ホンダで人気な車といえばコンパクトカーであるフィット。
発売されてからわずか1ヶ月で、約48,000台が売れたほどの人気ぶりです。
そんなフィットですが、実は似た車がホンダには存在します。
その名が「シャトル」。
よく見ればフィットとは見た目が違うとわかりますが、パッと見よく似ています。
そのため、フィットとシャトルは似ていると認知されているのです。
では、フィットとシャトルの違いはどこにあるのでしょうか?
この記事では、フィットとシャトルの仕様と特徴を踏まえて、違いを解説します。
フィットとシャトルどちらかを購入検討している人は特に必見ですので、ぜひ最後までご覧ください。
フィットとシャトルの仕様比較
両車似ているとはいえ、多少の仕様は異なるものです。
フィットとシャトルの仕様を下記にまとめてみました。
フィット | フィットシャトル | |
全長 | 3,990~4,045mm | 4,400mm |
全幅 | 1,695mm | 1,695mm |
全高 | 1,525~1,550mm | 1,545~1,570mm |
ホイールベース | 2,530mm | 2,530mm |
最低地上高 | 135~150mm | 130~145mm |
車両重量 | 1,010~1,150kg | 1,130~1,300kg |
乗車定員 | 5名 | |
室内寸法(長さ/幅/高さ) | 1,935mm×1,450mm×1,280mm | 1,925mm×1,450mm×1,290mm |
エンジン | 直列4気筒DOHC | |
総排気量 | 1,317~1,496cc | 1,496cc |
エンジン最高出力 | 【ハイブリッド車】 81kW[110PS]/6,000rpm 【1.3Lガソリン】 73kW[100PS]/6,000rpm 【1.5Lガソリン】 97kW[132PS]/6,600rpm | 【ハイブリッド車】 81kW[110PS]/6,000rpm 【1.5Lガソリン】 97kW[132PS]/6,600rpm |
エンジン最大トルク | 【ハイブリッド車】 134N・m[13.7kgf・m]/5,000rpm 【1.3Lガソリン】 119N・m[12.1kgf・m]/5,000rpm 【1.5Lガソリン】 155N・m[15.8kgf・m]/4,600rpm | 【ハイブリッド車】 134N・m[13.7kgf・m]/5,000rpm 【1.5Lガソリン】 155N・m[15.8kgf・m]/4,600rpm |
モーター最高出力 | 【ハイブリッド車】 22kW[29.5PS]/1,313-2,000rpm | |
モーター最大トルク | 【ハイブリッド車】 160N・m[16.3kgf・m]/0-1,313rpm | |
燃費性能(JC08モード) | 19.2~37.2km/L | 19.6~34.4km/L |
トランスミッション | CVT/7AT/5MT | CVT/7AT |
大きな違いは、車の全長です。
フィットは、コンパクトカーであるため4,000㎜ほどとなります。
対してシャトルは、どのタイプも4,400㎜と長いです。
コンパクトカーの明確な定義はわかりませんが、高さも幅もシャトルの方があります。
フィットよりシャトルの方が車内が広いと言えるでしょう。
エンジン・総排気量・エンジン最高出力・エンジン最大トルク・モーター最高出力・モーター最大トルクはすべて同じとなります。
燃費もほとんど変わらないですが、最高燃費はフィットの方が良いです。
背景としては、フィットの方が車体が軽いため、走行する際のエネルギーが少なくなります。
よって、若干ではありますがフィットの方が燃費性能は良いと言えます。
フィットの特徴
フィットの主な特徴は下記の通りです。
・ボディスタビライジングシート搭載
・室内が意外に広い
・エンジンパワーがある
それでは、順番に解説していきます。
ボディスタビライジングシート搭載
現行モデルのフィットには、ボディスタビライジングシートが搭載されています。
このシートは、「疲れにくい」「快適性」を目的として開発されました。
長時間運転すると、腰とお尻に負担がかかりますが、このシートは体にフィットするような作りとなるので、体への負担を軽減できます。
よって、疲労が溜まりにくいため快適に運転しやすいのです。
室内が意外に広い
シャトルの方が広いですが、フィットの室内も広く感じます。
コンパクトカーという位置づけのフィットなので、一見狭いイメージがあります。
しかし、全長は最高で4,000㎜、高さも1,550㎜あり、競合であるコンパクトカーと比較すると広いことがわかります。
室内が広ければ、運転も快適にできるでしょう。
エンジンパワーがある
E:HEVと呼ばれるハイブリッドは、1.5Lエンジン+2モーターのハイブリッドシステムという構成となります。
そのため、快適で余裕のある走行性能が味わえます。
一般的なコンパクトカーは8秒以上するところが、フィットのハイブリッドモデルの0-100km/hの加速タイムは「7.3〜7.9秒」です。
コンパクトカーの中では加速度が速いと言えます。
シャトルの特徴
次に、シャトルの特徴です。
主に、以下の3つが特徴となります。
・燃費が良い
・上質な室内
・室内が広い
それでは、順番に解説していきます。
燃費が良い
シャトルの燃費は、フィットと比較しても大差ありません。
つまり、フィットの燃費は良いため、シャトルの燃費も良いです。
シャトルには、1.5Lエンジンに薄型高出力のモーター・ダイレクトな加速感が楽しめる7速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせたハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-DCD」を採用しています。
そのため、低燃費が実現できているのです。
上質な室内
シャトルの内装はブラック基調でまとめられ、落ち着きのある印象です。
シートのカラーはブラックとブルーの2種類。
ブラック一色のインテリアとなっている車は多いですが、程よいブルーカラーを入れることで、スタイリッシュな空間を味わえます。
よって、上質な室内となるのです。
室内が広い
仕様比較でお伝えしましたが、シャトルはフィットより室内が広いです。
シャトルは、5ナンバーサイズにも関わらず、広くて使いやすいキャビンが大きな特徴です。
さらに、荷室と後席を倒すことで、より室内を広くすることができます。
室内の広さを調節できるのはかなり魅力的で、アウトドアにも適した車と言えるでしょう。
まとめ
フィットとシャトルの違いは大差ないですが、どちらもコンパクトカーながらも室内が広いです。
フィットとシャトルの仕様と特徴を踏まえて、ぜひ購入検討してみてください。
また、過去にフィットの魅力について書いている記事がありますので、そちらもあわせて読んでいただけたらと思います。