【哀愁のオールド・ビートル】人気車だったり不人気車だったり、変転の長寿車

戦前生まれの名車フォルクスワーゲン・タイプ1、日本販売開始は1953年

フォルクスワーゲン(以下、VW)タイプ1、通称「ビートル」。 第2次世界大戦前にアドルフ・ヒトラー総統の命令でフェルディナント・ポルシェ博士が開発し、戦争勃発で本格量産こそされなかったものの、戦後の新生ドイツ(1949年から1990年までは西ドイツ)の主要輸出製品となってアメリカに上陸後はたちまち大人気となりました。 日本に輸出のためビートルが上陸したのは1952年のこと。 当時のVW社長が4台のビートルとともに来日した時には、既に進駐軍の兵士や各国の大使館によって持ち込まれたビートルが注目の的で、交渉の結果ヤナセが1953年から販売を開始しました。 暖気運転がいらない空冷エンジン車ということで患者に呼ばれたらすぐ駆けつけねばならなかった時代の開業医に好まれ、1960年代の戦後日本レース再開期には小排気量部門で参戦しています。 ちなみに輸入開始当初の価格は74~80万円。 大学新卒の国家公務員初任給が7,650円だったといいますから、同初任給218,216円(総合職)の2017年現在で考えると2,109~2,280万円に相当します。 ホンダ NSXが2,370万円ですから、それよりちょっと安いくらい…と言っても普通の人は買えませんね。 ちなみにその輸入第1号車は、現在でもヤナセでレストアのうえ保管されているそうです。

日本で「ワーゲン」と言えばビートルのことだった

以後日本でも長らく輸入大衆車体表として販売されその形状からか、あるいは海外での通称からか、「カブトムシ」と呼ばれました。 輸入開始後の1958年に日本で初めて成功した軽自動車 スバル360が登場した時には、同じ丸っこい形をした空冷リアエンジン車と共通点が多く、それでいてかなり小さかったことから「カブトムシ」より小さい「てんとう虫」と呼ばれたほどです。 1960年代に入ってアメ車が駆逐されても、メルセデス・ベンツと並びドイツ車として高い信頼を寄せられたビートルは、今で言うプレミアム・コンパクトカーとして売れ続けます。 やがてビートルはフォルクスワーゲンそのものを指すようになり、「ワーゲン」と呼ばれるようになっていきました。 そのため、ヤナセが後継車のゴルフを日本にも輸入した時(1975年)には、「今までのワーゲンじゃない」と全くの不人気車で、その実力が理解されるまで投げ売り同然だった時期もあったようです。

秋篠宮殿下と中古のビートル

日本において「ワーゲン」が一番輝いた時期は、1980年代半ばに秋篠宮殿下(当時は礼宮殿下)が運転免許を取った時期かもしれません。 自らカタログや雑誌を集めて情報収集して熟慮の末、中古車店で購入したのが何と1976年式でアメ車風フロントマスクを持つオレンジ色の「ワーゲン」でした。 当時の新聞記事でも「礼宮さまの愛車はオレンジ色のフォルクスワーゲン」と書かれているので、いかに「ワーゲン」が車名として定着していたかがわかります。 しかし、現在の天皇陛下も乗っておられたホンダ インテグラといい、皇族の方々は車の趣味が渋いですね。

「女子大生が一番乗りたくない車No.1」フキゲン・ワーゲンだった時期も

しかし時の流れは残酷なものでバブル景気が始まりベンツやアウディ、サーブやボルボ、BMWといった輸入車が普通に街を走るようになると一転、1990年頃には「ワーゲン」は古臭い、貧乏臭いの代名詞扱いされてしまいます。 ついには「女子大生が乗りたくない車No.1」とまで言われてしまいますが、筆者はその頃の中古車店のチラシで「ワーゲン」が500円で売られているのを目撃しました。 これなら自分(当時中学生)の小遣いでも買える!と親に声をかけたら「ダメよそんな貧乏臭い車」と言われたのですから、「ワーゲン」がどんな扱いだったかわかろうものです。

「まだ作っている」と話題になって再び人気車に

その後1990年代にバブル崩壊と猛烈な不景気になって「ワーゲン」が顧みられることはますます減りましたが、ある時期から「誕生から60年近くたってもまだ新車を作っているらしい」ということで話題になり、人気が復活しました。 改めて「ビートル」と呼ばれるようになって、ミニやフィアット500、シトロエン2CVとともに旧車ブームに乗り、1998年にVWがニュービートルを発売するや、新旧ビートルともに大人気となりました。 1990年頃、あれだけ貧乏臭い乗りたくないと言われた時代の汚名は払拭しましたが、当時を知っている人間としては何か複雑な気がします。 以上、時代によって人気の移り変わりが激しかったフォルクスワーゲンタイプ1「ビートル」日本での65年でした。

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