【トヨタ 新型プリウス vs 日産 リーフ e-power】特徴、価格、サイズを徹底比較!!

こんにちは。最近ハイブリッド車の代名詞であるプリウスがマイナーチェンジをしました。そこで、新型プリウスの紹介とライバル車である日産リーフのe-powerと比較してみようと思います。

新型プリウスの特徴

今回マイナーチェンジで大幅な変化が加わったのがプリウスです。マイナーチェンジ前のプリウスから基本的なデザインはあまり変わりません。今回のマイナーチェンジではフロントフェイスが大幅に刷新され、ヘッドライト周りのデザインがスッキリしたデザインになり、これまでのプリウスよりも親しみやすいデザインに変更されました。前作の30系プリウスとマイナーチェンジ前の50系プリウスの中間のようなデザインに変更されました。

リアのデザインは大幅な変更がされています。マイナーチェンジ前のプリウスでは、テールランプがバンパー部分まで下がっているデザインに設計されていました。しかし、今回のマイナーチェンジでは縦長のテールランプを廃止して横に伸びているデザインに変更されました。このテールランプもフロントマスクと同様不評であった部分で、今回のマイナーチェンジでその部分も変更してきた形になります。

インテリアの大きな変更は少ないですが、そんな中これまでプリウスPHVでのみ採用されていた縦長で大型のナビがプリウスでも選択できるようになりました。他のナビとは違い、携帯回線を利用してナビをネットワークにつなげることで、オペレーターによる様々なサービスを得られたり、事故時などに救急車を自動的に呼ぶシステムなどを使うことができます。これまでもレクサスのナビではこのような機能はつけられており、それがトヨタの大衆車であるプリウスでも利用できるようになったということです。またメーカーオプションということもあり、他のナビを選択するよりもフィッティングがよくデザイン性に優れています。

このナビを装着すると、エアコン操作などもナビの画面内で行うことになるので、将来的にナビの交換が非常に困難になります。そのようなデメリットもあるので、メーカーオプションのこのナビを装着するのか、ディーラーオプションを選択するのか、社外品を選択するのかよく考えてから選択しましょう。個人的には、ディーラーオプションもしくは社外品で十分だと感じます。

もちろんこれまでのプリウスの低燃費や、TNGAプラットフォームを採用したことによる乗り心地の良さ、セーフティーセンスPなどの安全装置は全グレードに搭載されることになるなど、マイナーチェンジ前の良い部分は引き継がれています。

ノート e-powerの特徴

 

日産 ノート e-powerの特徴は、リーフで培われた電気自動車の技術を応用して作られている車ということです。

電池に充電するための発電用エンジンとモーターを組み合わせたパワートレインを搭載しています。動力は電気を使ったモーターだけとなるので電気自動車と同じような感覚で運転できます。そのため、発進時のスムーズさやエンジンのようなざらついた走行感覚ではなく、スーっと加速していく運転感覚を得られます。

同じハイブリッド車という括りでよくプリウスと比較されますが、エンジン+モーターのアシストで走行するプリウスとは全く違ったものとなっています。

また、アクセルペダルだけで車の加減速を行うことができ、慣れない最初の間は使いこなせず燃費も悪くなってしまう傾向にありますが、使いこなせば運転が楽になるとともに燃費も向上する新しい運転のスタイルを使うことができます。

燃費はプリウスまで高くありませんが、プリウスよりもスムーズで高い加速性を備えている車がノート e-powerです。

エクストレイルやセレナなどの車種で採用されている、プロパイロットはまだ搭載されていませんが、レーダークルーズや自動緊急ブレーキなどの一般的な運転支援システムも備えられています。ただ、グレードによって搭載されていないグレードもあり、このような機能を利用するには、上位グレードを選択する必要があります。この点は、プリウスが全グレードに搭載しているのもあり、若干不満を感じる部分ですね。

インテリアに関してはベース車となるノートの基本設計が古いということもあり、少し古臭さを感じるデザインだなと感じてしまいます。エンジンが先進的な設計となっている分、インテリアに関してはもう少し先進的なデザインをしてほしかったと感じます。日産車全体的に言えることですが、インパネ周りのデザインが安っぽいと感じることがあります。

正直このインテリアに関しては、プリウスはおろかアクアにも負けてしまうようなデザインをしています。このあたりの設計は次のモデルチェンジで変わってくれることに期待ですね。

プリウスとノートのサイズ比較

ノート プリウス
全長 4100mm 4540mm
全幅 1695mm 1760mm
全高 1520mm 1470mm

サイズを比較すると、一回りプリウスのほうが大きいサイズとなっています。全高のみプリウスがノートよりも抑えられています。後席の天井の高さはノートが広くなるため居住性が上がりますが、少し横風などに煽られやすくなるというデメリットも生じます。

このあたりは、どちらのメリットを優先するかを明白にして決めましょう。

プリウスとノートのスペック比較

ノート e-powerメダリスト プリウス S
最大出力 79ps 98ps
最大トルク 10.5kg・m(103N・m)/3600~5200rpm 14.5kg・m(142N・m)/3600rpm
排気量 1198cc 1797cc
駆動方式 FF FF
トランスミッション CVT CVT
利用燃料 レギュラー レギュラー
燃料タンク 41L 43L

最大出力はエンジンとモーターを組み合わせて使うプリウスに負けているノートですが、トルクはやはり電気のちからを使うということもありノートの方が高い数字となりました。

排気量はノートにおいては充電用に使うため全く比較しても意味のない数字になります。その他の駆動方式やトランスミッションなどはあまり変化がなく同じような性能となっています。両車種とも4WDの設定があるため、雪山などを走る場合は4WDを選択するのも良いと考えられます。

プリウスとノートの価格比較

プリウス ノート
1.8 A プレミアム CVT 317.5万円 1.2 e-POWER X AT 202.2万円
1.8 A ツーリングセレクション CVT 300.7万円 1.2 e-POWER X ブラックアロー AT 211.5万円
1.8 A CVT 284.3万円 1.2 e-POWER メダリスト AT 235.3万円
1.8 S ツーリングセレクション CVT 273.2万円 1.2 e-POWER メダリスト ブラックアロー AT 242.5万円
1.8 S CVT 256.5万円 1.2 e-POWER X FOUR 4WD AT 223.8万円
1.8 E CVT 251.9万円 1.2 e-POWER X FOUR ブラックアロー 4WD AT 233.1万円
1.8 A プレミアム ツーリングセレクション E-Four 4WD CVT 347.9万円 1.2 e-POWER メダリスト FOUR 4WD AT 256.9万円
1.8 A プレミアム E-Four 4WD CVT 337万円 1.2 e-POWER メダリスト FOUR ブラックアロー 4WD AT 264.1万円
1.8 A ツーリングセレクション E-Four 4WD CVT 320.1万円
1.8 A E-Four 4WD CVT 303.7万円
1.8 S ツーリングセレクション E-Four 4WD CVT 292.7万円
1.8 S E-Four 4WD CVT 275.9万円

やはり車格が大きいということもあり価格差は大きくあります。同等グレードで30万円近くの価格差があり、その差は大きなものです。

内装のクオリティーやサイズの違いによる居住性など異なる点が多くある比較なので、予算も考えながら、車種とグレードを選択しましょう。

まとめ

少し車格の違う2車種ですが、比較した時に感じたのは

  • アクセル操作だけの運転フィールに慣れることができるか
  • ノートの少し安っぽい内装が許容範囲か
  • 予算はどこまでだせるか

この3点がどちらの車を購入するか決める大きな点になると思いました。

どちらの車種も人気車種のため、ほとんどのディーラーで試乗することができる車ですので、どちらも見て、乗って自分に合う車を見つけてみてください。

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