アルピナB3は、BMWの3シリーズをベースにチューニングされた車です。
今回は、アルピナB3について解説していきます。
現在もB3は、新車として販売されています。
B3の歴史は少し古く、1993年9月に初代B3が誕生しました。
それから、ベース車両の変更に伴いB3も進化していきました。
現在のB3は、5代目に当たります。
そんな、アルピナがチューニングして販売されているB3はどんな性能があり評判はどうなのでしょうか?
また、中古車の相場はいくら位なの?と思われた方もいらっしゃると思います。
この記事は、そのようなお考えの方は必見です。
では、アルピナB3について見ていきましょう。
アルピナB3の性能は?
アルピナB3は、年式やベース車両によって性能やスペックが異なってきます。
ここでは、現在販売されているB3について見ていきます。
アルピナB3は、様々な道やコーナー、走行状況であっても、エキサイティングな走行性能、正確なハンドリングと最高のドライビングを体感させてくれます。
アルピナ史上最もパワフルな現在のB3は、ビ・ターボ・チャージング・システムを搭載した新世代の3.0L直列6気筒エンジンが採用されています。
最高出力340kW(462PS)のエンジンが、最高のドライビング・パフォーマンスを実現し、8速スポーツ・オートマチック・トランスミッションとの組み合わせにより、2,500rpm から最大トルク700Nm(71.4kgm)を発生させ、中回転域でのスムーズな加速を可能としています。
最高速度303km/hで、0~100km/hの加速に必要な時間は、わずか3.8秒という速さです。
トランスミッションは、アルピナ・スウィッチ・トロニック付き8速スポーツ・オートマチックが採用され、どんな走行状況でもドライバーの思いに応える、調和の取れたシフト特性を実現しています
また、快適性を重視したモードとダイナミックな走行ができるモードが用意されており、ドライバーの好みによって選択できるようになっています。
アルピナ・スポーツ・サスペンションは、優れたロード・ホールディング、ハンドリングや俊敏性を実現しています。
また、バリアブル・スポーツ・ステアリング・システムとパフォーマンス・ブレーキシステム、LSD(リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)が、純粋な操作感につながり、バランスの取れた足回りのセットアップを実現しています。
このようにB3は、ベース車両をチューニングすることで格段に性能がアップしています。
仮に、ベース車両とB3を乗り比べることができたならば、その違いがはっきりと分かるでしょう。
エンジン性能やトランスミッション、サスペンションなど、よりアクティブによりスポーティにセッティングされ、エクステリアもインテリアもよりラグジュアリーにチューニングされているので運転の楽しさや所有する喜びを与えてくれるでしょう。
アルピナB3の中古車価格は?
アルピナB3の中古車価格は、230万円から1,070万円とかなり幅があります。
平均価格は、約500万円です。
年式は、1994年から2019年の車両が出ています。
中古車市場は、価格も変化しやすいので今はこの価格で販売されていますが、今後値上がりする可能性があります。
特に、1994年や1995年式のB3は現時点で価格はASKとなっています。
E36やE46をベースとしたアルピナB3は、年式こそ古いですが、人気があります。
そのため、価格がASKとなっています。
価格が低い車両は、走行距離が少し多めであったり、年式が古い車両である事が多いです。
そのような車を購入する時は注意が必要です。
年式が新しく、走行距離が少ない車両と比べると故障する可能性が高いからです。
アルピナは、ベース車両のBMWをチューニングしているため、部品代や作業代がノーマルのBMWより高くなる可能性があります。
なるべく故障や出費を減らすためにも、購入後は定期的な点検やメンテナンスを行いましょう。
アルピナB3の評判は?
アルピナB3の評判はどうなのでしょうか?
初代から5代目までありますが、評判を見ていきましょう。
「サイズ感、運転のしやすさ、初心者から経験者まで幅広い層でご利用いただけます」(初代B3)
「走りに尽きます。ちょっと、オーバーパワー感がありますがストレス解消には持って来いです。吹き上がり感は超一級品だと言えます。足回りも負けていません。普通にワンディングを流しても道を譲ってくれます。」(2代目B3)
「コーナリングの速さ、安定感は特筆モノです。高速では路面への張付き感(ダウンフォース)が異次元。アルピナが本気でリリースした公道も走れるサーキットマシンです」(3代目B3)
「市販車でこのバランスでの車作りは難しいはずです、なのにALPINAはそれが出来ているんです。自分の常識を遥かに越えるクルマだと実感しています。」(4代目B3)
「車重の重さは感じつつ、不思議な軽快感を持っています。
スポーツ+モード時のフル加速は、荒々しさが無いのに驚異的」(5代目B3)
「動力性能、制動力、ハンドリング、音、乗り心地、デザイン全てにおいて非常に高いレベルの満足感を得られます」(5代目B3)
このように、アルピナB3は総合的に満足している方がとても多かったです。
完成度がかなり高い車になっているようですね。
不満点としては、エアコンの効きが悪い、高性能過ぎて普段の道では本領発揮ができない、燃費があまり良くないと言った声が挙げられていました。
ただし、燃費に関しては、4代目、5代目のB3ではかなり改善されているようです。
まとめ
アルピナB3は、細かな部分もチューニングされている完成度の高い車に仕上がっています。
評判にもあるように、所有すればほぼ満足することで間違いないでしょう。
ただ、本領を発揮するには公道では難しいようで、サーキットなど特別な場所でなければダメなようですね。
それほど、力が有り余る位の性能があるということです。
一般道でも高速道路でも山道でもエンジンに余裕があり、ハンドリングも思った通りになるような仕上がりです。
アルピナB3を気になっている方や興味がある方は、1度試乗してみることをおすすめします。