ラリーの王者ポルシェ最後の激闘!ダカールラリーで圧倒的に強かった959

ポルシェ 959は市販車初の最高速300km/h

1986年にデビューしたポルシェ 959。 それまでのスーパーカーが「公称」最高速度300km/hのスペックを誇ったのとは裏腹に、実際にその速度で走行するのが困難と言われた中、世界で初めて「実際に」300km/hで走ることができたスーパーカーと言われています。 直後にフェラーリ F40が同じく300km/hオーバー、それも959より速かったので「世界最速の市販車」であった時期は短かったものの、両車ともその時代を代表するスーパーカーであったことは間違いありません。 エンジンはグループCカー、962C用の水平対向エンジンを排気量ダウンした2,848ccツインターボで450馬力を発揮。 外観上、特にフロントはポルシェ911と似ており、発売当時の930型というより90年代の993型を先取りしたようなスタイルでしたが、リアフェンダーをはじめテール部分は全くの別物。 実際911と同じ外装パネルを使った個所は無く、空力的に考え抜かれたデザインでした。

画期的な電子制御4WDシステム

959の特徴は300km/hの最高速度を保証したボディの空力だけではなく、その4WDシステムにありました。 それまでの4WDは手動で2WDと4WDを切り替えるパートタイム式、センターデフにビスカスを用いて常時前後輪に駆動力を配分するフルタイム式とありましたが、959はそのどちらでもない可変トルクスプリット式。 走行状況に応じてコンピューターが自動的に前後輪への駆動力配分をコントロールする電子制御式で、スイッチひとつでモード選択を行うことにより、ドライバーの好みなどに応じた制御に切り替えることもできたのです。 この電子制御可変スプリット式4WDシステムは、後の日産 スカイラインGT-Rに採用された同様の4WDシステム「アテーサE-TS」にも影響を与えたと言われています。 これにより、ベースとなった911(930型)と同じように日常の足として使うこともできれば、アウトバーンを最高速で駆け抜けることも、あるいは車高も変更できたので、4WDを活かして悪路を高速で書け抜けることもできました。 そう、この959はそもそも、WEC(世界耐久選手権)とWRC(世界ラリー選手権)、オンロードとオフロード両面で活躍可能なグループBマシンとして開発されたマシンだったのです。

ダカールラリーへの挑戦

しかし、プロジェクトの途中、1986年のWRCで当時の最強グループBマシンの1つ、ランチア デルタS4を駆るヘンリ・トイボネンの事故死により、グループBマシンでのラリーは危険と判断され、959がWRCに出場する道は閉ざされてしまいました。 しかし、全く活躍する場が無かったというわけではなく、1984年から実験車両で参戦していた長距離ラリーレイド、ダカールラリー(当時はパリ・ダカールラリー)で結果を残すことになります。 1984~1985年は実験車両での参戦でしたが、930に開発中の4WDシステムを組み込んだ1984年のポルシェ953で総合優勝、1985年は全車リタイヤとなったものの、翌年には圧倒的成果を見せます。 奇しくもWRCでのグループB最後の年となった1986年、「本物の」ポルシェ959が3台出場し、2台が総合1-2位でワンツーフィニッシュ、サポートカー的役割を持っていたもう1台も総合6位入賞を果たしました。 抜群の速さと信頼性の両立を証明した959はこの実績をひっさげて市販に踏み切り、予定の200台を超えるオーダーで283台を生産しています。 さらに同年のル・マン24時間レースにもポルシェ961名で参戦して総合7位、クラス優勝を果たし、「ステージを選ばない速さ」も証明して見せました。 959そのもののモータースポーツ活動は翌1987年のル・マンが最後(炎上リタイヤ)でしたが、短期間で効率良く名声を稼いだとも言えます。 その実績を見る限りでは、ロードカーやサーキットを走るレーシングカーとしての姿より、車高を上げて悪路を激走するラリーカーとしての959の姿が、もっとも生き生きとしているでしょう。 ポルシェ自体にとっても、かつってのお家芸だったラリーのメジャーイベントで活躍した、最後のマシンになるのかもしれません。

Ancar | Ancar(アンカー) – 中古車の個人間売買

 クルマの相談所



クルマに特化したQ&Aサービス「クルマの相談所」β版の提供を開始しました!

本サービスは、クルマに関するあらゆる悩みや質問を投稿、回答することが可能です。

故障やメンテナンスについてわからないことはクルマの相談所で質問しましょう! 質問と回答はこちら

 ーこれまでよりも高く売却できる方法ー

「90万円」高い売却に成功! K様



コメント:
愛車のボクスターが90万円も高く売れて満足です。 330万円の最低保証金額を受け取った後、420万円で購入者が見つかり、とても満足しています。
改めて走りに行く用のクルマを買いたいと考えているので、買い替えの際はまたAncarにお願いしたいと思っています。

高く売却できる『おまかせ出品』

価格の交渉ができるかも!?

詳細&査定はこちら

Ancarのサービス詳細はこちら