こちらではJeep(ジープ)ブランドで現在も人気のSUV「チェロキー」を紹介していきます。
今回はその「チェロキー」の中でも、当時日本国内でも一世を風靡した2代目チェロキーXJの魅力を紹介させていただきます。
チェロキーXJは中古市場で現在安く入手することができますので、魅力を伝えるとともに中古のおすすめ車両についても紹介していきたいと思います。
チェロキーとは
当時「Jeep」ブランドを製造していた米国の自動車メーカーAMC(アメリカン・モーターズ)が、「ジープ・ワゴニア」の2ドアスポーツワゴン版として発売したのが「ジープ・チェロキー」です。
「チェロキー」の名前の由来は、ネイティブ・アメリカンの一部族「チェロキー族」からきています。その勇猛果敢なチェロキー族のイメージが、ワイルドなイメージのSUVにマッチするという理由から名付けらせたそうです。
チェロキーの歴史
チェロキーの歴史は、1974年にAMCが初代「チェロキーSJ」を発売したことから始まります。その後40年以上経つ現在までに5つのモデルが登場しました。
現在新車販売されているモデルは、2013年から製造されている「チェロキーKL」です。ここでは、今までに登場した5モデルを簡単に紹介していきます。
初代SJ(1974年~’83年)
引用:Unsplash
AMCによって、1974年、4ドアフルサイズ・ジープであるワゴニアSJをベースに2ドア化したモデルが初代となるチェロキーSJです。
SUVの元祖的モデルであり、いかにもアメリカンなスタイルでした。
2代目XJ(1984年~2001年)
初代SJのコンパクト化を計った2代目XJは、世界初のコンパクト4ドアSUVです。また、ユニフレーム構造やシフトオンザフライ対応するフルタイム4WDシステムなど、多数の「世界初」が搭載されました。
この2代目は17年間というチェロキーで一番長い期間販売され、日本でも一番売れたモデルになります。
3代目KJ(2001年~’07年)
3代目KJは、今までよりも丸みを帯び、さらにカジュアルなデザインへと変更され、コイルスプリングやサスペンションが改良されたことで、快適性・安全性が向上したモデルへと進化しました。
アメリカでは「ジープ・リバティ」として販売されましたが、アメリカ本国以外では「チェロキー」として販売されました。
4代目KK(2008年~’12年)
4代目にあたるKKは、2007年ニューヨーク国際オートショーで発表され、2008年から販売されました。
丸みを帯びた3代目のKJから、2代目XJを彷彿させる直線的なワイルドな雰囲気のデザインに変更されています。
「ジープ・コマンダー」と非常に似たデザインになっています。
こちらもアメリカでは「ジープ・リバティ」として販売されましたが、アメリカ本国以外では「チェロキー」として販売されました。
5代目KL(2013年~)
現行車である5代目チェロキーKLは、アメリカ本国でも2代目以来の「チェロキー」として、全世界で発売されました。
KLのデザインは、今までのチェロキーから大きく変更され近代的な雰囲気へと変貌しています。
アメリカ車としては初の「日本カー・オブ・ザ・イヤー」の「10ベストカー」を受賞しました。
2代目チェロキー(XJ)の魅力
上記で現在までに販売された「チェロキー」の5モデルを簡単に紹介してきましたが、ここでは2代目チェロキーXJをピックアップして魅力を紹介していきます。
上記でも触れましたが、2代目のチェロキーXJは、17年間もの長い間販売されたため、度重なるマイナーチェンジが行われています。下記の15回のアップデートが行われました。
• E-7W (1984年~’86年) ⇒ 【1984年】
• E-7M (1987年~’90年) ⇒ 【1987年】【1989年】【1990年】
• E-7MX (1991年~’96年)⇒ 【1991年】【1992年】【1993年】【1994年】【1995年】【1996年】
• E-7MX (1997年~’99年)⇒ 【1997年】【1998年】【1999年】
• GF-7MX(2000年~’01年)⇒【2000年】【2001年】
外観のデザインの変更はあまりされていませんが、標準装備の内容が細かく変更になっています。
チェロキーXJの特徴としては全体的に角ばったデザインが特徴的で、現代の車には少ないワイルドな雰囲気を醸しだしています。
前後リジットサスで「コマンド・トラック」と呼ばれるAMC社独自のパートタイム4WDトランスファー装置を装備し、走行中でも2WDから複数の4WDモードへの切換え可能で、オンロードからオフロードまで走行性能も良好です。
上記で説明しましたが、チェロキーXJは15回ものマイナーチェンジが行われたため、やはり一番のおすすめは、XJの最終進化系となるチェロキーXJのGF-7MX(2000年~’01年)モデルです。
チェロキーXJを購入を検討される際には、各車両の状態を販売店に確認することは当然のことですが、上記のことを踏まえて検討してみてはいかがでしょうか?
Ancarで出品中のチェロキー
現在Ancarでは以下の「ジープ・チェロキー」が出品されております。
しかも現在、記事の中でおすすめしたチェロキーXJのGF-7MX(2000年~’01年)モデルが2台出品されています!
是非、この機会に、ご検討していただければ幸いです。
この記事をお読みになった際、すでに成約済みの場合はご容赦ください。
詳細:https://www.ancar.jp/cars/2876
詳細:https://www.ancar.jp/cars/3482
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まとめ
今回はチェロキーの歴史に触れるとともに、Jeep2代目チェロキーXJの魅力についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
アメリカンスタイルでクラシカルでもあり、今の車には、あまり無い角ばったボディが、他とは違う個性として光る2代目チェロキーXJの魅力を感じていただけましたでしょうか?
中古でお手頃価格で入手できる、「チェロキーXJ」に興味を持っていただけたなら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ライター:Ancar編集部 呉東和虎