日本の名車【トヨタ マーク Ⅱ】の歴史と中古車価格について

トヨタマークⅡは、1968年から2004年まで製造・販売され、高級車ブームの中、高い人気があり高級車ブームの中心に位置するトヨタマークiiって一体どんな車?今回は性能だけでなく耐久性にも優れていた車を歴史と共に徹底紹介していきます。


トヨタマークiiの特徴

歴史のある高級乗用車

マークiiは、トヨタが製造し販売していた高級セダン型の車で、1968年から2004年まで販売されていました。最初はコロナの高級グレードとして登場し「コロナマークii」といわれていて、クラウンとコロナの中間に位置する車種として登場しました。信頼性や耐久性の高さから、タクシーやハイヤー、教習車として採用されていました。

スポーティーな走りもできるセダン

トヨタのマークiiは、歴代モデルを通して大排気量エンジンが搭載されていました。初代モデルからスポーツモデルグレードが用意されていて、タコメーターやヘッドレストなどが装備されスポーツ車としての味わいを感じさせてくれました。一時期にはトヨタ・スープラと同等エンジンであるJZX100を搭載し500馬力を達成したこともあります。

乗り心地も良いセダン

トヨタマークiiは、歴代を通して大きなボディーが採用され、車内空間が広く高級サスペンションの採用もあって、乗り心地の良い車です。ラゲッジスペースも広く取られていて、大きな荷物も積み込みやすく使いやすい車でした。ドアも4枚ドアがが採用されているため後部座席の人も乗りやすく、使い勝手の良い車両といえるでしょう。

マークiiの歴史

初代マークiiは、コロナの上級車種として「コロナマークii」として1968年に発表されました。排気量は1.6リットルでした。

2代目マークiiは、1972年に発表されましたが、日産のスカイラインGTに対抗するためにボディーが大型化され、M66気筒エンジンを搭載したLシリーズが加わり、マークiiとしては唯一の2ドアクーペがランナップされました。

3代目マークiiは、1976年に登場しマークiiとして初めての3ナンバー車となりました。この時からディーゼル車もラインナップとして加えられ、ヨーロピアンなデザインが採用されています。

4代目マークiiは、1980年に登場しハードトップは廃止され、センターピラーを持つサッシュレスの4ドアハードトップとなりました。

5代目マークii1984年に登場しコロナから独立し「トヨタ・マークii」となり本格的なマークiiとなりました。ボディはセダン・ハードトップ・ワゴンのタイプがありました。

6代目マークiiは、1988年に登場しモデルチェンジのたびにワイド化されていたボディーはこの台にてついに上位クラスのクラウンセダンとサイズが同じになりました。

7代目マークiiは、1992年に登場し、この台から少しボディーが丸くなり始めました。全グレードが3ナンバーとなり、小型車ではなくなりました。

8代目マークiiは、1996年に登場し、ABSやエアバッグの採用により安全性が高くなりました。

9代目マークiiは、2000年に発表された最終モデルです。クラウンと共通シャーシが採用されるようになり、室内空間が広くなりました。

マークiiの中古車価格

初代マークiiから、2台目マークiiまでは古い車両であるため現在では中古車流通はありません。

3代目マークiiは、レトロなデザインが人気になっていて、680,000円から1,680,000円にて流通しています。

4代目マークiiについては、680,000円から1,080,000円程度の価格帯となっています。

本格的なマークiiとなった5代目マークiiは、298,000円から1,780,000円です。

6代目マークiiは、14.9~128万円で、7台目マークii以降のモデルに関しては、中古車流通量も多く、カスタム改造された車もあるため価格帯は、3~299万円と広くなっています。

マークiiの人気モデル

マークiiの人気モデルとしては、本格的にマークiiとなった5代目以降のモデルが人気となっていますが、さすがに、5代目から6代目までは車両が古くなっているため、7代目以降のマークiiに人気が集中しています。7代目以降のマークiiの中古車はカスタム改造が施された車が多く、特に改造された車が人気になっています。

マークiiの燃費

マークiiの中でもおすすめのモデルとしては、7代目・8代目・9代目となりますが、7代目の燃費は1リットルあたり8.2キロメートルから14.2キロメートルです。

8代目の燃費については、1リットルあたり8.6キロメートルから12キロメートルです。

9代目の燃費は、1リットルあたり9.2キロメートルから12.6キロメートルとなっています。

オススメのオプション

スポーティーなカウルが欲しい

トヨタマークiiを格好良く見せるためにエアロパーツが付いていると良いです。エアロパーツが付いているとフロントビュー、リアビュー、再度ビューが美しくなりますので、見栄えも格好良くなります。エアロパーツをつけた場合フロント・リア・サイドの3店セットにて、約28,000円から30,000円前後の価格となります。

アルミホイールでドレスアップ

トヨタマークiiを美しく見せるためにも、足回りのドレスアップをしたいものです。そこで、必要なオプションとしてはアルミホイールとなります。マークiiにつけるのであれば、スポークタイプのスポーティーなデザインのものが似合っています。このようなアルミホイールを付けた時の価格は4本セットにて約150,000円から200,000円位です。

エンジン音を楽しみたい

トヨタマークiiには大排気量のエンジンが搭載されているため、迫力のあるエンジン音を楽しみたいものです。そのためには、マフラーなどの排気系のオプションが搭載されていると良いでしょう。また、太いマフラーが装着されていると見栄えも良くなります。マークii用のマフラーの価格はおおよそ50,000円から60,000円程度です。

まとめ

高級車のマークiiに乗ってみよう

トヨタのマークiiは、2004年に販売が終了してしまいましたが、タクシーや教習者に採用されていたことに現れているように、トータルバランスも良く完成度の高い車です。また、大排気量エンジンを搭載し、重量も軽量化が図られているためスポーティーな走りも楽しめます。一方、最終モデルではクラウンと共通シャーシが採用されることでより一層高級感も増しています。是非、名車であるマークiiに乗ってみてはいかがでしょうか。

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