マスタングの2018年モデルと2017年モデルの違いは?
左:2015〜2017年モデル 右:2018年モデル
右の2018年モデルのマスタングをパッと見てみると、エクステリアはどこが変わったのが一見わかりにくくなっています。 1番の変更点は目に見えない部分で、新しく装備された10速オートマチックやマグナライドダンパーテクノロジーなので、見た目では分かりません。しかし、上記のように左右で並べると2015〜2017年モデルとの違いが一目瞭然です。 こう並べてみると、まず見て取れるのが2018年モデルには新しいフロントマスク、バンパーが採用され、少しシャープな印象のエクステリアに変わっています。
新しいフォード・マスタングは細部にこだわっていた
「神は細部に宿る」という言葉がありますが、細部の改善を行っているあたりで2018年モデルは完成されたマスタングと言ってもいいのではないでしょうか。 エンジンフードとグリルはエアロダイナミックの為に新デザインに変わり、それに伴いLEDヘッドライトやホイールのデザインも新しくなりました。 インテリアにはFord’s Sync 3インフォテインメントシステムを採用した12インチのLCDディスプレイが装備されています。ディスプレイは大きいほど表示領域も増えますし、CarPlayの操作性もかなり向上されているでしょう。 オーディオ周りはあまり変更がありませんが、逆にこれまでと同じような直感的な操作性をキープしたと言えます。 さらに細かい部分となりますが、ハンドル周りのスティッチなどが変更されています。 そしてドアノブやベゼルの素材がアップグレードされ、アルミがトリムに採用されています。これらの変更により、かなり高級感が増しています。
ライバル車種を意識したグレードアップ
今回のマスタングはライバルであるシボレーカマロを牽制し、さらに高みへと上り詰める為に作られたモデルといってもいいほどの出来となっているのではないでしょうか。 アメリカ企業はときおり抜本的な部分で革命的な変更を起こすことも得意ですが、今回のようなマイナーチェンジでより高品質な車両に変えることもできるのだというのを証明されたようです。 日本での購入が難しくなった分、より人気が出る可能性すらある1台ですね。
2018 Ford Mustang Vs. 2017 Mustang: A Side-By-Side Comparison