若者の車離れはゲームが原因?なぜ若者は車を持たないのか

最近の若者は!最近の若者は何に金を使っとるんだ?とお金のない若者にお金を使わせようとする厳しい社会ですが、中でも多く言われる「若者の車離れ」は本当に起こっているのでしょうか。超高齢化を迎えた日本社会では全体の人口減少が叫ばれていますが若者の数も全盛期と比べればかなり減少しています。そんな現代の若者の生活はどのようなものなのか。最近の若者は本当に車への興味がなくなってしまったのでしょうか。今回は若者の車離れについて調べていきたいと思います。

ゲームが若者の車離れを促す?

最近のゲームはグラフィックスがよりリアルになって現実と変わりないように見えます。そんなリアルなグラフィックスのゲームで遊ぶ若者はそれで満足してしまっているのでしょうか。

トヨタ車がゲームで使えない?

https://www.gran-turismo.com/jp/news/00_1081953.html

以前からトヨタはモータースポーツ系のゲームに対してあまり良い印象を持っていません。トヨタの幹部はタイトルがデートカーの記事で「家庭用ゲームがいけない。あんなリアルな遊びがあったら、車なんかいらなくなっちゃう」と嘆いたことがありニュースとなりました。そして近年販売されているモータースポーツ系のゲームでトヨタが権利を所有している車が登場していません。それについてトヨタは違法性のあるストリートレースが行われるゲームには登場しないと発言しています。実際にゲームの影響はそれほど大きなものなのでしょうか。

ゲームの普及で本当に車に興味がなくなるのか

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まるで本物のような車を操れるゲームを遊んで車に興味がなくなることは本当にあり得るのでしょうか。筆者は逆だと思っています。車の免許を持てないような年の若者が車に興味を持ついい機会でもあり、車の知識や車の動きをシミュレーションして運転技術への貢献も期待できます。リアルになったゲームは車から若者を遠ざけるものではなく、車への理解や知識を深めてくれる大切な場所であると考えています。若者を車から遠ざけてしまっている原因はそのような偏見が関係しているのかもしれません。

車に興味がないという意見に反して売れるレースゲーム

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若者は車に興味がなくなり車離れしている。と世の中では叫ばれていますが本当に興味がなくなってしまったのでしょうか。ゲーム業界におけるレースゲームの人気は今も劣らずあり、数多くのレースゲームが販売されています。中でもソニーのプレイステーションで販売されているグランツーリスモはシリーズ全世界累計実売本数が2018年5月の時点で8,040万本を記録しています。またマイクロソフトのxboxやwindowsで販売されているForzaシリーズの累計売上額が2016年12月時点で10億ドル(約1140億円)を突破したと発表しています。ゲームを遊んでいる人の年齢は10代から20代が多くを占めており、若者の多くはゲームで遊んでいます。このことから若者は車に興味がない訳ではなく実際に所有する以外の楽しみ方で車と関わりを持っているのではと思います。

若者は本当に車離れしているのか

若者の車離れを叫ばれていますが実際に若者に車離れの症状は現れているのでしょうか。若者の○○離れというワードが先走りしてしまい詳細までは知られていないように感じます。今回は車離れを若者の車所有率を見ながら考えていきたいと思います。

若者の車所有率は意外と高い?

内閣府が行なった2018年3月消費動向調査による「世帯主年齢層別の乗用車保有率」のデータですが29歳以下の車の保有率は56.6%となっています。このデータは世帯主基準なので全ての29歳以下ではありません。しかし、全ての29歳を対象としていない割に車の所有率は高い値を示しています。また29歳以下の新車購入率は3割程度と車は中古車を購入する割合の方が高い傾向があるように感じます。原因は近年の新車価格の高騰が関係あるように感じます。所得の安定や29歳以上の方と比べてしまうと所得の低さから購入は厳しいのが現状です。

若者の車離れはなぜ起こるのか

若者の車離れはなぜ起こるのでしょうか。実際数字を追いかけていくと車離れという割には所有率も高いしレースゲームの売り上げは好調で離れている印象とは少し違う様な気もします。しかし、実際に若者が車を所有するのは大変です。なぜ大変なのか見ていきたいと思います。

若者の収入には負担の大きい税金

ここ30年でさまざまなことが変わりました。消費税が0%から10%になり、健康保険が約8%から11%に、年金保険は約10%から18%に変化しました。皆等しく払う税金で誰もが同じ思いで払っていると思います。しかし社会進出してから数年しか経っていない若者の給料からそれだけの税金を引かれてしまうと何もできません。実家暮らしで生活費が掛からない人なら遊べるお金を作れるかもしれません。一人暮らしをしている人が車を持つのは厳しいのが現状ではないでしょうか。

趣味の多様化で分散する若者

今の若者はネットワークの普及によって趣味の多様化が起きています。昔は限られたコミュニティの中で人との関わりが形成されていきました。そのため多くの人が同じ趣味を持っていました。しかし現在の若者はSNSなどを通じてどんなにニッチな趣味でも同じ趣味の人を探し出すことができます。他人と趣味を合わせる必要がなくなり趣味の多様化していきました。そのため趣味の総合的な数は増えましたが一つの趣味に対して属している人の数は減りました。そのため車を趣味にしている人は減っていったのではないかと考えられます。

自分らしさが求められる時代

ネットワークが普及しSNSなどで気軽に他の人と関わることができる時代となりました。世間ではダイバーシティ(多様性)が求められるようになり個性が重要視される時代となり大きく変わってきました。趣味の多様化はより自分らしさを磨くために必要なことです。これから先の時代今までよりも若者は車を所有しなくなるかもしれません。そんな時一番大切にすべき人は数多くの趣味の中から車を選んでいる人ではないでしょうか。もし若者の車の所有率を高めるのであれば、各自動車メーカーはもちろん売り上げ台数も重要ですが若者が乗りたいと思えるような(金銭的にも含めて)車の開発も必要であり、もっと若者へ情報発信が求められると思います。若者の車離れを引き起こすもっともな問題は昔と比べても若者のニーズとマッチした車が少ないことではないでしょうか?

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