2018年3月に日本で発売された三菱「エクリプスクロス」は、コンパクトクロスオーバーSUVとして人気ある車種です。
それに対抗してか、2021年4月にホンダ「ヴェゼル」が新型を発売しました。
お互いコンパクトSUVかつ価格帯も近いため、ライバルと言われています。
そんな両車ですが、どのような仕様や特徴があるのでしょうか。
本記事では、三菱「エクリプスクロス」とホンダ「ヴェゼル」を比較していきます。
コンパクトSUVが好きな人、エクリプスクロスかヴェゼルで迷っている人は、ぜひ最後までご覧ください。
エクリプスクロスとヴェゼルの仕様比較
まずは、両車の仕様を見てみましょう。
エクリプスクロス(PHEVモデル) | ヴェゼル(e:HEV PLay) | |
サイズ | 4545×1805×1685mm | 4330×1790×1590mm |
ホイールベース | 2670mm | 2610mm |
重量 | 1900〜1920kg | 1400kg |
総排気量 | 2.359cc | 1496cc |
エンジン最高出力 | 94kW(128ps)/4500rpm | 78kW(106ps)/6000-6400rpm |
エンジン最大トルク | 199Nm(20.3kgm)/4500rpm | 127Nm(13.0kgm)/4500-5000rpm |
モーター最高出力 | 60(82)/70(95) | 96kW(131ps)/4000-8000rpm |
モーター最大トルク | 137kW(14.0kgm)/195kW(19.9kgm) | 253Nm(25.8kgm)/0-3500rpm |
燃料 | レギュラー・43L | レギュラー・40L |
燃費 | 16.4km/L | 24.8km/L |
価格 | ¥3,848,900〜 | ¥3,298,900〜 |
両車ともコンパクトSUVというカテゴリーではありますが、サイズはエクリプスクロスのほうが大きいです。
それに伴って、総排気量や車両重量もヴェゼルと比較すると、エクリプスクロスのほうが大きくなります。
一方、ヴェゼルはエクリプスクロスより車体が小さいため、その分排気量が少なく、燃費が良いです。
また、エンジン最大トルクがエクリプスクロスのほうが大きく、力強い走りを実現できます。

スポーティーさがあるのはエクリプスロス
SUVと言えば、どんな道でもスイスイ走ることができるスポーティーさが売り。
では、どちらのほうがスポーティーさがあるのでしょうか。
結論から言うと、エクリプスクロスのほうがスポーティーさに優れています。
特に、三菱 エクリプスクロスの「PHEV」モデルは、日常のほとんどのシーンをEVとして走ることができます。
これにより、普通の舗装路における走行フィールと性能もかなり良く、走行性に優れているのです。
ヴェゼルに関しては燃費性能が良く、走行性も優れていますが、力強い走りという点ではエクリプスクロスには劣ります。
よって、エクリプスクロスはスポーティーさがあると言えるのです。
乗り心地の良さはヴェゼル
SUVらしいパワフルな走行性能こそエクリプスクロスに軍配は上がりますが、乗り心地の良さはヴェゼルのほうが優れています。
ヴェゼルは、内装の質感を重視した作りとなっているので、シートの座り心地の良さや水平基調のデザインにより高級感を演出しています。
また、荷室の広さが十分にあるので、レジャーやアウトドアにも適した車です。
エクリプスクロスも居住性はありますが、高級感ある室内と乗り心地が良いヴェゼルに軍配が上がります。
まとめ
今回は、三菱エクリプスクロスとホンダヴェゼルの比較について解説してきました。
仕様には大きな差はありませんが、両車のコンセプトが違うことがわかります。
SUVらしく、走行性能が極めて優れている車を選びたい人は、エクリプスクロスがおすすめできます。
一方、走行性能より乗り心地の良さを求める人はヴェゼルのほうが良いと言えます。
まずは、車に求める機能やデザインなどをあらかじめ決めておき、どちらが自分に合った車かを選びましょう。