クーペといえば、一般的にスポーツカーのイメージがあります。一口にクーペといっても種類もノッチバックタイプ、ファストバックタイプとさまざまです。また、各メーカーが開発したクーペにもそれぞれ特徴が出ています。本記事ではクーペについて紹介します。
クーペとは?
クーペとは流線型の美しいフォルムと走行を楽しめる車種です。
クーペといえば2ドアタイプの車種が多く、座席は1列目の主席部分がメインで後部座席があっても狭くなっているので2人乗りで楽しむ人が多い車種といえます。
また、クーペは流線型の美しいフォルムをしており、加えて車高が低くなっているため運転時の安定性があり、かつパワーもあるので運転を楽しみたい人や趣味性の高さを車に求める人におすすめです。
クーペの由来
クーペは2人乗りの馬車が由来となっています。
馬車といえば、昔乗り物として活躍していたものとして知られています。向かい合った座席のタイプの馬車をボックスシートと呼び、その馬車の片方の座席を無くしたタイプのものをカロッス・クペと呼びます。
この「クペ」はフランス語で「切られた」という意味があり、そこから2人乗で知られている車種「クーペ」の名前が日本語として定着しました。

国産車おすすめクーペ5選
日本の技術で作られたおすすめのクーペを紹介します。
クーペの由来などについて触れてきましたが、各メーカーはどのようなクーペを開発し、販売しているのでしょうか。
国産車のクーペには、国産メーカーがそれぞれ追求する、走行性能やボディなどに対するこだわりが特色となってよく表れています。
そういった、メーカーのこだわりを理解することで、自分にはどのようなクーペが向いているのかが分かります。
国産車おすすめクーペ1:2ドア・トヨタ 86
クーペをカスタマイズして楽しみたい人におすすめです。
トヨタ 86は2ドアタイプのクーペで、2012年に登場しました。2ドアタイプで美しい流線型のフォルムをしており、一目見ただけでもスポーツカーと認識できるような見た目の美しさをしています。
そして、このトヨタ 86には自分でカスタマイズできるという特徴があります。自分でカスタマイズし、スポーツカーを完成させたい人におすすめの車種といえます。
国産車おすすめクーペ2:2ドア・スバル BRZ
スバル BRZは完成度の高いスポーツカーを手に入れたい人におすすめです。
スバル BRZは、スポーツカーとしての流線型を活かした上質的なフォルムを持ち、かつ軽快さのある走行を楽しめるようになっています。
トヨタ 86はカスタマイズするタイプのクーペですが、対照的にスバル BRZはスポーツカーとして完成しており、そのまま走行を楽しめるようになっています。自分で手を加えないでクーペを楽しみたい人におすすめです。
国産車おすすめクーペ3:2ドア・日産 フェアレディZ
2ドア・日産 フェアレディZは走行に趣を持ちたい人におすすめです。
フェアレディZは1960年から登場しており、現在も根強い人気を誇っているクーペです。その走行性には定評があり、走りに特化したクーペを求めている人にはおすすめの車種といえます。
また車名のフェアレディには「美しいお嬢さん」、Zには「未知への可能性と夢」という意味があり、フェアレディZは見た目の美しさも魅力の一つにあげられます。
国産車おすすめクーペ4:2ドア・レクサス RC
レクサス RCは重厚感と美しさを兼ね備えたクーペを求めている人におすすめです。
レクサスはトヨタが展開している高級車ブランドですが、故障率が低いなど車としての性能が高いことで知られています。そんなレクサスブランドからリリースされているのがレクサス RCです。
レクサス RCは重厚感のある雰囲気を醸し出しながら美しい流線型のフォルムをしているので、走る姿には美しさがあります。
国産車おすすめクーペ5:2ドア・ホンダ NSX
ホンダ NSXはハンドリングにこだわったスポーツカーを求める人におすすめです。
ホンダといえばF1に参戦していることもあり、エンジンやボディに関して、早く走るための技術に長けています。
そういった技術を持っているホンダが世に送り出したスポーツカーがNSXです。ハンドリングの素晴らしさもありますが、その加速力にホンダの魅力が詰まっていると言えるでしょう。
輸入車おすすめクーペ5選
輸入車のおすすめのクーペを紹介します。
さきほどは国産車のクーペを紹介しましたが、外国のメーカーが販売しているものにも、素晴らしい自動車がたくさんあります。
車体の外装から内装などさまざまところで輸入車メーカーには国産車のメーカーとは、また一味違う良さと魅力があります。
メーカーのこだわりはクーペにも表れており、そのこだわりを理解した上で購入すると、より自分好みのクーペを選ぶことができます。
輸入車おすすめクーペ1:2ドア・メルセデスベンツ Cクラスクーペ
メルセデスベンツ Cクラスクーペは低燃費で高スペックなクーペを求めている人におすすめです。
メルセデスベンツ Cクラスクーペは、メルセデスベンツ Cクラスセダンをモデルにスポーツカータイプにしたものです。
メルセデスベンツ Cクラスクーペは低燃費で高スペックを兼ね備えていますが、セダンタイプよりも全長を長くし、車高が低く設計されているなどより走行時により安定性が増すようになっています。
輸入車おすすめクーペ2:2ドア・メルセデスベンツ Eクラスクーペ
メルセデスベンツ Eクラスクーペは、ゆったりとした車内スペースを求める人におすすめです。
クーペといえば車内の広さよりも見た目の美しさや速さを優先させている車種が多くあります。ですが、メルセデスベンツ Eクラスクーペは広めの車内スペースになっているので、座席に座るとゆったりとした空間が感じられます。
また2ドア・メルセデスベンツ Eクラスクーペの外観にも、優雅さが漂っています。
輸入車おすすめクーペ3:4ドア・BMW 2シリーズ グラン クーペ
BMW 2シリーズ グラン クーペはスタイリッシュなクーペを求める人におすすめです。
BMW 2シリーズ グラン クーペは正面から見た時に引き締まった顔つきをしており、ボディ全体に走るラインは調和が取れていてスタイリッシュな印象を受けます。
4ドアということもあり、後部座席は大人が乗っても狭さを感じないような工夫が施されています。
輸入車おすすめクーペ4:2ドア・ジャガー F-TYPE
ジャガー F-TYPEは俊敏性のある操作性を求める人におすすめです。
ジャガー F-TYPEはハンドリングに俊敏性があるので満足感の高い運転を楽しめます。また、運転中の突き上げ感がないのでマイルドな乗り心地を体感できます。
ほかにも、ジャガー F-TYPEは心を虜にされるような美しい外観をしていますが、上質な内装にもこだわりを感じさせます。ナビゲーションなどを手元でコントロール可能な点も魅力の一つです。
輸入車おすすめクーペ5:4ドア・アウディ A5スポーツバック
アウディ A5スポーツバックは洗練されたデザインのクーペを求める人におすすめです。
アウディ A5スポーツバックはフロント部分やボディーライン、そしてサイドのデザインなど全体的に素晴らしい外装をしています。また、装備やボディカラーなども豊富なので自分好みのクーペをカスタマイズしたい人にもおすすめです。
ほかにもアウディ A5スポーツバックは高速走行時に爽快感を得られるような運転を楽しむことができます。
おすすめクーペの種類3選
おすすめのクーペの特徴について紹介します。
クーペといっても2ドアタイプのものや4ドアタイプのもの、フォルムの違いのあるものなどさまざまです。
それぞれに長所があり特徴が出ています。もしクーペを購入する際に、どのタイプのクーペを選べば良いか悩む人は特徴を理解した上で自分の好みのクーペを選ぶと良いでしょう。
ここでは、「ノッチバッククーペ」「ファストバッククーペ」「4ドア・クーペ」について紹介します。
おすすめクーペの種類1:ノッチバッククーペ
ノッチバッククーペは落ち着いた雰囲気のクーペに乗りたい人におすすめです。
ノッチバッククーペの『ノッチ』とは「段差」や「折れ」といいった意味を持っています。そのため、一般的な流線型のデザインをしたクーペよりもルーフパネルが水平できつめの角度を持ったリアウィンドウが特徴です。
そのためシルエットはセダンタイプに似ており、スポーツカータイプよりも落ち着いた雰囲気のクーペに乗りたい人に向いています。
おすすめクーペの種類2:ファストバッククーペ
ファストバッククーペはスポーツカータイプのクーペに乗りたい人におすすめです。
クーペといえばファストバッククーペを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。ファストバッククーペはリアの部分が流線形になっているので、見た目はエレガントさと美しさを感じさせます。
落ち着いた感じよりも、エレガントさやスポーツカータイプのクーペを求めている人にはファストバッククーペはおすすめです。
おすすめクーペの種類3:4ドア・クーペ
4ドア・クーペは美しさと実用性を兼ね備えたタイプのクーペに乗りたい人におすすめです。
4ドア・クーペの印象についてセダンと一緒ではないかという人もいるかもしれません。ですが4ドア・クーペはセダンよりも見た目の美しさを追及しながら、後部座席にドアを付けることで乗り降りがしやすくするなど実用性も兼ね備えるようになっています。
クーペのフォルムの美しさと実用性が欲しい人に4ドア・クーペはおすすめです。
クーペの特徴を理解して選ぼう
それぞれの特徴を理解してクーペを選びましょう。
本記事では国産や輸入車のクーペについて紹介しました。それぞれのクーペに特徴や長所となるものが随所に表れています。それは各メーカーのこだわりやコンセプトが、クーペに込められているからだと言えるでしょう。
ですので、それぞれのクーペの特徴を知ることにより、自分が求めている車と合致することができます。
是非、クーペの特徴を理解して自分好みのクーペを選びましょう。