メルセデス ベンツ Bクラスの特徴
メルセデス ベンツ Bクラスの特徴①
メルセデスベンツBクラスは2006年1月に日本正規輸入販売が開始されました。既存のコンパクトミニバン「Aクラス」とセダン「Cクラス」の間に位置しながら広い居住空間の確保、高い実用性とスポーティさを見事に融合させたメルセデスベンツの新しいコンセプトの基に開発されました。
メルセデス ベンツ Bクラスの特徴②
Bクラスのエンジン排気量は既存の「Aクラス」と基本は同じです。1.7Lと2Lの直4エンジンと、2L直4エンジン+ターボ付きがラインナップされておりましたが、後のモデルでは1.6L直4エンジン、1.6L直4エンジン+ターボ付きが搭載されました。
また、トランスミッションは、無段変速機(CVT)のみでしたが後に7ATに設定が変更されました。出力は1.7L直4が116馬力、2Lの直4が136馬力、2L直4+ターボで193馬力を発生させます。後のモデルで最大出力211馬力まで高められました。
メルセデス ベンツ Bクラスの特徴③
全長×全幅×全高=4270×1780×1605mmというワイド&ショートボディが大きな特徴で、エンジンやトランスミッションの一部をフロア下に収め、優れた衝突安全性とスペース確保を両立させた独自のボディ構造「サンドイッチコンセプト」を採用しました。フロントサスペンションには走行状態に応じてダンパーの減衰力を調節する新機構を装備させ、乗車人数や積載重量にかかわらず車体の姿勢を最適に保つリアサスペンションを採用しました。安全面では、運転席・助手席のエアバッグに加え、フロントサイド&ウインドウバッグ、前席ベルトフォースリミッター付シートベルトテンショナーや後席シートベルトテンショナーなど、このクラス随一の乗員保護システムを標準装備し、またコーナリング時の横滑り防止であるESPシステムと、電動パワーステアリングと連動してステアリング操作を助ける「ステアコントロール」機能を採用しました。
メルセデス ベンツ Bクラスの歴代モデル
メルセデス ベンツ Bクラスの歴代モデル①
初代モデルは2006年~11年販売になりますが、2009年にB200ターボは販売終了となりました。1.7L直4エンジン、2L直4エンジンのラインナップは初代モデル販売終了まで継続されました。トランスミッションは、無段変速機(CVT)の7速マニュアルモード付きのみでした。カーナビは基本DVD方式でしたが、ディーラーオプションでHDDナビが設定されました。また、B200ターボに関しては専用のスポーツサスペンションが装備されておりました。2008年8月にマイナーチェンジが実施され、フロントグリルやエアインテークなどのデザインを一新し、インテリア素材やシートデザイン/素材を変更を行い、6.5インチ液晶を使用した携帯電話ハンズフリー機能、ラジオやCD/DVDビデオなどさまざまなメディアに対応するオーディオビジュアルシステムを採用しました。尚、2009年8月に車名の変更が行われ、1.7Lエンジン搭載の「B170」は「B180」と改名されました。
メルセデス ベンツ Bクラスの歴代モデル②
二代目モデルは2012年4月から販売開始されました。今回のフルモデルチェンジに伴いBクラスの特徴であった2重フロア構造をやめ、先代と比べて全長は90mm拡大ましたが、全高は65mm低くなり、ワイド&ローの安定感あるフォルムとなりました。エンジンは1.6L直4ターボに、7速AT(7G-DCT)の組み合わせになり、エコスタート/ストップ機能を採用したことで省燃費を実現させました。内装はSL系と共通するデザイン要素を取りいれる事で全体の質感を高めました。フロアが低くなったことで、乗降性が改善され、ボタン式駐車ブレーキを採用し、ラゲッジは486~1545Lの大容量を確保しました。安全面ではパーキングアシストリヤビューカメラや、レーダー型衝突警告システム(CPA)を採用し安全性を高めました。
中古車価格について
メルセデス ベンツ Bクラスの歴代モデル①
初代モデルについては市場流通量も多く、価格についても十分手が届く設定がされている車両が多く存在しますが、中には日本車などと一緒に販売しているような販売店で一台だけ扱われているという事もあります。専門店や正規輸入販売店以外での購入は、リスクが伴いますので注意が必要です。走行距離が明確で販売店の保証がついた整備もしっかり行われている正規輸入販売店の認定中古車の購入をお勧めします。日本車などと一緒に扱っている販売店等では車検対応も行われないといった場合がありますので慎重な検討をしましょう。
メルセデス ベンツ Bクラスの歴代モデル②
二代目モデルについても市場流通量は初代程ではないにしろ、多く存在します。モデルチェンジに伴いメカニカル的な箇所についても高機能化が進んでおりますので、初代モデル以上に購入には注意が必要です。日本車などと一緒に取り扱っていたり、買い取り専門店等での購入よりメルセデスベンツ専門店や正規輸入販売店の認定中古車での購入はアフター面も安心できますのでお勧めします。
初代モデルがおすすめ!
発売から年式経過しておりますが、良質な車両の中古市場流通量も多く、メルセデスベンツのエントリーモデル等として、またはセカンドカーとしても十分な性能を持っております。また、二代目モデルと比べても中古価格は手が届く金額設定が行われております事が多く、特に初代モデルの後期モデルは初代モデルの中でも熟成された車両ともいえますのでお勧めします。
おすすめモデルの燃費
国交省の公表値はリッター12.8キロとされておりますが、乗り方次第で燃費向上は十分見込めます。また、エコタイヤへの交換+タイヤエアーに窒素ガス封入やエンジンオイル交換、駆動系のメンテナンス等を行う事で更なる燃費向上が十分見込めます。
おすすめモデルの維持費
自動車税(45000円)、自動車重量税(12300円/年)、自賠責保険料(13920円/年)が年間維持費となります。また、車幅がコンパクトカーという位置づけではありますが1.7メートル超えますので「3ナンバー」登録となります。
初代モデルについていてほしいオプション2選
オススメオプション①
カーナビをお勧めします。初代モデルには基本DVD方式のカーナビが標準装備されておりますが、地図データ等が古いままといった事が多くあります。また、カーナビなどのアクセサリーは保証対象外というケースもありますので購入時にオーディオシステムアップも兼ねて最新カーナビへの交換をお勧めします。購入は20万円~30万円程になりますが、その他に取り付け費用が発生する事がありますので販売店へ相談してみましょう。
オススメオプション②
ドライブレコーダーをお勧めします。不慮の事故の際に映像データは証拠となります。また、自身のドライブ風景をご自宅で鑑賞したり、価格によってはGPSレーダー機能が付いたモデルや、月極駐車場に駐車した際の悪戯の監視としての監視カメラ機能が備わったモデルもあります。金額は5千円から3万円程となります。
まとめ
メルセデスベンツBクラスは高い実用性と利便性にスポーティさを兼ね備えた数少ない一台と言えます。エントリーモデルとしても人気が高く、女性やファミリー層からも高い支持を受けております。然し乍ら、メルセデスベンツは購入先や、走行距離不明、整備記録なし、保証無しといった現状車両等を購入した場合、車両代以上に修理費用が嵩んでしまう等という事もありますので、専門店や正規輸入販売店で良質な車両の購入をお勧めします。