三菱が誇るスポーツカーランサーエボリューション、ランサーの基本はセダン車と言われています。日本でもランサーエボリューションが近々復活するのではないのかという噂が賑わっております。今回はランサーシリーズについて迫っていきます。
三菱ランサーの特徴
三菱ランサーはどんな車?
ランサーは、三菱自動車工業が生産販売しているコンパクト乗用車です。同社のスポーツセダンのランサーエボリューションや商用車のランサーカーゴなどのベース車両であり、幅広いバリエーションを持つ車です。
1973年にランサーが誕生して以降、三菱を代表する車種になりました。
7代目からは、日本国内での名称をギャランフォルティスに変更して販売されています。
ランサーのキャラクター
三菱・ランサーの特徴は、1つの車種に様々なキャラクターがあることです。商用車やファミリーカー、スポーツカーなど大きく3つのモデルに分けられて、それぞれのモデルにはそのモデルにしか達成できない役割を持ちます。
荷物を沢山積むなら「ランサーカーゴ」、家族とのドライブなら「ランサー」、走行性能を極限まで追求したいなら「ランサーエボリューション」というように、ランサーは様々な用途に対応できるベース車として、クルマの基本を磨いてきた車種です。
世界に誇る「ランサーエボリューション」
三菱・ランサーは、ランサーエボリューションという三菱のスポーツセダンのベース車両として使用されており、エンジンは直列4気筒2000ccターボを採用し、馬力:280~300PS、最大トルク:30.0~43.0kg-mというハイパワーを発揮しました。
ランエボという略称で、世界中から高い評価を得て、世界ラリー選手権(WRC)にも出場し活躍していました。
三菱ランサーの歴代モデル
三菱・ランサーは誕生から約40年以上の歴史を築いてきました。そのランサーの歴代モデルを紹介します。
初代(1973年-1979年)駆動方式はFRで誕生しました。4ドアだけでなく2ドアの設定も販売していました。
2代目(1979年-1987年)ランサーEXという名称になりました。4ドアセダンのみの設定になりました。
3代目(1988年-1991年)名称がランサーに戻り、三菱ミラージュの姉妹車となりました。
4代目(1991年-1995年)ベースをミラージュと共有化しました。このモデルからランエボシリーズが設定されました。
5代目(1995年-2000年)ベースを完全にミラージュと同一化します。
6代目(2000年-2010年)ミラージュと統合され、前期型はランサーセディアという名称で販売、後期型は名称をランサーに戻しました。
7代目(2007年–)車種名をランサーからギャランフォルティスに変更しました。
三菱ランサーの歴代中古車価格
三菱・ランサーの歴代別中古車価格を紹介します。全体の中古価格相場は約10~110万円です。また、ギャランフォルティスの相場は約30~250万円です。ランエボシリーズの相場は約69~570万円
初代(1973年-1979年[1])不明
2代目(1979年-1987年)不明
3代目(1988年-1991年)不明
4代目(1991年-1995年)不明(ランエボ初代)69万~260万円
5代目(1995年-2000年)15~43万円 (ランエボ2代目)40万~235万円
6代目(2000年-2010年)15~53万円 (ランエボ3代目)50万~457万円
7代目(2007年–)30~249万円 (ランエボ4代目)150万~570万円
おすすめのモデル
三菱・ランサーのおすすめモデルとグレードは、「ランサーエボリューションVII GT-A」です。このモデルは、ランエボシリーズに属し2.0L直列4気筒ターボエンジンを搭載しています。ランエボ初のオートマチックを採用していました。最高出力:272PS/6,500rpm、最大トルク:35.0kg-m/3,000rpmを発揮し、ランサーの基本性能とランエボのパワフルな運動性能を実現します。また、このモデル最大のおすすめポイントは、オートマチックであることです。AT限定免許の人でも、本格的なスポーツカーを操るドライビング感覚を楽しむことができます。
歴代モデルの燃費
三菱・ランサーとギャランフォルティス、ランエボの燃費を紹介します。
ランサーとギャランフォルティスの燃費は1.8~2.0LのNAエンジンで、10モード/10・15モード燃費10.0~15.8km/リットルです。
ランエボの燃費は2.0Lターボエンジンで、10モード/10・15モード燃費8.3~11.5km/リットルです。
おすすめモデル「ランサーエボリューションVII GT-A」の燃費は、約9.0~10.0/リットルです。
おすすめモデルの維持費
三菱・ランサーエボリューションの維持費を紹介します。年単位でかかる費用と、毎月にかかる費用の2種類を紹介します。
・年単位でかかる費用
自動車税:39500円
車検代:6~14万円
・毎月かかる費用
ガソリン代(1年1万km&カタログ燃費×軽油110円、レギュラー120円、ハイオク130円、):12037円
駐車場代:1万円
任意保険代(年齢30歳、免許証ブルー、30歳以上限定、本人限定、車両保険無し、新規で申込、年間走行距離11000km以下):6385円
オススメのオプション
付いていてほしいオプション①
三菱・ランサーエボリューションのおすすめしたい1つ目のオプションは、「カロッツェリア・楽ナビAVIC-RZ900」です。価格は66000~86400円です。
ランサーシリーズは、基本的にカーオーディオやナビが装備されていないので、納車後にメーカー製のナビを装着することをおすすめします。
また、カロッツェリアのカーナビは品質が高く、性能が良いのでお勧めしたいカーナビシステムです。
付いていてほしいオプション②
三菱・ランサーエボリューションのおすすめしたい2つ目のオプションは、「フロアカーペット」です。価格は約2~3万円です。
フロアカーペットは、室内を綺麗に保つのに有効なアイテムです。三菱ランサーに限らず、多くのマイカー購入者が購入するアイテムですが、ランサーエボリューションのフロアカーペットには、アルミ製ネームプレートとペダル操作による耐摩耗性に優れたラバー製ヒールパッドが付いており、実用性があるおすすめアイテムです。
付いていてほしいオプション③
三菱・ランサーエボリューションのおすすめしたい3つ目のオプションは、「ハロゲンフォグランプ」です。価格は4~5万円です。
12ボルト55ワットのハロゲンフォグランプは、夜間走行において前方の視界を確保します。また、雨や雪、濃霧などの様々なコンディションでもその効果を発揮し、安全性の向上とドライバーのサポートに貢献します。
まとめ
三菱・ランサーは、三菱自動車が作り上げた車の基本に忠実なコンパクト乗用車です。
「ランサー」、「ランサーカーゴ」、「ランサーエボリューション」等のバリエーション豊富なラインナップには独自の個性と魅力を秘めています。
ランサーエボリューションは最終型の生産終了以降、中古価格の相場が上昇傾向にあり、生産終了後でも高い人気を得ています。
ランサーエボリューションの復活も噂されていますが、中古車でランサーベースの旧式ランエボをあえて購入するのも面白いかもしれません。