マツダの人気SUVであるCX-5のグレードは特別仕様車を含めて全13種類もあります。しかも2種のガソリンエンジンに加えてディーゼルエンジンもラインナップしており、どのグレードが良いのか悩んでしまいます。そこで、今回はCX-5の価格に注目してコストパフォーマンスに優れたおすすめグレードをご紹介したいと思います。
CX-5全グレードと車両価格
CX-5は日産のエクストレイルやトヨタのハリアーと同じミドルサイズのクロスオーバーSUV。特徴としてはそれらのライバルのようにハイブリッド車を採用せず、ディーゼルエンジン車をラインナップしていることです。
価格帯としては2,678,500~3,806,000円と幅広く、エンジンタイプが3種類もあるためにグレード数が多くなっています。
グレード | 駆動
方式 |
エンジン | ミッション | 消費税込み
車両本体価格(円) |
20S Smart Edition | 2WD | SKYACTIV-G 2.0 | 6EC-AT | 2,678,500 |
20S Smart Edition | 4WD | 〃 | 〃 | 2,909,500 |
20S Proactive | 2WD | 〃 | 〃 | 2,909,500 |
20S Proactive | 4WD | 〃 | 〃 | 3,140,500 |
20S Black Tone Edition | 2WD | 〃 | 〃 | 3,041,500 |
20S Black Tone Edition | 4WD | 〃 | 〃 | 3,272,500 |
20S Field Journey | 4WD | 〃 | 〃 | 3,234,000 |
25S L Package | 2WD | SKYACTIV-G 2.5 | 〃 | 3,201,000 |
25S L Package | 4WD | 〃 | 〃 | 3,432,000 |
25S Sports Appearance | 2WD | 〃 | 〃 | 3,256,000 |
25S Sports Appearance | 4WD | 〃 | 〃 | 3,487,000 |
25S Exclusive Mode | 2WD | 〃 | 〃 | 3,525,500 |
25S Exclusive Mode | 4WD | 〃 | 〃 | 3,756,500 |
XD Smart Edition | 2WD | SKYACTIV-D 2.2 | 6EC-AT/6MT | 2,997,500 |
XD Smart Edition | 4WD | 〃 | 〃 | 3,228,500 |
XD Proactive | 2WD | 〃 | 〃 | 3,228,500 |
XD Proactive | 4WD | 〃 | 〃 | 3,459,500 |
XD Black Tone Edition | 2WD | 〃 | 6EC-AT | 3,360,500 |
XD Black Tone Edition | 4WD | 〃 | 〃 | 3,591,500 |
XD Field Journey | 4WD | 〃 | 〃 | 3,553,000 |
XD L Package | 2WD | 〃 | 6EC-AT/6MT | 3,520,000 |
XD L Package | 4WD | 〃 | 〃 | 3,751,000 |
XD Sports Appearance | 2WD | 〃 | 6EC-AT | 3,575,000 |
XD Sports Appearance | 4WD | 〃 | 〃 | 3,806,000 |
ガソリンとディーゼルどっち?
CX-5を購入しようとする人がまず気にするのが、ガソリンとディーゼルのどちらにするかです。
ガソリン車は2.0L(SKYACTIV-G 2.0)と2.5L(SKYACTIV-G 2.5)がありますが、2,678,500円~、2.5L車は3,201,000円~となっており、グレードが異なるのでエンジンの違いだけの差ではありませんが、エントリーグレード同士を比べると約52万円の差となっています。
そしてディーゼルエンジン車(SKYACTIV-D 2.2)は、2,997,500円~という価格設定となっています。これは2.0Lガソリン車の同グレードと比べると約32万円の差がありますが、2.5Lガソリン車よりは約20万円安いということになります。
また、車両価格以外でもディーゼル車は燃費がガソリン車より優れており、しかも燃料も安価な経由ということでランニングコストが低いというメリットがあります。
しかしガソリン車、特に2.0L車の価格の安さは初期費用が安く済み魅力的です。頻繁に長距離ドライブをする必要のない方なら2.0Lガソリン車の方が経済的と言えるでしょう。
ライフスタイルで選ぶ2WDと4WD
エンジンのつぎに考えるのが2WDと4WDという駆動方式ですが、SUVというと4WDと考えるのはもはや昔の話。一部のクロカンと呼ばれるヘビービューティーなSUV、例えばジープとかランクルなどは別として、CX-5のようなクロスオーバーSUVの場合は2WDが主流になっています。
理由としては制御技術が進化したことと最低地上高が高めに設定してあれば、2WDでも日常的な雪道や悪路でも安心して走行できるようになったことが大きいでしょう。
2WDと4WDのは価格差は約39万円とけっして小さくなく、ひとつ上のグレードの2WD車が購入できます。
ただし、マツダの4WDシステムの「i-ACTIV AWD」の評価は高く、ドライバーの操舵に応じて前後荷重状態を最適化して思い通りのコーナーリングが可能となります。もし、降雪地域にお住まいであったり、ウインタースポーツを積極的に楽しむライフスタイルなら、グレードを落としてでも4WDを選ぶのは間違いではありません。
お買い得な特別仕様車はこれ!
以上のことを踏まえておすすめするなら、コストパフォーマンスに優れた特別仕様車を選ぶべきでしょう。現在CX-5には、Smart Edition、Black Tone Edition、 Field Journey、Sports Appearance、Exclusive Modeという5つの特別仕様車があります。
お買い得なCX-5の最右翼はガソリン2.0Lと、ディーゼル車に設定されるSmart Editionです。20S Smart Editionは260万円台、XD Smart Editionはディーゼル車で唯一300万円を切るリーズナブルプライスでありながらも必要な装備は十分。外観からわかる上級グレードとの差もほとんどないのも嬉しい。
CX-5はアウトドアシーンよりも都会が似合うスタイリッシュなクロスオーバーSUV。でも、4WDでもっとワイルドなSUVに乗りたい人にはField Journeyがおすすめです。
Field Journeyは20SとXDの Proactiveをベースとし、ブラックに変更したフロントグリルやシルバー塗装のバンパーセンターとサイドガーニッシュを装備。さらにアルミホイールはグレーメタリック塗装を採用してオールシーズンタイヤを採用したワイルドな外観となります。また、MI-DRIVEには専用機能として「OFF-ROAD」モードが備わっています。
このような装備が加わって、車両価格はベースのProactiveより93,500円アップの3,234,000円なので4WDを選びたいならおすすめの特別仕様車です。
まとめ
CX-5は数ある国産SUVの中でも、スタイリッシュさと走行性能が高く評価されている一台です。どのグレード、どのエンジン仕様を選んでも満足できますが、自分のライフスタイルと懐事情を良く考えた車選びをしてください。