OEM車とは何か?国産乗用車メーカー達が軽自動車を販売している理由は実はここにあったんです。
今話題のOEMとは?
OEM(オーイーエム、original equipment manufacturer)とは他社ブランドの製品を製造することとされています。
日本語では「相手先(委託者)ブランド名製造」 となり、姉妹車、兄弟車とは区別されていますが、すべて含めてバッジエンジニアリングと呼ぶ場合もあります。
と、簡単に言えばA社が造った車をB社の販売店でも売るという事です。
その際にメーカーロゴやマークだけ変えただけというケースと、グリルなどを専用デザインにするなど大がかりな変更を加えるケースもあります。
□OEM車の色々 手っ取り早く軽自動車を売る方法
OEM は軽自動車に多く見られるのですが、その背景には軽自動車の人気が高くメーカーとしては手をこまねいている訳にもいかず、また販売店サイドでも顧客の流出を防ぐためにも軽自動車が欲しいという要望が強かったという理由があります。
しかし、あまりにも特殊性の強い軽自動車の開発はおいそれと手が出せません。
そこで、軽自動車の主要メーカーから OEM供給を受けるということになったのです。
その結果、国産乗用車メーカーの全てで軽自動車が販売されることになったのです。
ちなみに自社生産しているメーカーは半数の4社のみです。
□OEM車の現状 知る人ぞ知るOEM車
◎販売台数が少ない理由 CMも派手な広告も打てないOEM車
(例)
ワゴンR 6,870台 マツダフレア 810台
ダイハツムーブ 7,141台 スバルステラ 1,021台
何かと OEM元のベース車に対して偽物的イメージが付きまとうのは、知名度が少ないのもその原因の一つです。
OEM元のベース車の販売に影響が出ないように、CMも派手な広告も自粛する取り決めがあるのです。
そのため、スズキの「ワゴンR」は誰もが知っていますが、マツダの「フレア」を知っている人はごくわずかという事になってしまいます。
したがって、OEM車の販売台数自体はあまり多くはありません。
ほとんどが顧客の要望に応えるのみの存在です。
http://www.kei-car.tank.jp/1.html
◎例外中の例外 恐るべし日産の販売するOEM車
実は、良く知っているA社の車が実はB社のOEM車種だったりするのです。
例を挙げると愛嬌のあるルックスで人気のある「日産モコ」も「スズキMRワゴン」をベースとしたOEM車種なのです。
そして、「モコ」の方が売れているために OEM車とは思わない人も多いのです。
http://xn--obkn2212ay2gzs3d.com/category2/entry6.html
□それでもお勧めしたいOEM車
中身は同じなら人と違う車に乗ってみるのもいいのかもしれません。
ベース車もOEM車も販売店が違うだけで中味は同じ。
それもそのはず、同じ工場、同じ生産ラインで造られているのですから。
中身が同じなら人とは違う車に乗ってみたいと思うのも間違いではないはず。
さらに競合させて安く購入するという手もあればどうでしょうか?