【マツダ・アテンザ】フルモデルチェンジに近い大型改良がなされた、マツダのフラッグシップはいかに?

セダンとワゴンタイプの車。

そう聞くと車が好きな方には「時代が終わった車の形状」と感じる人がいるのではないでしょうか?

そんないわゆる「廃れた車格」であるセダンとワゴンのどちらもラインナップとしてあるマツダの「アテンザ」が今回大幅なマイナーチェンジを行いました。

マイナーチェンジというのは建前のように感じるほど変化が加えられたアテンザ。実際にエクステリアだけでなく、シャシーやボディー、エンジンなどにも手が加えられており実質のフルモデルチェンジと言っても差し支えないのではないでしょうか?

むしろ、マイナーチェンジでこのレベルに達してしまうマツダはフルモデルチェンジで何をしてくれるのだろうか?と気の早い期待をしてしまいます。

外観

 

先代から大きな変化はないアテンザの外観。しかし、ワゴンにおいてもセダンにおいてもその美しさは健在です。ボディーカラーをソウルレッドにすれば、鮮やかな赤色の発色に驚かされますし、ジェットブラックにすれば、夜のドライブの街頭の映り込みに癒やされる。どんな色を選んだとしても造形が綺麗なアテンザはきっとあなたの所有欲を満たしてくれます。

アテンザと同時期に発売されたCX-5がフルモデルチェンジを果たしたにもかかわらず、マイナーチェンジにとどまったアテンザの扱われ方を見たときに私は「マツダはあまりアテンザに力を入れないのか…」と個人的に感じました。

しかし発売から6年以上経った今でも新しさを感じるほどスタイリングのかっこよさを感じる外観となっています。また、フロントマスクの造形は、フルモデルチェンジに近いほど変化が加えられており精巧な顔つきに進化しました。

よりインパクトの強くなったフロントマスクと低重心ボディーを組み合わせることにより、この車を見た人に対して「気持ちよく走りそう」と思わせてくれるデザインになっています。

「良いものは時間が立っても良いもの」こんな基本的なことをアテンザは僕に教えてくれる気がします。

BMWも、フルモデルチェンジしたとしても車の基本的なデザイン設計は変えないあたりを見ると、マツダもそのポジションを意識して狙っているのかもしれません。

 

内装

「この内装が日本車!?」と思わせるような、インパネに一体感が取れたデザインを作っています。

高級という表現もできますが、上質という表現がぴったりだなと感じました。目線を下げなくてもコントロールしやすいダイヤル式のエアコンのボタンは、新しさは感じないものの、ユーザーの利便性を追求しているものに見え、好感度が高いです。

また、この価格帯にもかかわらず、本木目をダッシュボードやドアトリムに採用するなど上質な作りをしています。正直トヨタのクラウンですら木目調のパネルを採用しているにもかかわらず、クラウンよりも安いアテンザが本木目を採用しているのはすごいですね。「フラッグシップ」という孤高のカテゴリに対して、できる限り良いものを提供しようとするマツダの良心が感じ取れる部分となっています、また、スエード生地の表皮(Lパーッケージ)を採用するなど、ワンランクいやツーランクぐらい上の車の上質さを目指したのであろうという思いが汲み取れます。

カムリやワゴンであればレヴォーグなどもライバルになりますが、内装のレベルにおいては一歩二歩先を進んでいる印象です。

唯一不満がある点とすれば、マツダコネクトの画面サイズが8インチにアップグレードされましたが、このクラスの車種でしたらもう少し大きい画面をつけても良かったのではないかという点です。ただ画面を大きくしすぎることで、運転するときの視点にどうしても入ってきてしまうのでそれを避けたかったというマツダの意図もあるかもしれません。

そして、全席、後部座席ともにUSBポートが2口ずつ(計4つ)設置されているのが、開発者の気遣いを感じさせます。一人一台以上のデバイスを持つのが当たり前の世の中のなかで、前席に1ポートUSBポートしかなかった場合不足を感じることもありますが、アテンザではそのような心配はないです。

またオルガン式のペダルを採用するなど、内装の面からも快適な運転をサポートできるような装備を設計している印象を受けます。

 

走行性能

今回XDのLパッケージ(2WD・AT)に試乗したのですが、マツダのディーゼルエンジンの良さは健在でした。

BMWのディーゼルエンジンが荒々しくパワーのあるディーゼル感のあるエンジンだとすればマツダのディーゼルは、ガソリンエンジンに近い滑らかに回転する日本人が好みそうなエンジンです。好みの問題もありますが、悪評高かったディーゼルエンジンをここまで私達の生活に溶け込みやすいエンジンに改良したマツダの技術には拍手を送りたくなります。

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