BMW Z4の新型デビューがいよいよ迫ってきました。新型のZ4はご存知の方も多いと思いますが、トヨタとの共同で開発されるスポーツオープンカータイプです。兄弟車になるトヨタスープラの発売も同時期に予定されており、2018年最も期待が集まるスポーツカーと言えるでしょう。
新型のBMW Z4とは
2017年9月に開催されたフランクフルトモーターショーにて新型Z4である「コンセプトZ4」が展示されました。国内では2017年東京モーターショーで公開され、トヨタスープラとの共同開発ということもあり注目の1台となっていました。BMWのプレス・カンファレンス・スピーチによるとBMW Z4のコンセプトは心で運転することができる典型的なロードスターで、活気と優美さに満ちていてスムーズな曲線美や短くなったオーバーハングが特徴的とのことです。流線型且つダイナミックな印象を与えていて、まるで走行時に吹き抜けた風の流れによって具現化された造形のようだと言われています。新型のBMW Z4の発売日はまだ発表されていません。2018年3月に開催予定のジュネーブモーターショーにおけるワールドプレミアが期待されていて、2018年内には販売されるのではないかと言われています。
新型Z4はダイナミックなデザインが予想されます
新型Z4のエクステリアデザインは、カリフォルニア州で開催された富裕層向けの自動車イベントである「2ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」でコンセプト画像を発表しました。そのコンセプトデザインを具現化したのがフランクフルトモーターショー2017や東京モーターショー2017に展示されたZ4になります。ご覧になられた方も多くいるかと思いますが、細くワイドなキドニーグリルを身にまとい、ロングノーズショートデッキ、ロングホイールベースに、ロー&ワイドなボディといった伝統的なロードスターデザインに仕上がっているのが見てとれます。
オープンスポーツにふさわしいこだわりの内装
新型Z4の内装はBMWがこだわる高いドライビング性を意識したスタイルになっています。量産モデルのデザインは変わるでしょうが、ドライバーが運転に集中しやすい無駄のないコックピットになっています。コンセプトモデルでは、ドライバーズシートが車体の中央に寄っていて、よりダイナミックな運転を楽しめる作りです。ドライバーズシート側はブラック、ナビシート側はブラウンに色分けされており、オープン時のインテリアデザインを意識した作りになっています。また、センターパネルにはインフォメーションディスプレイがあり、ナビゲーション、アラート表示などは当たり前で、その他最新のインフォメーション機能が表示されることを期待したいところです。
新型Z4に搭載されるパワートレイン
新型Z4のパワートレインには3種類が予想されます。2リッター直列4気筒ターボエンジン。最高出力は190psと250psのラインナップ。3リッター直列6気筒ターボエンジンは、最高出力350psとの予想です。また、パワーモードで最大204psを発揮するハイブリッドのラインアップも予想されているそうです。そして頂点には最高出力425psを発揮する「Z4 M」も設定される予定との情報もあります。ギアボックスは、8速ATもしくは6速MTとなります。
新型Z4は燃費向上が期待されます
燃費は前モデルZ4が「2リッターエンジン搭載モデルで13.4km/L」でした。ハイブリッドの設定も予想されるため、新型Z4の燃費は格段に上がることでしょう。また、トヨタが持つ燃費環境ノウハウがどのように影響するかはまだまだ未知数ですが、ノンハイブリッドのエンジンにも燃費改善が施されることでしょう。価格はまだ発表されていませんが、共同開発のスープラは2リッターモデルで500万~600万、3リッターモデルで700万~800万と予想されています。同クラスのオープンカーなどの価格と比べると、それほど高額というわけではないので妥当な価格だと言えるでしょう。
開発中のプロトタイプスクープ写真
共同開発中のスープラとツーショットでの写真が撮影されました。ジュネーブモーターショーが近いことから、市販モデルに近いスタイルではないかと思われます。新型Z4はコンセプトモデル同様にとてもグラマラスな雰囲気です。発表が楽しみですね。