中国はサンルーフだらけ!なぜ中国人はサンルーフ車に惹かれるのか。

https://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/china/11919370/Worlds-worst-traffic-jam-Thousands-of-cars-left-stranded-on-motorway-in-China.html

こちらは中国の高速道路。車線が50レーンから20レーンになるというゲートによって、地獄のような渋滞が引き起こされているという写真ですが、今回注目するところはそこではありません。この渋滞、よく見るとサンルーフがついた車が多すぎるのです。中国に在住している友人いわく、「とても中国らしい光景」とのこと。中国はサンルーフ車が多いな、というのは肌感でわかるほどの割合のようです。日本では絶滅危惧のサンルーフがなぜここまで人気なのか。中国自動車市場の特徴と、日本自動車産業の特徴を比較しながら説明していこうと思います。

なぜ中国人はサンルーフが好き?

自動車市場というのは、その国の風土や文化の影響を強く受けます。お国柄が出るということですね。アメ車が良い例だと思います。軽自動車やミニバンが異常に多い日本もかなりお国柄が出ている自動車市場でしょう。ということは、中国でサンルーフ車が売れるのにも何か意味があるのです。空が好きなのか、道路交通法の影響があるのか。気になって仕方ないですね。

サンルーフがステータス、豪華で自慢できる

一言で言ってしまえば「メンツ」です。おそらく、「高級車の特徴と言えばなんですか?」と中国人に尋ねると多くの人が「サンルーフが付いていること」と答えるでしょう。日本にも昔ありましたよねサンルーフブームが。あの頃は「サンルーフ=豪華でかっこいい」という風潮がありました。中国にもそのブームが来ているのです。中国は自動車が庶民にまで広く普及したのがつい最近なので、自動車を持っていることがステータスになり、サンルーフという豪華で目新しいものに注目が集まるのはもはや必然かもしれません。また、経済的に余裕が出てきた中国の富裕層が手を出しやすいラインが「サンルーフのオプションをつける」ことなのでしょう。

車を持たない人も多く、後部座席の居住性が大切

自動車が普及してきたとはいえ、車を持たない家庭はいまだに多く、友人などを後部座席に乗せる機会が多いのです。日本では一家に複数台車を所有しているパターンも多く、ドライバーが一人で乗ることもよくありますね。そうなると後部座席のオプションは全く意味を持ちません。反対に中国では後部座席を利用する機会が多いので、後部のオプションを充実させるわけです。

お年寄りのエアコン嫌い

サンルーフが採光性の次に持つ能力。それが換気です。サンルーフを開ければ一瞬で車内の空気を入れ替えることができます。中国は先ほど挙げたように後部座席に知り合いを乗せることが多く、それはお年寄りも例外ではありません。しかし、お年寄りはなぜかエアコンが嫌いなんですよね。機械で作る空気というのに抵抗があるのかもしれません。ただ、これに関して疑問なのが、「中国の空気ってPM2.5やらで汚染されているからエアコンのフィルター通した方がよくない?」ということです。窓を開けて換気なんてしたら気持ち悪くなってしまいそうです。残念ながら中国人が車内でどのように換気するのかというデータは見つからず、少しモヤモヤが残ります。

日本では時代遅れ…なぜなくなった?

日本にもサンルーフブームというのがありました。日本では高級車よりもコンパクトカーやミニバンで流行していましたが、最近はすっかり見なくなりましたね。ブームは過ぎていくものですが、良きものは残ります。何か原因があって時代遅れとなったのは間違いありません。その答えが見えてくれば、中国でサンルーフが流行っている理由と、これからどうなるかがわかってくるかと思います。

暑いし日焼けする

日本でサンルーフが流行した当時、UVカットなどの機能がなかったため車に乗っているのに日焼けするというデメリットがありました。また、日本の気候的に夏の猛暑で日差しが直撃するサンルーフは邪魔な装備でしかありませんでした。現在はシェードが付いていたりUVカット機能があるのが当たり前なのですが、サンルーフ=暑いというイメージが定着していますね。また、サンルーフに断熱材は入っていないため冬は寒くなります。夏は暑くて冬は寒い。エアコンを余計に使わなくてはいけません。

雨漏りする

サンルーフはふちのパッキンが劣化すると雨漏りします。購入した時はウキウキで開けていたサンルーフが、今となっては雨漏りするだけの窓となっている車が多いのです。サンルーフが流行していたのが1980年代ですから、ゴム製のパッキンは確実に劣化しています。

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