超小型車の時代・その7「農家のミニカー、小型特殊!侮るべからず!」

小型特殊自動車は何が特殊?

「小特」(しょうとく)などと呼ばれる小型特殊自動車というジャンルのクルマがあります。

小さな緑色の市町村役場の発行したナンバープレートがついており、公道も走行可能。

ではミニカーのようなものかと思えば、サイズ的にははるかに大きく、排気量も50ccなどではなくもっと大きいのでパワフル…というかトルクフル。

悪路走行用に特化したラグタイヤと呼ばれるゴツゴツしたタイヤを履き、オフロード車用のテレーンタイヤとはまた違った独特の凄みがあり。

ただし公道での最高速度は15km/hなので、少なくとも舗装された一般道での実用性は無し。

走行する事よりも、その搭載機器を使った作業あるいは重量のある作業機を私有地内などで運搬するのを主目的としているので、走行装置はあくまで作業場と作業場、あるいは車庫を繋ぐための自走用。

小型特殊自動車の概略を述べるとこんな感じですが、「走行するより搭載機器の主目的」というくだりは大型特殊でも同じで、例えば戦車や自走砲などもこのジャンルです。

日本だと耕運機やコンバインなど農機具で多いのですが、田舎で広大な農地を持つ農家だと、時々それらとは明らかに違うクルマ、どちらかというとトラックに近いような「小特」も見かけます。

あれ?こんな軽トラあったっけ?と思うとナンバーで小特と気づくわけですね。

海外だと日本の軽トラが、農業用の敷地内トラックやATV(全地形対応車。バギー)のように使われているケースもあって似ていますが、日本のそれはもっと小さいのです。

農業に関係無いとあまり知る事の無いジャンルですが、これもまたミニカーという事でちょっと紹介します。

軽トラですら入れない狭い道も走破する!カワシマ RX4WD

小さな車体に不釣合いなほど大きく、しかししっかりとしたクローズドキャビンなので雨風をしのぐには十分!

それでいて本格的なパートタイム式4WD駆動システムを持ち、2WDとして軽快に、4WDとして悪路走破もこなすのが、鳥取にある有限会社河島農具製作所のカワシマ RX4WDです。

キャビンつきのRX4WD-CとキャビンなしのRX4WDと2種類あるのですが、どちらも2人乗りで最大積載量は500kg(農場内は600kg)と、何と軽トラを上回る積載量を誇ります。

しかも面白いのはキャビンと荷台が1つのシャシー上に載せられた軽トラと違って、それぞれ独立して地形に合わせて動けるため、地形の悪いところでも前後左右のタイヤが路面をつかみやすい「センターオシレーション機構」を持っているんです。

まさに「農地に特化したミニカー」と言うべきクルマで、エンジンは9.4馬力の空冷4サイクルガソリンエンジンですから昔の360cc時代の軽自動車ほどの馬力は無いですが、それでもパワステや大型ヘッドライトもついていますし、油圧ダンプで荷物の積み下ろしも楽チン!

さらに100Vの電源ソケットもついていますから、「動く発電機」的に使えるクルマなんですね。

さすがに最大速度15km/hではシティコミューターとして使うにも不足ですが、「田舎のローカルコミューター」としてはむしろ向いているかもしれません。

農業用ですから普段使いの足に使うには贅沢でも、災害時などで道路が崩落した時に救援物資を取りに行くような用途にはいいかもしれませんね。

前輪操舵だけでなく胴体も曲がって小回り抜群のキャニコム ライガー

これもカワシマ RX4WDと同ジャンルで機構的にも似ていますが、操舵(ハンドリング)装置に特徴があるのが小型特殊トラックのライガーです。

「草刈機 まさお」など独特のネーミングを施した農機で有名な福岡のキャニコム(株式会社筑水キャニコム)が販売していますが、最大の特徴はフロントタイヤを曲げるだけでなく、RX4WD同様に分割されたキャビンと荷台の結合部分、そこにもステアリング操作に合わせて曲がる仕組みが備えられており、フロントタイヤの角度だけでなく、荷台に対するキャビンの角度も使って、フロントタイヤだけじゃできない小回りを確保しています。

全幅1475mmの軽トラと違い、カワシマ RX4WDだと1,300mm、キャニコム ライガーでは1,185mmと前後トレッドが狭い事や、タイヤ配置が細長いとタイヤの切れ角だけでは最小回転半径が小さくなるのですが、こうした工夫で乗り越えているのは面白いですね。

舗装路上での高速走行を意識しなくていい小型特殊ゆえの工夫ですが、タイヤを舗装路向きに変え、エンジンも騒音の出る空冷4サイクルからEVにコンバートすれば、東京の下町などにある古い道でも配達業務などに使えそうな気がします。

なぜか芝刈機で世界最高速記録に挑んだホンダ

ミニカー的な話題ではないのですが、農機具と言えばホンダも大手農機具メーカーで有名です。

そのホンダのレーシング・スピリッツはなぜか農機具にまで及び、乗用四輪芝刈機を使ったチューニングカーのパフォーマンスが時々話題になります。

2014年には乗用芝刈機ホンダ HF 2620をベースに、614ccVツインOHVエンジン(20馬力)を大型バイク用の995ccVツインDOHCエンジン(109馬力)に換装、パドルシフト付6速ミッションやクロームモリブデン鋼を使った軽量フレーム…要するに外観を除けば全く別モノとなったマシンで0-100km/h加速が4秒、最高速度に至っては187.6km/hという芝刈機最高速度記録を叩き出し、ギネスブックに載りました。

何がすごいのか、次元のベクトルが違いすぎてよくわからなくなってきますが、ホンダとしては「1番スゴイのは、ここまで高性能なのに普通に芝を刈れる事。」だそうで、海外で活躍している日本メーカーも結構面白い事をしているようです。


農機具など小型特殊自動車の話はわりと深いのでまたいずれ紹介したいと思いますが、次回「超小型車の時代」は、先日登場した「発想の転換!布製ボディで軽量化されたミニカー」をご紹介します。

車の乗り換えを検討中の方必見!



楽に早くは当たり前。

Ancarのおまかせ出品ならどこよりも高く。

クルマをAncarのガレージに預けて、買取保証金(買取店と同水準以上)と高く売れた分の金額を受け取るだけの新たな出品方法です。

出品のための面倒な撮影や相手とのやり取りはAncarにおまかせできます。

「Ancar」があるからこそ価値が付く仕組み

私たちはAncarと言う、個人間の「売る」と「買う」のマッチングサービスを提供しております。 買い取りのみで利益を出す必要がないため、どこよりも高く売ることができます。

おまかせ出品を使えば「必ず高く売れる成功体験」ができます。

実際にご利用頂いたお客様の声

「60万円も高く売れた成功体験」K.T様



K.T様のコメント:憧れの車への乗り換えを検討し、車を査定。しかし査定額は170万円。 乗り換えを諦めていた時Ancarのおまかせ出品を知りました。

おまかせ出品を使った結果230万円で売却、最初の査定より60万円も高く売く売ることができました。今では憧れだった車に乗り換え最高のカーライフを送っています。 「高く売って乗り換える」。新しい車所有のカタチを体感できるサービスでした。

まず簡単査定!

お問い合わせいただいた内容を元に、スタッフが査定させて頂きます。ぜひお気軽にお問い合わせ下さい! 買い取り価格を知りたい方はこちら!

サービス詳細や、お問い合わせ後の詳しい流れについてはこちらをご参照下さい。

手洗い洗車のサブスクリプションサービス事前登録受付中!



通うことで愛車を常に綺麗に保つ

愛車への悩みを解決する手洗い洗車のサブスクが始まります!



事前登録、詳しい内容はこちら↓

洗車サブスクリプション