エアコンの電源を入れるとなんとも言えない臭いが…
一年を通して一番初めに車内エアコンのスイッチを入れるのはいつ頃でしょうか? 最後に使用するのは? 家庭でもそうですが、久しぶりにエアコンを使用するとなんとも言えない臭いがする時がありますが、 あの臭いをしっかりと除去するのには手間とコストが意外とかかってしまいます。 では、どうどうすればいいのでしょうか?
そもそもなんでエアコンが臭うの?
エアコンが臭う理由は、周りに付いた水滴がもとでカビが発生し、あのくさい臭いが発生します。 その水滴が主に付着しやすい部品名がエバポレーターといいます。 レストランなどで出された水のグラスの表面に水滴が多く付くように、 空気は冷やされると空気中の水蒸気が冷やされ水になります。 この部品は空気を冷やす役目を担っているので、同じように水滴が付着してしまい、 これが上記でも述べたようなカビの発生要因になるのです。 特に、夏場使用したクーラーは翌年までほぼ使用しないので 約半年強の間にここでカビが繁殖し、臭いが発生します。
エアコンの臭い対策はないのか?
市販の車載製品で、エアコン消臭などが販売されていますが殆ど効果が期待できません。 一時的に効果があるにはありますが、「緩和する」といった程度で「消臭する」というレベルの解決にはなりません。 それを消臭したいとなると、エバポレーターに直接塗布しなければならないのですが、 エバポレーターはエアコンの内部に設置されているため、そこまでするのは大変な作業となります。
エバポレーターに直接塗布は難しい
車にもよりますが、内部パーツを多数外さなければならないので エバポレーターに直接塗るのは現実的に厳しいです。 業者に依頼しても、金額が高くつくのでお勧めできません。 個人的にこの臭いを解消するオススメは、意外と思われるかもしれませんが、 車内で家庭用の『バルサン』を炊くのが効果的です。 臭い自体を強力に除去してくれます。
真冬でもこまめにエアコンを使った方が良い
バルサンを炊くのが不安という方や、臭くなる前に対策をしたいという方も居るでしょう。 臭いの原因となってしまっているのがカビなので、要はカビの発生を抑えればそもそも悪臭が立ち込める事はないありません。 なので、対策をするとなると、定期的にエアコンを使用する事で抑制するのが1番いいでしょう。 ただ、これを乗車時にやろうと思うと真冬にエアコンを使用するのも苦痛だと思いますので 洗車時など、車の掃除のついでにエアコンを回す事でカビの繁殖予防はできるでしょう。