GMはオペル売却後も、欧州でキャデラックを売り続けるのか!?

GMがオペルとヴォグゾールを売却することでキャデラックはどうなってしまう?

先日、米自動車大手GMは、オペルとヴォグゾールの各ブランドを、仏PSA(プジョー&シトロエン)グループに売却することを正式に決定しました。 売却額は23億米ドル(約2,530億円)でした。 このニュースが駆け巡ると、「ヨーロッパでのキャデラックは今後どうなるのか?」という懸念が生まれました。 アメリカ車が希少な欧州の地でもキャデラックは販売店を持っており、現在自社ブランドのほか、シボレー「カマロ」と「コルベット」の2車も販売しています。 GMがオペルを手放した以上、これらのモデルのヨーロッパでの存続も危ぶまれたようですが、『オートモーティブ・ニュース』が報じたところでは、GMのメアリー・バラCEOが、このマッスルカー2車種について今後も販売を継続すると発表したということです。

キャデラック全車種を合わせても、カマロ+コルベットの半分以下という状況

オペル売却の発表が行われた後、GMは記者やアナリストを交えた電話会議を催しましたが、これはその会議の場で伝えられた話だということです。 バリーCEOは「現行のプランでは、この2車種の販売を続けるということになっています」と参加者に説明しています。 「キャデラックブランドも発展させていきます。こちらは、綿密な計画のもとに行う予定です」ということです。 キャデラックにとってはこれからも「長期戦」になりそうです。 オートモーティブ・ニュースの報道によると、欧州にはキャデラックのディーラーが45店舗あるのですが、それらを合計してもわずか781台しかキャデラック車は販売されなかったということです(2016年実績)。 しかもこれは、2015年実績から33%増加した値だというのです。 実は、同じディーラーで売られるシボレーのカマロとコルベットは、キャディラックより人気があり、この2車種だけで1800台を売り上げています。 キャデラックブランドには複数の車種があっても781台だったことを考えると、こちらについては今後も苦戦が予想されても仕方ありません。

キャデラックの今後の展開は?

2014年頃、上記の実績より遥かに多い台数の販売が予想されていたのですが、それを考えると残念なことです。 もちろん、今後の販促いかんによっては、実績が上向くこともあり得るでしょう。 欧州向けにディーゼルエンジンの搭載も検討中ということですし、少なくとも自社のプレゼンスを強調していこうという姿勢でいるようです。 オペルとヴォグゾールがGMに利益をもたらしてくれなくなってしまう今後は、GMも資金面にはより注意して、欧州での販売活動を続けていく必要がありそうです。 キャデラックは、今後も販売が見込めそうなクロスオーバー車の新型車を続けて投入する予定ですが、そのすべてにディーゼルモデルを設定するなど、土地に合った工夫をしていくのが得策でしょう。

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