タイミングベルトの役割から交換の時期や方法まで|ベテラン整備士が教えます!

タイミングベルトとは

タイミングベルトの交換という言葉は良く耳にすると思います。10年、10万キロで交換するもの、そしてお金がかかる。というイメージが大きいと思いますが、タイミングベルトはお車にとってとても大事な部品です。

タイミングベルトとは、クランクシャフトとカムシャフトを連結させて動かしているベルトです。ガソリンエンジン車は吸気・圧縮・燃焼・排気という工程でエンジンが動きます。きれいな空気を吸い込んで、圧縮させそこに燃料を送り込んで燃やし、排気ガスとしてマフラーから排出する。という工程をクランクシャフトとカムシャフトが回転することにより動いています。この4工程のタイミングが少しでもズレてしまうとエンジンが動かなくなってしまいます。タイミングベルトはその4工程が正しく行われる様にタイミングを決めているとても大事なベルトなのです。

タイミングベルトはゴム製でできているので、経年劣化などで伸びでしまいタイミングがずれるなどと言う事もあります。劣化が酷くなると突然切れてしまうという事もあります。タイミングベルトが切れてしまうと、車は走らなくなります。エンジンは惰性で少しの間動きますが、動き続けるとタイミングがずれてしまい部品同士がぶつかりありエンジンに致命的な故障をもたらします。しっかり推奨交換時期を守って交換するようにしましょう。

実際に入庫したお車のタイミングベルト交換

今回お預かりした車両は軽自動車でした。推奨時期よりも少し早い走行距離でしたが、まず初めにエンジンのオイル漏れが見つかり、タイミングベルトもついでと言う事で交換になりました。

軽自動車の場合は小さなエンジンですのでタイミングベルトを交換する際、周辺の関連部品も交換するのが一般的です。タイミングベルト・テンショナーベアリング・カムシャフトシールなども一緒に交換していきます。ウォーターポンプも同時交換というのがほとんどだと思いますが、今回は業者様からのご依頼でしたので、タイミングベルトのみの交換となりました。

交換方法

タイミングベルトを交換するには、とても手間がかかります。今回は軽自動車のバンなのでエンジンが横向きのレイアウトになっています。リアエンジンなので左側のタイヤを外しての作業になります。レイアウトによってはエンジンを降ろさないとタイミングベルトを交換できないという車種もあります。

タイミングベルトは大事な部品なのでカバーで覆われています。補機ベルトを外して、タイミングベルトカバーを外します。ここでやっとタイミングベルトが確認できます。

外す前にタイミングがずれない様に予め付けられているマークを合わせておきます。ベルトを張っているテンショナーを緩めてベルトをはずして交換していきます。同時にテンショナーやオイルシールも交換していきます。やはりどれも重要部品で消耗品なので同時交換が一般的となっています。

ここでウォーターポンプも同時交換する事がとても多いですが、ウォーターポンプを交換した際は、LLCも交換となります。全ての部品を交換して、組み付けたら作業終了となります。この様にタイミングベルトを交換する作業は大掛かりで時間もかなりかかります。部品の値段はそこまでではありませんが工賃が高くなるため、タイミングベルト交換はお金がかかるというイメージになります。

長持ちさせるには

推奨交換時期は10年もしくは10万キロとされていますから、お車の状態が10年もしくは10万キロに近づいて来たら点検に出し、タイミングベルトの状態を見てもらうことをお勧めします。

最近のお車ではゴム製のベルト式ではなく金属製のタイミングチェーンを使用している車種も多くなってきました。金属製なので交換の必要が無いとされていますが、チェーンが伸びてしまったりする事もあるので油断せずこちらもしっかり点検してもらう必要があります。

タイミングチェーンのエンジンを長持ちさせるのに大切なのはしっかりオイル交換まめにをする事と言われています。

タイミングベルト交換、タイミングチェーンの場合はオイル交換を。どちらも交換推奨時期を確認して、整備工場で点検やメンテナンスしてもらうことをお勧めします。

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