「機動警察パトレイバー」でいい味を出していたミニパト:ホンダ JW1 トゥデイ

「機動警察パトレイバー」とは?

元は1988年にOVAおよび漫画(ゆうきまさみ・画)によるメディアミックス作品で、10年後の近未来東京を舞台に、多足歩行マニピュレーター「レイバー」が発達した世界での警視庁特殊部隊の活躍を描いた物語…と言えば格好はいいのですが。

実際には、取締用パトロールレイバー略して「パトレイバー」を押し付けられた警視庁特車2課、その中でも問題警官や新人警官ばかりを集めて最新鋭パトレイバー「篠原98式AV」を運用する第2小隊の、ポリスアカデミーよろしくなドタバタ劇です。

2016年現在までリメイク版が公開されるほどの人気シリーズですが、本来の舞台である1998年は「とうの昔の過去」になってしまったので、細かい事は考えずに楽しむのが正解でもあり、登場する自動車なども実在ベースで妙にリアルなところもあります。

その中でも原型を良く残しているとなると、やはりミニパトでしょうか。

特車2課第2小隊長車(ホンダ JW1 トゥデイ)

パトレイバー作中で渋い名キャラとして伝説的存在の特車2課第2小隊長・後藤警部補がよく使用するほか、時には主人公の野明や遊馬が使用する事もある小隊長車がこのトゥデイ。

この初代の丸目2灯モデル(JW1)はシリーズが始まった1988年の2月にはJW2(商用)/JA1(乗用)へとマイナーチェンジされ、角目2灯モデルに更新されています。

つまり、1998年の世界ではどれだけ新しくとも10年落ちの軽自動車を充てがわれているわけで、警視庁特車2課の「窓際振り」「吹きだまりの部署」っぷりを表現しているとも言えるでしょう。

しかもこの型のトゥデイが登場した時、ホンダは11年ぶりの軽乗用車市場への再参入でしたが、かつてN360で第1次パワーウォーズを引き起こしたホンダへのライバル他社からの警戒感は強く、軽トラック アクティ用の貧弱な550cc2気筒エンジンしか搭載していなかったのです。

いかに軽量ボディと車高が極端に低いクラウチング・スタイルとはいえ、動力性能不足はいかんともしがたいところですが、第2小隊長車にはボンネットにエアインテークと高速走行用のバグガード(虫除け板)が追加されています。

そのため、以前にも漫画アニメクルマシリーズで紹介した「逮捕しちゃうぞ」仕様のトゥデイ同様、ターボチューンが施されていると言われているのです。

さすがにNOSまで追加する必要性は無いと思いますが、時には現場への迅速な移動が要求される車両ですから、ノーマルの31馬力エンジンに警察用装備を搭載して、高速道路で登坂車線を使うわけにはいかないといったところでしょう。

特車2課第2小隊長車(REBOOT版)

長らく第2小隊の定番車と思われていたトゥデイでしたが、2016年10月に公開、11月から一般配信の開始されたリメイク版短編アニメ「機動警察パトレイバーREBOOT」では、世界観がおおむね2016年頃に変更されている事もあり、小隊長車も新型になっています。

全体的な印象、特にリアビューは最終型の三菱 ミニカに似ていますが、ドア形状が明らかに異なり、フロント形状は不明なものの、前左側から見るとスズキ ツインのような丸っこさです。

似たようなコンセプトはトヨタ ポルテやプジョー 1007にもありましたが、それよりはるかに全長が短いです。

ただ、リアビュー視点から見た時には後ろヒンジで前開きドアになっていたのは、少しご愛嬌?

なお、主役メカである98式AVや、指揮用の98指揮特型指揮車、レイバーキャリアこと99式大型特殊運搬車は以前のアニメシリーズから引き続き使われていますので、この小隊長車の変更だけが「時代の流れを感じさせる」として、ちょっとした話題です。


以上、久々のリメイク版アニメ公開を記念した、ちょっとした時事ネタでした。

次回もリメイクで根強い人気を誇るアニメ&漫画「新世紀エヴァンゲリオン」からご紹介します。

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