今回はフェニア・スーパースポーツの話題。
お金持ちといえば中東ドバイ!ならばと移転したWモータース
スーパーカーが出るたび買い換える、のではなく「買い足す」と言えばアラブのお金持ちのイメージが定着しつつありますが、ならば最初からアラブに自動車メーカーがあればいいじゃないか、とは誰もが思うところ。
そのためカスタムカーメーカーなど最近増えていますが、その中で2012年レバノンのベイルートに誕生したのがWモーターズ。
一昔前ならベイルートなんて内戦とテロしかやってないイメージがありましたが、最近は昔に比べるとだいぶ平和になったようですね。
設立とともに、「ライカン ハイパースポーツ」(以下、ライカン)という公称最高速度395km/hを誇るスーパーカーを発表・リリースし、その後ドバイに移転。
やはりアラブのお金持ちと世界中のセレブが一挙に集まるリゾートと言えばドバイですからね。
そして、ライカンの後継車として2015年11月のドバイ国際モーターショーで発表されたのが「フェニア スーパースポーツ」(上画像。以下、フェニア)です。
ハイパースポーツの後継車がスーパースポーツとは、1ランク下がったようにも見えますが大丈夫でしょうか?

900馬力で堂々の発展!フェニア スーパースポーツ!
心配ございません!
最高出力760馬力のライカンから、フェニアでは900馬力へ。
最大トルクは101.7kgmから122.4kgmへ。
ハイパーカー(最近の超スペックスーパーカーをこう呼ぶらしいです)として正常進化していました。
庶民的な感覚ではスペックが凄すぎて、チャーシューメンが大盛り肉増しになったようにしか感じませんが、ともかくこれで395km/hに留まっていた最高速も400km/hを越えるとの事。
米国のベノムなどもそうですが、400km/hともなると熱でタイヤが速攻でダメになりますから、最高速アタックの時だけ使う専用タイヤが必要ですけどね。
たぶん普段はリミッターをかけてそこまでの速度に達しないよう制限する事になるんでしょう。
ちなみにエンジンはポルシェのチューニングで知られるRUF社の4リッター水平対向ツインターボで、ミッドシップに搭載して7速DCTで制御するようです。
中身はドイツ製パワーユニットですから信頼性は問題無いでしょう。
25台と今回は量産(?)
スタイルは何となく先日デビューしたホンダ NSXの新型に似ていますが、アルミ製チューブラーシャシーにカーボンファイバー製ボディ、つまりアルミ製の骨組みにカーボンのガワです。
量産市販車の一体式モノコックボディと比べて自由度は高いですから、デザインは最先端を追えるのがこの種の少量生産スーパーカーのメリットですね。
ちなみに生産数は25台の予定。
えっ?少なくない?と思うかもしれませんが、前作のライカンが7台でしたから、それよりは「量産」と言えます。
こうして超高級(お値段は2億3,000万円)スーパーカーをセレブに売った利益で次のスーパーカーを少し安く、少し多く、そうして少しずつ会社を大きくしていくのもこの種のメーカーではよくある話です。
2016年になってから米国でも公開されましたが、日本に上陸する事はあるのでしょうか…?
おまけ:ライカンのパトカー
取り締まり用というよりは観光資源的や役割だそうですが、何ともスケールの大きな話です。