ルノーのコンパクトハッチバック「ルーテシア」にハイブリットパワートレインを積んだ「E-TECHハイブリット」が登場しました。
小型車のニーズが高い欧州において、絶大な支持を得ている「ルノー・ルーテシア」、日本でもコンパクトなボディーのため人気車です。
人気車のルーテシアから新たにハイブリットモデルが登場したことで気になっているひともいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、ルーテシアのハイブリットモデルの特徴や燃費性能について詳しく解説していきます。
本記事を見ることでルーテシアハイブリットについて詳しく知ることができます。
ルーテシアのハイブリッド車「E-TECH」とはどんな車?
ルーテシアハイブリットは軽快に走れるコンパクト車に革命的なハイブリットシステムを搭載した車両です。
「E-TECHハイブリット」は、F1で培ったノウハウを活用し、ルノーが独自に開発したハイブリットシステムです。
大きく重くなりやすいハイブリッドシステムを小型車に搭載するためにはコンパクトにする必要があります。
ルーテシアはモータースポーツなどで使用されるシステムを採用することで軽量でコンパクトなトランスミッションを実現しました。
これによりモーターとエンジンが互いに得意な領域で高い燃費性能と高い走行性能を発揮します。
輸入車としては珍しい「フルハイブリッド」車両でもあります。
ルーテシアハイブリッドの燃費は良い
ルーテシアハイブリッドの燃費は現時点輸入車で1番の低燃費車両です。
ルーテシアのハイブリッドシステムは走りを我慢することなくよい燃費が出ることが特徴です。
効率的なハイブリッドシステムの使い方と大容量バッテリーの搭載により、アクセルの踏み込みを気にしなくて済みます。
ルーテシアハイブリッドはエンジンに4速、モーターに2速のトランスミッションを組み合わせており、初動時はモーター走行です。
初動時などモーターの手に負えないとシステンが判断しモーターとエンジンの組み合わせかエンジン単独走行に切り替わります。
アクセルをオフにすると即座にエンジンが停止しモーターによる発電が始まります。
これにより蓄えられたエネルギーを次の加速で使うことにより、エンジンに使う燃料減少につながり低燃費を実現しました。
このように工夫されたシステムとバッテリーの組み合わせにより燃費は輸入車ダントツの25.2km/h(WLTCモード)です。
ルーテシアハイブリッドの走行性能
ルーテシアハイブリッドの走行性能は優れています。
最高出力140ps・最大トルク399Nmとコンパクトな見た目からは想像のつかないパワーを発揮します。
時速40kmまでは基本的にモーター走行で車両重量が1310kgと軽いため力強い発進力です。
軽量化するためドッグクラッチを使用しているので変速時に歯車が噛み合うためダイレクトに振動がきます。
ですが、二つのモーターがうまくドッグクラッチと協調することにより振動感を少なくすることを実現しています。
そのため変速段階は12段階ありますが、変速したことにも気づかないほど自然です。
F1譲りのドッグクラッチ搭載により効率かつスムーズな走りを可能にしています。
まとめ
ルーテシアハイブリッドは輸入車ダントツの燃費性能とF1技術を詰め込んだ一台です。
コンパクトボディなサイズに合うようにハイブリッドシステムを軽量化した「ルノー」の技術力の高さが詰まっています。
それにより車両重量も軽く燃費は輸入車一番の低燃費走行を実現しています。
エンジンとモーターの組み合わせによりコンパクトな車体からは想像もつかないパワーです。
ヨーロッパは日本よりも高速道路が長いため、ストレスなくドライブを楽しめることを考えて作られています。
そのため、ルーテシアハイブリッドは高い技術力により普通車両にF1システムを導入し走行性能と燃費性能を高めた一台です。