中古車を買う時に、一番気になるのが走行距離ではないでしょうか? クルマ自体の痛みの指標になるのがこの走行距離ですが、実際に車の整備基準もこの走行距離で管理されているので、その考え方はあながち間違っていないと言えます。 ある程度、事前に知識があるかないかで車選びに大きく差が出てきます。
追加整備が最も多くなるのが10万km付近
車を選ぶ時に、10万km付近の走行距離の車両はタイミングベルト交換等の、重整備が発生します。 トヨタ車を例に挙げると、本来ウォーターポンプは交換する必要があまり無いのですが、トヨタ車は傾向的にこのウォーターポンプが弱い車種も中には存在しますので、タイミングベルトとウォーターポンプ交換が必要になる車両があります。 つまり、先んじて上記のような必要な整備を終えている車両は、追加整備の費用が掛かる事なく乗れる可能性が高いと言えます。 そのため、走行距離が10万km付近の車両は整備履歴の内容によって「買い」かどうかの判断基準となり得るのです。
10万kmを超えても最近のクルマは壊れない
要所要所で点検整備をしっかり行えば、車はそう簡単に壊れる物ではありません。 早い段階で異変に気付き、対処していく感覚を普段から養っていけば、15年から20年程は持ちます。 購入時に整備履歴を確認し、消耗部品をキッチリ交換されている車両は、故障に対してアンテナを高くはったオーナーである可能性が高いので、購入して損をするという事は整備履歴が少ない車に比べて、可能性が低いと言えます。 よって交換履歴が多い車両は、こまめに交換整備を行っていた証であるため、特に狙い目です。 気に入った車両を安く手に入れられる事が中古車を選ぶ醍醐味でもありますが、このように損をしない立ち回りを意識する事で、ランニングコストを低くする事ができます。 そして余った資金をドレスアップ等にまわす事ができるので、走行距離が10万kmでもメンテナンスがしっかりとされた中古車はオススメです。