ヴィーズマンは1988年にデュメルンというドイツの西側に位置する人口4万6千人ほどの、小さな町で誕生しました。
しかし経営の資金繰りに苦しみ、ヴィーズマンは2014年にメーカーとしての歴史に終止符を打ちました。
ヴィーズマンは誕生から倒産までの26年間で、わずか1600台しか生産されていません。
そのため台数が少なく、日本で走っているのを見かけたことはない人が多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、日本では珍しいヴィーズマンの特徴やスペック、価格帯について詳しく解説していきます。
本記事を読むことで、ヴィーズマンについて詳しく知ることができます。
ヴィーズマンMF4の特徴
ヴィーズマンの最大の特徴はその見た目です。
かつてのクラシックカーのような、好みの分かれるデザインや形は、今の車にはない魅力です。
さらにオーナーの価値観や好みによって、すべてをオーダーメイドで作り上げる車両となっています。
そのため、すべてをハンドメイドで作るため、大量生産は望めません。
ですが、大勢を魅了する車ではなく一部のコアなファンを魅了したい創設者にとっては何の問題も無かったのです。
エンジンはBMWから提供されたものを、搭載しているため走行性能も高いです。
そのため「ヴィーズマンGT・MF4CS」の加速は0‐100㎞/hは4.4秒、最高加速は293㎞/hというパワフルなものとなっています。

ヴィーズマンMF4内装・外装
ヴィーズマンMF4の内装・外装について解説していきます。
内装
ヴィーズマンMF4の内装は、すべてがベージュ色と奇抜なデザインとなっています。
中央部分のメーター付近は黒色ですが、それ以外はすべて一色で統一された内装となっています。
メーター部分も今の車には中々ない珍しいもので、中央部分に7連のタコメーターが配置されており、変わったデザインです。
さらに内装のいたるところに、ゲッコー(エンブレム)が配置されていて遊び心のあるものとなっています。
外装
外装の特徴は何といっても、今の車にはないレトロ感のあるデザインです。
全体的に丸みのあるデザインとなっており、スポーツカーなのにかわいらしいフォルムになっています。
ヘッドライトもボディに埋め込まれた宝石のようなものとなっており、グリルも小さめで骨董品のようなものとなっています。
ヴィーズマンの新車・中古車価格
ヴィーズマンの新車価格・中古車価格について解説していきます。
新車
ヴィーズマンの新車価格は「ヴィーズマンGT・MF4 CS」で2,400万円~となっています。
ハンドメイドで生産しているということもあり、価格帯は高額なものとなっています。
さらにこのモデルは世界25台限定の生産です。
中古車
ヴィーズマンMF4の中古車価格は現在日本での販売情報がないため、不明となっています。
しかし過去に購入された記録には「ASK」と記載されているため、要相談で金額が決まると思われます。
ASKの理由としては、希少で販売台数がとても少ないからです。
ヴィーズマンMF4スペック
ヴィーズマンGT MF4のスペックについて紹介していきます。
全長 | 4230㎜ |
全高 | 1190㎜ |
全幅 | 1850㎜ |
車両重量 | 1240㎏ |
乗車定員 | 2名 |
エンジン | BMW製 V8エンジン |
排気量 | 4.8L |
最高出力 | 367ps |
最大トルク | 50.0kgm |
ヴィーズマンのボディサイズは他のスポーツカーと比べると少し小さめです。
BMWから提供されているエンジンの力によって高い走行性能を誇ります。
これによりスポーツカーらしい速い走行性能となっています。
まとめ
ヴィーズマンは世界でも珍しい車としてマニアな人々から人気の車両でした。
個性むき出しのクラシック感の強いボディが特徴的で、内装の遊び心も面白味があって、ほかにない楽しみ方ができます。
経営の悪化により2014年に倒産してしまいましたが、コアなファンは今でも多いです。
オーダーメイドでの車両作りのため、1988年〜2014年の26年間で1600台しか生産されていません。
そのため日本にもなかなか輸入されておらず、購入することは難しくなっています。
日本では現在中古車の取り扱いがないため、購入するためにはオーナー様から直接譲り受けるという方法しかありません。
ヴィーズマンの歴史を、ぜひ参考にしてください。