幅広いカーラインアップで、若年層からたくさんのオーナーを持つBMW。市街地の中心部にいくと日本車とさして変わらない数のBMWが走っている風景を見かけることも珍しいことではないです。
現在においても「クルマ」は、もつ人のステータスの1つであることに変わりはありません。
BMWは、走りの楽しさと上品さとアグレッシブさを両立したスタイリングで男女問わずウケがいいです。
これだけ人気があると、BMWのキーを手に入れても満足感が満ち足りないという方もいるかもしれません。
じゃあBMWのワークスチューンである「M」は?メーカー直系のスペシャルモデルは、確かに魅力的です。価格もそれ相応になりますし、それに見合った1台に仕上がっています。さらにさらに、オーダメイド「BMW Individual」というシステムも用意されています。
「アルピナBMW」はいかがでしょうか?
安心のBMW保証付のチューニングカー
「アルピナ」というメーカーをご存知でしょうか?アルピナは、BMWのモデルをベースに独自のチューニングをしたコンプリートカーを販売するメーカーです。チューニングカーというと、いくら車検公認を取っていてもオーナーの自己責任で自動車メーカーからのサポートがなくなってしまうイメージですが、アルピナはBMW公認!新車で購入すれば通常のBMWと同じ保証を受けられます。
アルピナがBMW公認を取得したのは、同社の創設者の息子ブルカルト・ボーフェンジーペン氏のチューニングBMWをBMW本社が高く評価(1964年の出来事)し、車両保証を与えたのが始まりです。その1年後の1965年にバイエルン州で「アルピナ・ブルカルト・ボーフェンジーペン合資会社(アルピナの正規社名)」が設立されました。そこから約20年ほどは、コンプリートカーを製作販売する傍らでモータースポーツにも積極的に関わり、BMWのセミワークスとして活躍しました。
80年代後半にはコンプリートカーの需要が高まりモータースポーツから撤退しています(2009年に6シリーズベースのGT3マシンを発表)。
日本では、アルピナモデルの販売+BMWディーラーサービスを提供できる「ニコル・ディーラー」が全国に展開しています。
アルピナBMWは、まず見た目の特徴として「アルピナライン」と呼ばれるストライプと独自の20本スポークアルミホイールが特徴です。これは今も昔も一貫して崩さないスタイルです。
走りについては、ラグジュアリー感も残しつつスパイスの聞いた大人なチューニングがなされています。市街地からアウトバーンといった長時間の高速走行をより快適なものにするためにターボチューニングされています。ミッションも独自チューニングで快適性を損なわず運転の楽しさを感受できるものとなっています。
ターボが得意ということもあるのか、ディーゼルモデルも充実しています。発進時からの力強いトルクで快適なドライブを可能にしています。
長時間運転を楽しめるということに重きを置いており、アルピナのスペック表には「最高速」という表記はなく「最高巡航速度」で表現されているのも特徴の一つです。
生産・ロジスティクス体制はBMW・アルピナの独自ネットワークを確立をしています。クルマは同社認定のマイスターが手作業で丁寧に製作されます(BMWからベース車両が届きアルピナ・ファクトリーでオーダーに沿って仕上げ)。年の生産キャパシティは1200〜1700台。「BMWアルピナ」は、独立した自動車メーカーとして登録されているのでBMWアルピナのすべてのクルマには固有の車体番号 (VIN) が刻印された銘板を車内に装着しています。
「BMW Individual」もOK
日本のアルピナ公式サイトには、各モデルにコンフィギュレータ(バーチャルで自分のクルマの仕様を構成、見積もりを出すシステム)があります。「オプション装備」には、BMW純正オプション、「BMW Individual」装備などが選択できます。これもBMW公認コンプリートカーならでは。
「これ以外」の装備の問い合わせも可能とのことなので、より「自分だけのBMW」がほしいと思ったら「アルピナ」を選択肢に加えてみませんか?