ポルシェの中でも垂涎の1台がAncarに登場!
誰もが憧れるポルシェ。
かの松任谷正隆氏(車好き、それが高じて今や自動車評論家としても有名な方です)も「カーグラフィックTVでポルシェ愛を語っていたのをみた記憶があります。
そこで、改めて松任谷正隆氏の車歴を調べてみると、ポルシェ911シリーズの何台かを乗り継がれていたようです。
こうした厳しい目を持つ人間でさえも魅了してしまうのがポルシェというクルマなのでしょう。
そんな不動の人気を誇るポルシェですが、スポーツカーメーカーとして栄光に彩られたポルシェもやはり他のメーカーと変わらず惑う時期があり、自らの絶対的なアイデンティティーとも言える「丸目&フラット6」と距離を取っていた時期もありました。
しかしファンの要請も強かったのでしょう。
懐古主義的な後ろ向きな動機ではなく、911シリーズをポルシェの主力商品として維持し続ける明確な意思をポルシェ社には感じます。
本当に最新が最善なのか?
先日のジュネーブモーターショーで公開された「718ボクスター」
「ポルシェ、お前もか?」との感じも否めない4気筒ダウンサイジングターボ搭載。
ポルシェの最新テクノロジーにケチを付けるつもりは毛頭ありませんが、カージャーナリズム界でも賛否が分かれているようです。
個人的に感じるポルシェらしさとか好みの問題なのかもしれませんが、やはりポルシェ然としたあの丸目への憧憬と個性豊かなフラット6に対するこだわりを持ち続ける人も多いようです。
ポルシェ社自身もそんなファン心理を知ってか知らずか、新型ボクスターと時を同じくして限定モデル「911R」も発表しています。
車両価格は現在のポルシェ911モデルでは過去最高額となる2,629万円(消費税込み)とのことです。
ポルシェ997というクルマ
ポルシェ、正式にはポルシェ911 タイプ997。
前モデルのタイプ996からバトンを受け、より911の正統な系譜を受け継ぐ印象を与える変更が加えられた1台です。
996モデルで不評だった涙目を本来の丸目に戻し、パワートレインは言わずと知れた、水平対向6気筒エンジン。
ダイレクト・フューエル・インジェクションを採用し、最高出力が20psアップの345ps。
さらにツインターボを搭載したターボモデルは、市販車としては驚異の500ps。
ポルシェパワーを堪能できます。
組み合わされるATはティプトロニックからダブルクラッチ式のトランスミッションである電子油圧制御の前進7速のギアが組み込まれた「ポルシェ・ドッペルクップルング(PDK)」
トルクコンバーター付オートマチックトランスミッションの良さである走行快適性とレース用のシーケンシャルトランスミッションが実現するダイナミックなシフトチェンジ特性を兼ね備えた新機構です。
ブレーキシステムも一新されポルシェ・セラミックコンポジット・ブレーキ(PCCB)を搭載しています。
ユーザーがポルシェに期待するものを反映しながらディテールに新機構を惜しみなく突き込んだこれぞ911と言える名車なのではないでしょうか?
これ以上私の拙い知識で911を語るのも気が引けますので、ご興味を抱いた方は是非Ancarにお問い合わせください。