コロナウイルスの影響で物やサービスのオンライン化が加速しています。コロナウイルスが収束した後もオンラインやリモートワークは社会に定着しそうな勢いです。今までオンラインで全くやっていなかったサービスもどうにかオンライン化をしたりといった事例も増えていますね。そんなオンライン化の一つですが、車のオンライン化は出来るのでしょうか。車を買いたいが、人との接触はあまりしたくないという人が大勢いらっしゃると思います。そこで今回は、車を全てオンラインで購入することはできるのかについてお話していきます。
車をオンラインで購入する方法
まず最初に結論から申しますと、納車時以外全てオンラインで車を購入することは可能です。では、どうすればオンラインで購入出来るのか、その方法について説明していきます。
メーカーのHPから直接購入
一番オーソドックスな方法はメーカーの公式HPから直接購入する方法です。日本の自動車メーカーではこの方法で新車販売をしている企業はまだありませんが、海外のメーカーでは使用されています。アメリカの自動車メーカー テスラを例にとってその手順を説明していきます。
1.テスラのモデルとオプションの選択
まずはHP上で自分の欲しい車種のグレードやオプションを選択します。エクステリアやインテリアの色、そしてオートパイロットの有無など全て自分でカスタマイズ出来る上、HPデザインもごちゃごちゃせず見やすくなっているので安心です。
2.支払い方法を選択し注文
次に支払い方法をローンか現金を選択し、クレジットカードの登録を済ませます。すべて完了したら、注文ボタン押すと頭金として1万5千円がクレジットカードから引かれるので、これで注文完了となります。もちろん、クレジットカードでなくても、銀行振込も可能です。
3.納車日に指定された場所へ行く
注文すると納車日前に車両登録、お支払い方法の確認の連絡が来ますので、その情報を確認しテスラの場合は電気自動車なので充電出来るように必要な場合は電源工事を行います。後はメーカーから指定された場所に行き、直接説明を受け、車を受け取るだけです。
個人間売買などで中古車をネットで購入
新車販売では上記のような方法が主流ですが、中古車ではもう少しオンライン販売している店舗が多く、特に個人間売買などは基本的にネットでの販売のみのケースが多いです。中古車は全国各地にあるのでなかなか現車確認の為には行きづらいからです。オンラインで購入する場合はどこに問題があるかわからないため、なるべく現車確認はした方が良いのですが、それが無理ならば書いてある情報を元に判断するしかありません。その場合は余計なトラブルに巻き込まれないようきちんと企業がサポートしているサイトで買いましょう。
Ancarでは個人間売買向けのサイトを展開しています。無料で点検、査定もできるので中古車のオンライン購入が気になった方はぜひこちらから→ Ancarで車を買う
また、Ancarにてオンライン購入する手順は以下のようになっています。
海外では主流
海外のメーカーでは新車のオンライン販売をすでに実施しているように、海外ではオンラインでの購入が主流となっています。ここでは海外の購入方法について見ていきます。
中国で主流となっている購入方法
アメリカでは先ほど紹介したテスラのような自動車販売が主流となっています。一方、コロナウイルスが収束し始めた中国ではライブ配信による自動車販売が多くなってきています。人気キャスターを起用して自動車の内装や外装、機能までライブ配信を通して視聴者に紹介し、視聴している人はそのライブ配信の画面から購入や試乗の予約ができるという仕組みです。海外のオンライン購入には日本の自動車メーカーも多く参入しており、ホンダやトヨタもライブ配信や公式HPから購入できるようになっています。
コロナの影響で加速
中国でのオンライン購入が始まったのは、まさにコロナが収束した後のことです。コロナが世界中で収束し終わったとしても、このオンライン化の流れはこのような事態がもう一度起こった時の為に加速していくことでしょう。日本政府も「新しい生活様式」を唱えている通り、新しい社会を構築する為にオンライン化というのは欠かせません。
トヨタの中古車販売はデジタル化
実は、日本の自動車メーカーは新車のオンライン販売こそ行っていませんが、トヨタは認定中古車を2020年度までにオンライン販売化するということを宣言しています。ユーザーは24時間いつでもオンラインで中古車の相談や購入することができようになり、全国から自分の欲しい個体を取り寄せることもできます。日本でも最高峰の普及率を誇るメーカーがこのように動き出しているということは、今後他の自動車メーカーも続々と乗り出すでしょう。そうなれば、日本で新車がオンラインで購入できる日もそう遠くないはずです。