前回紹介した、Cセグメント特集の続編として、今回は世界の「Bセグメント」の車種を紹介します。
日本車では、トヨタの「アクア」やホンダの「フィット」などの人気車種、外車では、ゴルフの「ポロ」や「ミニクーパー」なども含まれるCセグメント並に人気車種が揃っているセグメントです。
実は、Bセグメントは小さいサイズ、限られた予算の中に、どれだけメーカーのクルマづくりに対する思想をはめ込めるかが見える面白いクラスになっています。w
日本の狭い道路環境では、Cセグメント車よりも使いやすく感じる、日本の道路事情に適したセグメントとなっています。多くの機械式駐車場に格納できるのもポイントの一つですね!
そんな「Bセグメント」の車種をこの記事では紹介していきます。
- 国産車
- トヨタ アクア
国内の自動車メーカーの中で、一番有名なBセグメントの車種と言えば、プリウスの弟分に当たる「アクア」ではないでしょうか。
海外では「プリウスC」という車種名で販売されています。販売数でいえば、兄に当たるプリウスをも越してしまうほど世界中で人気の車種となっています。
魅力はなんといっても、燃費の高さにあります。燃費を意識した運転をしなくても、実用燃費で30km/hを実現してしまうほどの高燃費です。
また、ハイブリッドに電気モーターを採用しているため、ガソリン車と比較してスムーズな加速が味わえます。
現行モデルでは、Toyota safety Sence C(トヨタ車の安全装備を総称した呼び方)なども標準で装備されており、アクアのデビューから2011年から7年以上経っているとは思えないほど新しさを感じさせる良い車となっています。
数少ない欠点といえば、燃費至上主義の時代に設計された車であるため、後述するフィットよりもユーリティーの部分で弱いこと、デミオと比較すればインテリアの質感などで大きく遅れをとっている部分でしょうか。
個人的には、リセールバリュー(車の売却時の価値)が高いことも魅力の一つだと感じます。
- ホンダ フィット
国産車でアクアと直接的なライバルになるのはフィットではないでしょうか?
アクアよりも後発であるにもかかわらず燃費などはほとんど変わらないものの、ユーリティーなどの燃費以外の使いやすさの部分でアクアより一歩抜きん出ている印象です。
また、全高がアクアよりも8cmほど高くなっているため、アクアよりも室内の広々感が感じやすくなっています(駐車上などのサイズは事前に調べておく必要がある)
エンジンも燃費重視のアクアと比較して、ホンダらしく運転する楽しさも両立したエンジンとなっています。
しかし、走りの楽しさなどをあまり重視しないユーザーからみると、CVTと電気モーターを組み合わせるアクアの走行フィーリングが快適に感じられる味付けがされているような気がします。
安全性能は、アクアと同じように基本的な衝突回避システムなどは装備されており、安全性が高い車になっています。
- 日産 ノート
最近CMなどでもよく目にするのが日産の「ノート」ではないでしょうか?
これまでは一般的なガソリン車のみの設定であったノートが、「e-Power」と呼ばれるグレードを販売し始め、ハイブリッドモデルが有るアクアやフィットと肩を並べて比較される様になりました。
他の車種で採用されているハイブリッドの仕組みとは少し異なり、動力源は完全に「電気」になっているのがノートの特徴です。
エンジンも搭載されているのですが、動力源の電気を生み出すためのエンジンとなっているので、エンジンのパワーで車体が動いているわけではなりません。
そのドライブフィールはガソリン車とは少し違うものとなっており、加速の早さ、立ち上がり、滑らかさはこの車にしかない魅力です。またフィットと同じように、全高が高くなっているので居住性も確保されています。
安全性能も前述の2車種同様基本的なものは備わっており、不自由することはないでしょう。
ワンペダルドライブ(アクセルを離すとガソリン車に比べて強烈なエンブレがかかる)などの今までにないドライブフィールになれる事ができれば、大きな選択肢の一つになるのではないでしょうか?
- マツダ デミオ
他の日本車が、ハイブリッドやモーターなどの「電気」という武器を使った車種を作っている中で、デミオはまた違ったアプローチでクルマづくりをしています。
マツダはディーゼルとガソリンエンジンという2つのパワートレインを使っています。ディーゼルというとどうしても環境に悪いイメージがありますが、マツダのディーゼルは環境に良い「クリーンディーゼル」というものを採用しています。良い意味でも悪い意味でもディーゼルエンジンの荒々しさがないエンジンに仕上がっており、ガソリン車ユーザーの方が乗り換えてもあまり違和感なく操ることができるエンジンになっています。(ディーゼル特有の太いトルクは健在)
また、他の国産車とは一線を画するようなデザインは、Bセグメントの国産車で唯一輸入車とも戦える高級感のあるデザインになっています。
Bセグメントというサイズ的に制限があるなかで、ここまでの迫力を車に備えることができているのが、マツダのデザイナーの凄さを物語っています。
また、安全性能も上位車種である、アクセラやCX-5などと同等のものが装着されており、他の車種が廉価版の安全装置を装着している中、好感度が高い車種になっています。
唯一の欠点を上げるとすれば、車のサイズを最大限に活かせれておらず、フィットやノートほど使い勝手が良くないのと、後席の居住性があまり良くないところです。
2.輸入車
- フォルクスワーゲン ポロ
輸入車の中で、代表的なBセグメントの車種といえば、フォルクスワーゲンの「ポロ」ではないでしょうか?
サイズが拡大して、3ナンバー車になってしまったポロですが、日本向けにサイズ設計がされているわけではないので仕方がないですね。
ですが、ゴルフなどにも利用されているMQBプラットフォームを採用して作られているポロの走行性能はお墨付きで、国産車にはない高い走行性能を提供してくれます。また、ボディーサイズが拡大したことによって、乗員のスペースも広くなるなど使いやすい車種になっています。
安全性能についても、衝突回避ブレーキの他にもアダプティブクルーズコントロールも備えられており、ボディーの良さと相まって長距離の運転でも苦にならない装備が備えられています。
難点をあげるとすれば、後部座席の背もたれが、圧迫気味になっており少し座りにくいなどの欠点がありますが、コンパクトな車を自由自在に扱って運転を楽しみたいと思っている人にとっては、最高の選択肢になるのではないでしょうか
- Audi A1
フォルクスワーゲンのポロとおなじMQBプラットフォームを使って作られているアウディのA1です。
Bセグメントの車種では珍しく、高級ラグジュアリーブランドが製造しているBセグメントの車種になります。
やはり、高級ブランドならではの、高級感のある内装と艷やかなボディーは他のブランドにはないメリットではないでしょうか?
もちろん、高級ブランドならではの安全性能やボディー合成などは健在です。
フォルクスワーゲンのポロと同じプラットフォームを使っていることもあり、ポロで十分だと感じてしまう部分もありますが、駐車場の関係上あまり大きい車は買えないが、ラグジュアリーな車に乗りたいという人は一定数存在するため、このような車種があってもいいのではないか?と感じます。
- ミニクーパー
みんな大好きミニクーパーです。
他の車種と比較してミニクーパーを買うなんていう人はあまりいないと思いますが、紹介していきます。
クーパーSになれば本体価格で350万円以上と、アクア2台分にもなる価格なので同じ土俵で比較すること自体が間違えなきがします。
やはり、まずはこの昔から基本的に変わらないデザインが魅力的な車です。
最近はモデルチェンジを重ねる毎にサイズを大きくさせています。輸入車のトレンドでどんどんサイズが大きくなっているというのはありそうですね。
実際には、ディーゼルやSモデルなどのスポーツグレードもあり、運動性能も良い車になっています。
実はディーゼルエンジンはBMW3シリーズと同じものが載せられているので、ハイパワーなエンジンをコンパクトな車で扱える、面白いマシンになっています。
結論
いかがでしたでしょか?国産車輸入車それぞれに国ごとのクルマづくりに対する思想が感じることができ楽しい比較になりました。
国産車であれば、全体的にスペースを最大限に活用している車種が多く、日本人の設計の緻密さが感じられました。
輸入車においては、走行性能を第一に考えているように感じられ、乗っていておもしろい車が多かったです。
値段帯も大幅に違うため、単純な比較が難しいですが、私は、国産車であればデミオ、輸入車であればminiに乗りたいと感じました。
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