車を売ろう!でも、売れるまでどうしよう?
車は様々な売り方がありますが、車を売ろうと決めてから実際に手放すまで時間がかかるケースがあります。 新しい車を買ったので今乗っている車を下取りに出した時や、買い取り専門店で売った時は、もう自分に所有権は無いので、その車のことを考える必要はありません。 業者に引き取ってもらう場合はそれがメリットでもあります。 しかし、できるかぎり高く売ろうと個人売買により手放す場合、以下のような理由でしばらく自分の手元に置いておくことはあるでしょう。
買い手がすぐに見つからない
次のオーナーがすぐに決まっていれば話は早いのですが、手放すことを決めてから何らかの個人売買サービスに出品した場合、しばらく買い手がつかないこともあります。
買い手の事情で引き渡しが先延ばしになる
買い手が決まってもすぐに引き取られるとは限りません。 元々車を持っていなかったり、増車の場合は駐車場を探すこともありますし、今ある車を処分するので待ってほしいと言われることもあるでしょう。 手付金ないし全額を払ってもらえていれば待っていれば良いのですが、その間手元に車が残ることもあります。
売り手の事情で引き渡しが先延ばしになる
逆に売り手の方でもう少し使う用事があるので…という場合もあるでしょう。 買おうと思っていた車が納車まで思っていた以上に時間がかかる場合などが、このケースになるかと思います。 売れてしまったからと行って車がなくなってしまっては困るという人も日常的に車に乗る人にはありえる話です。
もう乗らないなら、抹消登録を行ってナンバーを切る(返納)選択肢も
上記さまざまな事情の中で、もう自分でその車を乗ることは無いし、買い手が見つかるか、買い手が引き取るまでは全く走らない。 そういう事情があり、しかもその期間が長期間に及びそうであれば、一旦ナンバーを返納し、その車の抹消登録手続きをオススメします。 特に、冬には買い手がなかなかつきにくいオープンカーなど「季節感」が重要な車を、秋の終わりに売ろうと決めた時などは、売り手がつきそうな確率が高まる次の春まで長期戦で考えた方が良いでしょう。 さらに、もうその車に乗らない理由として長期の出張や旅行、留学などで長い間不在になるという事情があれば、なおさらです。 そんな時は普通車なら運輸支局(陸運支局)、軽自動車なら軽自動車協会の各地方事務所で一時抹消登録をしてしまえば、その時点で自動車税(軽自動車税)の支払い義務が無くなりますし、年度の途中であればその先の自動車税(軽自動車税)は還付されます。 月極駐車場や貸倉庫などで車を保管している場合、その賃料は引き続きかかってしまいますが、それでも税金がかかり続けるよりはマシでしょう。 これを「ナンバーを切る」などと表現しますが、ナンバーを切ってしまえば自動車保険(任意保険)も一旦解約して大丈夫です。 任意保険に関してはその後別な車で復活させる意思があれば、等級など継続できますので、その旨保険会社に伝えましょう。 ただし!まだ車検を取ったばかりの車であれば、多少長期放置になるとしても車検を残しておいた方が商品性が高まるので、一時抹消により車検を取り直すことで失う商品価値が大きいようなら、そのままナンバーを切らない方がいいかもしれません。
一時抹消のほかにある「永久抹消」とは?
ここで抹消登録には2種類あり、一応「永久抹消」にも言及します。 永久抹消はもうその車が2度と走ることは無い時に行うもので、解体処理を行って文字通りの「廃車」を行う時にしかやりません。 解体のため引き取った業者から報告された「移動報告番号」および「解体記録日」を運輸支局(軽自動車の場合は軽自動車協会)に申告できないと永久抹消はできないので、今回のように売却してまた走る車、あるいは公道以外を走る車では申請不可。 車がまだ存在するなら一時抹消、しないなら永久抹消という違いです。 なお、一時抹消をせずに最初から永久抹消手続きをする場合、実際に解体されるまでは自動車税などがかかります。 そのため、すぐに自動車税を止めて還付を受けたい場合などは、2度手間ではありますが、一時抹消でナンバーを返納してから永久抹消するケースの方が多いかもしれません。
Ancarで車を売る場合に利用するとすれば間違いなく一時抹消の方ですが、一時抹消してしまった方が得かどうかはよく考えて、その方がメリットが大きければ積極的に利用しましょう。
Ancar | Ancar(アンカー) – 中古車の個人間売買