オフロードで大人気のジムニー。
『5ドアジムニー』の開発を願う声が多数あった中、とうとう5ドアジムニーの開発が始まりました。
軽自動車のオフロードカーとして非常に多くの人々からの維持があるジムニーですが、今回ジムニーシエラをベースとした5ドアジムニーの開発が進められています。
そんなジムニーの歴史から、5ドアジムニーについてまでを解説していきます。
ジムニーとは
ジムニーの始まりは、1970年代のLJ11型から。
ジープ以来の伝統的な四輪駆動車の構成を維持し、小型で軽量なため、オフロードカーとして多くの人々からの維持があります。
強度と耐久性を重視した車体は、ラダーフレームを使用し続け、固定軸のサスペンションを採用。
更に大径タイヤを採用することで、舗装路のみならず、未舗装路での走破性にも長けた造りとなっています。
そんなジムニーですが、どんな歴史があるのか、見ていきましょう。
ジムニーの歴史
ジムニーの開発のきっかけは『ホープ自動車』。
ホープ自動車は、今は亡き軽オート三輪の先駆メーカーであり、このメーカーがなければジムニーは誕生しなかったと言っても過言ではありません。
ジムニーの原型となった自動車が、ホープ自動車の『ホープスターON』。
1968年に、スズキ自動車の常務であった鈴木氏と、ホープ自動車の小野氏が試行錯誤を重ねて作り上げたのがジムニーです。
ホープスターONをベースとし、スズキのエンジンやミッション・デフなどを利用し造り上げたジムニーが、1970年に発売されたLJ10型でした。
ジムニーの概要
スズキが1970年代から販売している軽自動車。
基本的に軽自動車である『ジムニー』が王道でありますが、軽ではなく乗用車として『ジムニーシエラ』『ジムニーワイド』などもラインナップにあります。
ジムニーのスペックについて紹介します。
・ジムニー
駆動方式:パートタイム4WD
トランスミッション:4AT・5MT
全長:3,395mm
全幅:1,475mm
全高:1,725mm
室内寸法:長さ1,795mm・幅 1,300mm・高さ 1,200mm
ホイールベース:2,250mm
車両重量:1,030~1,040kg
燃費性能:12.4~16.4km/L
現在販売されているジムニー、JB64W型の価格です。
XCグレード 価格:1,776,500円~(4WD 5MT)
1,903,000円~(4WD 4AT)
XLグレード 価格:1,611,500円~(4WD 5MT)
1,738,000円~(4WD 4AT)
XGグレード 価格:1,485,000円~(4WD 5MT)
1,611,500円~(4WD 4AT)
また、ジムニーシエラをベースに5ドアジムニーが開発されていると予想されますので、ジムニーシエラの概要についても紹介します。
・ジムニーシエラ
駆動方式:パートタイム4WD
トランスミッション:4AT・5MT
全長:3,550mm
全幅:1,645mm
全高:1,730mm
室内寸法:長さ1,795mm・幅 1,300mm・高さ 1,200mm
ホイールベース:2,250mm
車両重量:1,070~1,090kg
燃費性能:12.5~15.7km/L
現在販売されているジムニーシエラ、JB74W型の価格です。
JCグレード 価格:1,958,000円~(4WD 5MT)
2,084,500円~(4WD 4AT)
JLグレード 価格:1,793,000円~(4WD 5MT)
1,919,500円~(4WD 4AT)
ジムニーの5ドアは発売される?
5ドアジムニーの開発は始まっているとのことで、海外でもカモフラージュ車両の試走がおこなわれているのが目撃されています。
5ドアジムニーは、早ければ2022年に登場すると言われていますが、それがズレることを予想できます。
理由は2つ。
1つ目は、ジムニーは大人気車両のため、現在も納期が1年待ちとなっている中での発表はリスクがあること。
状況は少しずつ改善されてはいますが、工場がひっ迫している中で新型ジムニーを発表するとなると、更に状況が悪化してしまうのが目に見えています。
そこから考えると、生産状況が落ち着いてからの発表となるのではないでしょうか。
2つ目は、新型コロナウイルスの影響による半導体不足や部品供給の遅れ。
これらから考えると、2022年に5ドアジムニーの発売は厳しいと感じられます。
よって5ドアジムニーは、2023年以降になることが予想されます。
ジムニーが発売された場合の納期予想
上記で紹介したように、ジムニーは人気車両のため、現在の納期待ちは1年以上。
更に、5ドアジムニーとなると、多くの人が待ちわびていた車両なので、今以上にジムニーを購入をする人が増えると安易に予想できますので、長納期になるでしょう。
『東京オートサロン2022』で学生たちが制作した5ドアジムニーを公開!
2022年の東京オートサロンでは、日本自動車大学校の学生が5ドアジムニーを制作して公開するとのこと。
5ドア化するため、ジムニーシエラのボディを延長し、6インチのリフトアップを施します。
ジムニーファンにとっては、楽しみでなりません。
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