【シボレー】ゼネラルモーターズが誇る世界的人気ブランドの歴史と代表車種

シボレーの車

ご存知の方も多いと思いますが、アメリカの3大自動車メーカー(ビッグスリー)の1つである「ゼネラルモーターズ(GM)」にはブランドがいくつか存在します。「シボレー」はその中の1つであり、アメリカの人気ブランドです。特に「コルベット」や「カマロ」などのスポーツカー、SUV等のジャンルで人気を集めているブランドです。

今回はそんなシボレーの歴史や代表車について紹介していきます。

シボレーについて

シボレーについて

シボレーとはアメリカの大手自動車メーカー、ゼネラルモーターズのブランドのうちの1つです。シボレーは1911年、レースドライバーであったルイ・シボレーとデュラントによって設立されました。

シボレーは、その後100年間で、2億900万台を超える乗用車・トラックを生産し、世界140数か国で販売される世界有数のカーブランドのひとつに成長しました。

シボレー公式

公式ページによると、シボレーは100年以上の歴史を持ち、2億台を超える車を生産したようです。ここからでも、シボレーが世界的人気ブランドであり、自動車産業に大きな影響を与えてきたことがうかがえます。

シボレーの社名・エンブレムの由来

シボレーのロゴと社名

「シボレー」という社名は、創業者のルイ・シボレーの名前に由来しています。シボレー(Chevrolet)はフランス語であり発音が難しいため、アメリカでは「シェビー」と呼ばれたりもしています。シボレーのエンブレムの由来については、さまざまな説があり真相ははっきりとはしていません。しかし、1908年、シボレーの共同創設者であったデュラントがパリのホテルで見た壁紙から由来しているという説が有力だといわれています。ちなみに、このエンブレムは蝶ネクタイに見えることから「ボウタイ(英語で蝶ネクタイ)」と呼ばれ、シボレーのシンボルとなっています。

シボレーの歴史

シボレー誕生

シボレーは1911年に誕生しました。レースドライバーであった「ルイ・シボレー」と「デュラント」がデトロイトのガレージで自動車を製造したのが「シボレー」のはじまりでした。その後、1918年に正式に「ゼネラルモーターズ」グループに入りました。

シボレーが日本でも販売を開始

シボレーが日本に来たのは1927年でした。「日本ゼネラルモーターズ」が設立され、日本でもシボレーが販売されました。

第二次世界大戦で一時的に販売中止に

第二次世界大戦が起こり、シボレーは一時的に販売中止となりましたが、終戦後に再び販売が再開されました。

シボレーの名車が登場

1950年代、1960年代にはシボレーの名車ともいえる「コルベット」や「カマロ」が誕生しました。

環境にやさしいEV車「ボルトEV」が誕生

スポーツカーやSUVの分野で人気車種を多く製造していたシボレーですが、2010年には「ボルトEV」を発表しました。

シボレーの代表車

「シボレー コルベット」

シボレー コルベット

「シボレー コルベット」は1953年に初代モデルが販売開始され、2018年には65周年を迎えた長い歴史を持つスポーツカーといえます。大排気量のスポーツカーであるため、保持するためにはそれなりの費用がかかります。また、多くの国でさまざまな規制が導入されています。日本では、実用的な車への需要が高く、環境にやさしい車の方が緩い規制になっています。そのため、「コルベット」を見かける機会は少ないかもしれません。しかし、加速力やエンジン音など荒々しさがあり、シボレーが誇る名車となっています。「コルベット」は長い歴史のある魅力的なスポーツカーといえます。

「シボレー カマロ」

シボレー カマロ

「シボレー カマロ」は1967年に「マスタング」に対抗する形でデビューした量産型スポーツクーペです。「コルベット」と同様に、長い歴史を持っています。「カマロ」は2007年に映画「トランスフォーマー」に登場をして注目を集めました。映画では「カマロ」がロボットに変身するものとして登場しました。この「トランスフォーマー」出演をきっかけに、人気が急上昇しました。2002年には4代目をもって一旦生産終了されたものの、トランスフォーマーでの人気を受けて「カマロ」は再び復活しました。

しかし、2016年以降では売り上げが減少傾向にあります。そのため近い将来、販売が終了してしまうのではないかと言われていましたが、GM関係者は2023年までに新たなモデルを投入すると発表しています。電動化なども検討されるようで、今後どのように「カマロ」が変身を遂げていくのか注目です。

「シボレー キャプティバ」

シボレー キャプティバ

「キャプティバ」は日本でも人気のあるシボレーの車種です。韓国GMによって製造され、2011年から正規輸入されるようになりました。日常生活からアウトドアまで、幅広い用途で使うことができて機能性の高いSUVになっています。日本でもSUVブームは長く続いており、国産のSUVも増えています。そのため、SUVの種類も多様化しつつあります。そんな中で「キャプティバ」は、洗練された印象を与えながらも、アメ車らしい「ワイルドでかっこいい」車種であり、独自性のある車といえるでしょう。

「シボレー キャプティバ」について、詳しく知りたい方はこちらへどうぞ。

シボレーキャプティバはオールラウンダーをこなす優等生です。

電気自動車の「ボルト」

シボレー ボルトEV

シボレーは「コルベット」、「カマロ」といったスポーツカーや、SUV車の分野で高い人気を集めています。そんな中で最近では、環境にやさしいモデルの車にも力を注いでいます。2010年には、プラグインハイブリッドモデルの「ボルト」が発売しました。さらに2016年には「ボルトEV」を発表しました。普及が進んでいるEV市場ではテスラなどのライバルも多いですが、どこまで売り上げを伸ばしていけるのか注目です。

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