る走行枠「インダストリープール(Industrie-Pool)」があります。
そこでは、複数の自動車メーカーがそれぞれの新型車、試作車を「同時に」走行します。
つまりライバルに新型車の性能は丸わかり。逆にライバルにあっと言わせるぐらいの完成度まで仕上げていかなければならないプレッシャーがテストチームにのしかかります。
3月末に今年最初の「インダストリープール(Industrie-Pool)」が行われました。その様子がYoutubeで公開されていますので紹介します。
BMWのテスト車両
・新型M5
・新型8シリーズカブリオレ
・新型7シリーズ?
・新型X3
・現行520d(ロールケージ入り)
メルセデス・ベンツのテスト車両
・新型CLAクラス
・新型Aクラス
・新型CLS
・新型AMG GTクーペ
その他、現行モデルが走行しています。これらはテストチームのトレーニングカーであったり「とりあえず」現行モデルベースに新しいパーツ、システムを組み込んだ先行開発車両“ミュールカー”であったりします。おいそれとニュルブルクリンクに行くことは難しいですが、Youtubeとかのニュルブルクリンク走行映像をチェックしていくと、雑誌といったメディアより早く新車情報をつかめるかも知れませんよ!