ユーミンソングから学ぶイカシタ!ドライブデート
◆ 「中央フリーウェイ」 歌:荒井由美 作詞:荒井由美 作曲:荒井由美(1976年アルバム「14番目の月」)
中央フリーウェイ
右に見える競馬場・・・東京競馬場。緑豊かな風景が広がります。
左に見えるビール工場・・・ちなみにサントリー武蔵野ビール工場
この道はまるで滑走路 夜空に続く
この区間は山に向かって直線が続きます。
晴れて夕日が綺麗な日は夕日に向かって走っていく様ですよ。
◆ 「哀しみのルート16」 歌:松任谷由美 作詞:松任谷由美 作曲:松任谷由美(2006年アルバム「A GIRL IN SUMMER」)
涙に濡れたセンターライン フィルムの様に流れていくよ
長距離便のひくいクラクション
ふたり最後の航海の汽笛に聞こえてくるルート16
という歌い出しでスタートするこの歌は残念ながら悲しい「別れの歌」です。
舞台となるのはルート16(国道16号)」実際は首都圏を結ぶ産業道路としての役割を担う環状線で、激しい渋滞で有名な道路です。
事実ユーミンが歌う様に長距離便のトラックも多くかなり殺伐とした光景も見受けられます。
ところがユーミンの手に掛ると耳障りなはずのホーンの音も「汽笛」に聞こえてくるんですね。まさしくユーミンマジックです。
走行距離は短いですが横須賀周辺で潮風を感じられる海岸線を走る区間もありますからその辺りが海の情景へとつながってくるのでしょう。
チョットブルーな気分の時にこの曲をBGMにひとりルート16を流してみるのもいいでしょう。
◆ 「海を見ていた午後」歌:荒井由美 作詞:荒井由美 作曲:荒井由美1974年(アルバム「MISSLIM」)
ユーミンファンの聖地とも言えるドライブスポットが登場するあの有名な曲です。
山手のドルフィンは静かなレストラン
晴れた午後には遠く三浦岬も見える
ソーダ水の中を貨物船が通る
私が数十年前に訪れた時は歌詞の通り「山手のドルフィン」でした。
夕刻を狙い窓際の席に陣取ると広い窓から眼下に海が見渡せ、夕暮れにかけて薄紅に染まってゆく空と海がとても美しかったのを今も覚えています。
余談ですが、当時この風景を共に見た彼女は後に妻となり、今は他人になってしまいました。
店に至る山手の高台も見所いっぱいのドライブルートです。
「港の見える丘公園」「外人墓地」「瀟洒な邸宅が並ぶ異国情緒に満ちた高級住宅街」などなどゆっくりと車を走らせ風景を眺めているだけでも楽しいエリアです。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~yuming-kobe/info_kanagawa/dolphin.html
現在「ドルフィン」は場所を根岸に移し、より海に近い立地で営業を続けているようです。
残念ながらオーナーが同じ方かどうかは不明ですが、ユーミンのイメージを損なわない良い店のようなので、山手散策の後に尋ねてみるのも一興では?
あなたはドライブにマストハブな音楽はありますか?
情景を映し出すユーミンの曲は、その場にいなくても景色を思い出させてくれる素敵な曲ばかりです。
音楽は思い出とリンクするものです。
ぜひ、あなたのドライブに大切な一曲を見つけてみてください。