もしこれが一般の自動車メーカーなら、急に増産というわけにも行きません。
ランドローバーの「レンジローバー」やポルシェ「カイエン」が証明したように、ここしばらくの高級SUV需要は非常に旺盛なものです。ベントレー初のSUVである「ベンティガ」が出るかなり前から、それは分かっていたのですが、当初のベントレーは同車を年間3600台しか生産しない予定でした。ところが、CEOであるヴォルフガング・ドゥアハイマー氏との最近のインタビューから、なんと受注台数が1万台にのぼっていることが明らかとなりました。
21万7000米ドル(約2453万円)もするベンテイガ。その好需要に対し、同社は今年の生産台数を5500台に引き上げることを決定しました。ニッチ商品を造るほかのメーカーもそうですが、幸いにしてベントレーも増産への対応が難しいとは捉えていません。しかし、大変なのはサプライヤーです。アメリカと中国の高級車市場が拡大しているなか、ベントレーはサプライヤーの努力を期待しています。もしかすると5500台以上の台数も達成が可能かもしれません。計画通りなら、街を行く600PSのW12型エンジン搭載のSUVを見かける頻度が、どんどん高まっていくことでしょう。
Bentley Is Having Trouble Because Too Many People Want To Buy Its SUV