トヨタクルーガーはハリアーの姉妹機種でクロスオーバーSUVとされています。ハリアーに対し無骨で悪路も走ることのできるアウトドアなイメージを持っています。今回はトヨタクルーガーの特徴、ハリアーと比べながら気になる評価をしていきます!
トヨタクルーガーの特徴について
トヨタクルーガーはどんな車?
トヨタクルーガーは、トヨタ自動車が2000年から販売していたクロスオーバーSUV車です。
クルーガーはトヨタの初代ハリアーと共通のプラットホームを採用しており、ハリアーの姉妹車でもあります。
ハリアーと比較して、直線的で悪路走破性が高いイメージをだしつつ、スタイリッシュな雰囲気をも感じさせるデザインを採用しています。
ボディサイズは全長4685mm×全幅1825mm×全高1685mm、新車当初価格は241~344万円でした。
また、クルーガーは初代モデルのみが日本で販売されていたので、クルーガーの販売終了後、後継モデルとしてトヨタ「ヴァンガード」が誕生しました。
クルーガーとハリアーの違いは?
ベースとなるプラットフォームやエンジンはハリアーと共通なので、走行性能やエンジンの性能、インテリアデザインに大きな違いはありません。クルーガーとハリアーの大きな違いは、外観のエクステリアデザインです。ハリアーは都会的な印象を持つSUVとして誕生し、高級感があるスタイリッシュで曲線的なデザインを採用し、またたく間に人気の車種となりました。
一方クルーガーは、トヨタランドクルーザのような直線的なデザインで、ハリアーの高級路線に対し、悪路走破性が高そうな図太いイメージでアウトドアチックなデザインを採用しています。
クルーガーには7人乗り仕様がある
トヨタクルーガーのハリアーとは異なる特徴として、2003年のマイナーチェンジ後で7人乗りのグレードが追加されたことです。ハリアーは5人乗りなので、6人以上の大人数でのドライブには対応できませんでしたが、クルーガーの7人乗り仕様が追加されたことで、7人乗りのアッパーミドルサイズSUVを購入したいと考えている人には、ベストな乗用車でした。
トヨタクルーガーの歴代モデル
トヨタクルーガーは現在でも製造販売されていますが、日本での販売は初代(2000-2007年)モデルのみでした。2~3代目(最新)モデルは、トヨタの海外専用車種として中国やオーストラリアなどでの販売のみとなり、日本では未発売です。
クルーガーの初代モデルのグレードは、「S “G Package”」、「S」、「S “X Package”」の3つのラインナップでした。排気量は3000ccと2400ccの2種類、駆動方式は4WDとFFの2種類がラインナップされました。
トヨタクルーガーの歴代モデルの中古車価格
トヨタクルーガーの中古車価格の相場は、18~119万円です。
2.4 S (5人乗り)76万円
2.4 S (7人乗り)39~79万円
2.4 S FOUR (5人乗り)30~98万円
2.4 S FOUR (7人乗り)83万円
2.4 S FOUR G パッケージ38万円
2.4 S FOUR X パッケージ39万円
2.4 S G パッケージ65万円
2.4 S X パッケージ不明
3.0 S (5人乗り)36~59万円
3.0 S (7人乗り)不明
3.0 S FOUR (5人乗り)39万円
3.0 S FOUR (7人乗り)不明
3.0 S FOUR G パッケージ不明
3.0 S G パッケージ86万円
おすすめのトヨタクルーガー歴代モデル
トヨタクルーガーのおすすめモデル・グレードは、初代クルーガー「2.4 S FOUR G パッケージ」です。このグレードは、排気量2400cc、駆動方式4WDになります。3000ccの大排気量モデルもありますが、2400ccのエンジンでも馬力160PS、トルク22.5kg・mと十分なパワーを発揮します。また、3000ccモデルと比較して燃費や自動車税などの維持費も安くなるので、お財布にも優しいグレードです。四輪駆動なので雨・雪道などでも走行安定性は抜群といえるでしょう。また、16インチアルミホイールやパワーシートが装備される最上級グレードなので、内外装ともに兄弟車のハリアーにも劣らない質感を感じることができます。
おすすめの歴代モデルの燃費
3.0Lエンジンと2.4Lエンジンの燃費を比較すると以下のようになります。
カタログ燃費の値では、3000ccエンジンの燃費は10モード/10・15モード燃費 9.6km/リットル、2400ccエンジンの燃費は10モード/10・15モード燃費 11.0km/リットルです。
実燃費は、8.00km/L~9.30 km/Lくらいになります。
おすすめの歴代モデル維持費
トヨタクルーガーの維持費の紹介をします。年単位でかかる費用と、毎月にかかる費用の2種類を紹介します。
・年単位でかかる費用
自動車税:45,000円
車検代:86,630円
・毎月かかる費用
ガソリン代(1年1万km&カタログ燃費×軽油110円、レギュラー120円、ハイオク130円、):10,909円
駐車場代:10,000円
任意保険代(年齢30歳、免許証ブルー、30歳以上限定、本人限定、車両保険無し、新規で申込、年間走行距離11000km以下):16,300円
トヨタクルーガーにについていてほしオプション
歴代モデルに付いていてほしいオプション①
トヨタクルーガーのおすすめしたい1つ目のオプションは、本革シートです。価格は15万円です。本革シートは、自動車の質感を向上させるポイントアイテムです。ノーマルのシートでも十分ですが、さらに良い乗り心地と高級感を演出する本革シートは、ドライバーだけでなく乗車する人全員に、安らぎと寛ぎの空間を提供します。
歴代モデルに付いていてほしいオプション②
トヨタクルーガーのおすすめしたい2つ目のオプションは、gーbook対応DVDボイスナビゲーションシステム(ディーラオプションのナビ)です。価格は31万円。7インチワイド画面のタッチディスプレイを採用したこのナビシステムは、ナビやオーディオ、エアコンなどのコントロール機能、車速や燃費などの車両情報表示を集約したシステムで、スタイリッシュで機能的な内装を演出します。
歴代モデルに付いていてほしいオプション③
トヨタクルーガーのおすすめしたい3つ目のオプションは、SRSサイドエアバック&カーテンシールドエアバックです。価格は6万円です。事故が起きてしまった時に、エアバックがある場合とない場合とでは、乗車している人に与える衝撃は、比較にならないほど異なります。事故に遭う可能性は、どんな人にも十分にあります。エアバックは人の命を守るものとして、車種に限らず装備しておきたいオプションの1つです。エアバックは人の命を守るものとして、車種に限らず装備しておきたいオプションの1つです。
まとめ
トヨタクルーガーは、兄弟車のハリアーと比較して、中古車価格が全般的に安い傾向があります。ハリアーと同じエンジンスペックと走行性能を持ちながら、ハリアーよりも安い値段で購入できるのは、たいへんお買い得な車といえるでしょう。クルーガーのアウトドアチックで曲線と直線をバランスよく組み合わせたようなデザインは、ハリアーとは異なる独特な魅力を演出しています。大きすぎず小さすぎないボディは、日本の道路事情にちょうど良く、取り扱いしやすいサイズです。現在は新車での販売が終了しているので、中古車での購入になりますが、SUVの購入を検討している人には、ぜひおすすめしたい1台です。