キャデラック CT6は巨体でありながらも走りも俊敏なセダンだった！

2016年10月に日本市場に投入されたCT6は、全長5.2mに迫るキャデラックの誇る大型FRセダンです。

日本では高級セダンの代名詞とされるキャデラックの大型セダンは、一体どんな車なのでしょうか？

詳しくご紹介します。

これまでのアメ車とは違う！世界基準のラグジュアリー

アメリカ車を代表するブランドのキャデラックですが、近年ではメルセデスやBMWといった欧州勢に押され、日本でも高級セダンとしての存在感が薄くなっていました。

しかし、キャデラック CT6はそのアメリカ車の殻を脱ぎ捨て、完全にヨーロッパ市場も視野に入れ、欧州勢にも負けない完成度となったラグジュアリーセダンとなっています。

フルサイズサルーンのCT6の登場によって挽回し、その完成度によって世界市場を席巻するまでになりました。

世界中のラグジュアリーカーを相手にするCT6のデザイン

エッジの効いたラインは、世界中のどんなVIPにも似合いそうな雰囲気があり、初めて目の前にすればその存在感に圧倒されます。

しかし、決して人を寄せ付けないようなこれまでのアメリカ製ラグジュアリーカーではなく、自ら運転したくなる躍動感も感じられます。

これは、欧州車のような感覚なのです。

質感も世界規準なCT6

ドアを開けるとこれまでのアメリカ車のラグジャリー一辺倒ではなく、欧州車のように本革とウッドの質感の良さが強まります。

ダッシュボードにはナイトビジョンなど最新機能が装備され、直感的に使用できるタッチパネル式モニターは、Apple CarPlayにも対応したり、非接触充電システムのワイヤレスチャージングなど最新装備もあります。

また、ホワイトのレザー製フロントシートが大柄であるものの、サポート性にも優れヒーターや冷風ベンチレーションも装備しています。

その他にも20wayある電動調整も可能で、快適性と機能性も十分です。

そしてフルサイズセダンゆえに運転席以上に快適な性が求められるリヤシートには、マッサージ機能付きの電動リクライニング機能を装備と、至れり尽くせりです。

さらに、開放感抜群の“ウルトラビューパノラミック電動サンルーフ”も用意されています。

安全装備も世界基準なCT6

安全装備では、360度を映し出すサラウンドビジョン、歩行者対応ブレーキ、そしてナイトビジョンを装備し、ACCやレーンキープアシストなど先進技術も世界基準になっています。

走りこそ新しい時代のキャデラック

そのCT6のドライバビリティも欧州製に負けていません。340psのパワーと386Nmのトルクに加えて、アメ車らしからぬ軽量ボディであり、フルサイズセダンにとって必要にして十分。

また、フュージョンフレームと呼ばれるボディ構造は剛性感が高くいことで、かつてのアメ車の定石であったフワフワ感はなく、ピッチングが細かく起こる道でも確実に振動を抑え込んでいます。
駆動方式は4WDのみの設定ということも安心感があります。

キャデラックCT6のスペックと価格

ボディサイズ	全長5,190mm× 全幅1,885mm× 全高1,495mm
ホイールベース	3,110mm
エンジン・総排気量	V型6気筒・3649cc
最高出力	250kW（340ps）/6900rpm
最大トルク	386Nm（39.4kgm）/5300rpm
トランスミッション	8速AT
駆動方式	AWD
新車時車両本体価格(消費税込み)	998万円