ロールスロイスは世界一の高級車として、定評のある自動車です。
インテリアやエクステリア、乗り心地とすべての分野で高級感のある車両となっています。
そんなロールスロイスは、高級車としての知名度も高いのに加えて、ボンネットにあるマスコットも有名です。
ロールスロイスはマスコットの盗難被害が多いため、盗難対策が徹底されている事でも有名です。
そこで本記事ではロールスロイスの、エンブレムの意味やマスコットの盗難対策がどのようにされているのか解説していきます。
本記事を読むことで、ロールスロイスのエンブレムやマスコットの盗難対策について詳しく知ることができます。
ロールスロイスのエンブレムの意味は?
ロールスロイスのエンブレムは創業者である2人の名前のイニシャルです。
チャールズ・ロールスとヘンリー・ロイスの姓のイニシャルRを重ねたデザインとなっています。
ロールスロイスのエンブレムは今は黒色となっていますが、1933年までは赤色でした。
赤色から黒色に変わった理由は、車体の色によっては調和されないため何色にも合う黒色に変更されました。
エンブレムの色が黒色に変更されたのは、ヘンリー・ロイスが他界した年と同じだった事もあり、それが原因だという説もあります。
しかし、ヘンリー・ロイスが亡くなったのは、エンブレム変更の承認した1カ月後のためその説はないと考えられています。

エンブレムよりも有名なマスコットって?
ロールスロイスといえば、エンブレム以上にマスコットが有名です。
マスコットは「スピリット・オブ・エクスタシー」と呼ばれ、ロールスロイスを象徴するものです。
翼と間違われるローブを羽織った女神のデザインとなっており、上品さ気品さ優雅さと成功を意味するものとなっています。
ロールスロイスのマスコットは116年もの間、デザインを変えずに来ています。
このマスコットには由来があるそうです。
ロールスロイスの顧客であった、ジョン・ダグラスが自身のゴーストにふさわしいマスコットがほしいと考え作られました。
そのためロールスロイスの考案ではなく、顧客の依頼によるものだといえます。
ロールスロイスはこのマスコットを1911年に自社の知的財産として登録しているそうです。
マスコットは盗難対策が徹底されている?
販売目的やいたずら目的での盗難被害が多いようです。
マスコットは1体完成させるのに、1週間以上かかるそうで、価格も半透明に光るモデルで79万円もします。
そんなマスコットを青空駐車していたら、絶対に盗まれてしまいます。
そのため盗難対策もばっちりとされており、収納機能がついているため万が一触れられても収納するため安心です。
そのため無理に取ろうとすると、指まで持っていかれそうないきよいで収納されます。
このような構造になったのは2004年モデルの車両からで、一定の速度が出ても作動するそうです。
マスコットがモデルチェンジした
ロールスロイスのマスコットは誕生から111年の記念すべき日にデザインの変更を実施しました。
新しいマスコットは、先代のデザインに近づけながらより、ダイナミックなスタイルに変更されました。
一番わかりやすい違いは、女神の膝が先代はまっすぐと伸びていましたが、新たなマスコットは膝を曲げて中腰のようになっています。
さらに、マスコットのサイズも空力性能を向上させるため、高さが先代の10㎝から8.3㎝へと、変更されました。
ちなみにマスコットが、小さくなるのは今回が初めてではありません。
もともと初代の高さは、18㎝といまの2倍程の大きさでした。
まとめ
ロールスロイスは世界で最も高級な車両として、高い評価があります。
そんなロールスロイスのエンブレムには創業者2人のイニシャルからとったRの文字が2つ重なったデザインとなっています。
創業者の思いが詰め込まれたエンブレムです。
さらにエンブレムよりも有名なのが、マスコットです。
ロールスロイスの象徴とも呼ばれる、美しく気品のあるデザインのマスコットは誰もが知るものではないでしょうか。
そんなマスコットは111年の長い間、デザインの変更がされていませんでしたが、今回モデルチェンジしました。
より上品で洗練された、シンボルにふさわしいものとなっています。