輸入車を買うなら特に注意!ヘッドランプ・テールランプで車検に通らないことも?

中古車を買う時の注意点「その車は今まで日本を走っていたか?」

輸入中古車を買う時のポイントのひとつとして覚えておいてください。 「その車は、果たして今まで日本の道を走っていたことがあるのか?」 これが日本に来てホヤホヤ、まだ何も手をつけていないということになると、時々厄介な問題が生じます。 最近の車ですと、日本車や正規輸入車ならば当たり前のようについている「カーナビ」が、海外仕様の輸入車ではAndroid AutoやApple Carplayの端末だったり、ガーミンのPNDと呼ばれる簡易カーナビだったり。 日本のようにカーナビから多くの道路情報を視認して目的地にたどり着くのが重要という文化とは異なり、海外ではインターネット情報端末からさまざまなエンターテイメント情報を仕入れてナビ機能はオマケのような「コネクテッド・カー」が主流です。 そのため、日本の道で日本人の用途にあわせた使い方をしたいという人には若干の不都合があったりします。

そのほかにも日本の文化や使い勝手に合わない分、逆に助かることもあれば日本の法規に合わない部分もあります。 そうした車は車検に通らないだけではなく、知らずに乗っていると違法改造などで反則切符を切られてしまうことがあるので、注意が必要です。

たとえ日本の道を走っていたとしても安心できない例外

その点を注意した上で、買おうとしている車が今まで日本でバリバリ走っていたので問題無し!と思ったとしましょう。 しかし、それはまだ早計です。 というのも、日本の公道を走れることができるものの、日本の保安基準や道路法規に完全に適合していなくても許されるケースが存在するからです。 その数少ない例外が「在日米軍」です。 皆さんの中には、交代で日本の横須賀軍港を母港とするアメリカの原子力空母が初めて日本にやってくる時、その飛行甲板上に多数の自動車を載せているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。

全てというわけではありませんが、米本土から愛車をそのまま持ち込む乗組員は皆無では無く、それらは在日米軍ナンバーさえ取得すれば、ほぼそのままの仕様で日本の公道を走る事が許されています。 あまり無いケースかもしれませんが、そうして日本にやってきた車の「払い下げ」だった場合は、日本で走っていたと言っても日本の法規に適合せず、日本人が乗るためにはちょっとひと手間かけなくてはいけないこともあるのです。

代表的なのはヘッドライトの光軸

まず注意しなければいけないのはヘッドライトの光軸でしょう。 日本やイギリス、その他一部の国では左側通行ですが、世界の大多数は右側通行です。 そのため、基本的に左側が歩道でそちら向きに光軸を合わせた日本の車と逆に右側を向いているヘッドライトも、これまで日本を走ったことが無い車にはありがちなことなのです。 大抵の場合、単に光軸を調整すれば済む話ですし、ヘッドライトに関してはほぼ万国共通と思ってよいので問題ありませんが、購入した中古車をユーザー車検で通そうなどという時には一応注意しましょう。

アメ車のウィンカーはとにかく独特

もっとも注意しなければいけないのは、アメ車のウィンカーです。 アメリカ以外のほぼすべての国では車幅灯(スモールランプ)やブレーキランプをウィンカーと兼用することは認められていませんが、アメ車ではこれが一般的な珍しい国。 日本でも昔はブレーキランプと併用していた車もありましたが、今はありません。 それでも時々比較的新しい車で赤いブレーキランプを明滅させてウィンカーにしている車がありますが、違法改造車でなければ先にも書いたように在日米軍の車でしょう。 当然、日本で日本人が乗るなら保安基準に従ってブレーキランプとの連動解除、あるいはウィンカーの役割を果たすようレンズの交換を行わなければいけません。 これは日本でそれまで走ったことが無い輸入車だけではなく、日本車を米国仕様にカスタムしたUSDMでも同様の問題が起きることがあります。 その場合、US仕様のウィンカー動作はイベント会場のみで、公道走行用に切り替えスイッチがついていることもありますから、どのような仕様になっているか注意してみましょう。

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