Jeep(ジープ)の新型ピックアップトラック「グラディエーター」が日本初上陸しました。
日本で販売されるモデルは「グラディエーター・ルビコン」のみですが、「ルビコン」は充実の快適装備を誇り、特に悪路走破性に特化した機能と装備を備えたクロカンピックアップトラックなのです。
「グラディエーター」とはどんな車なのかを紹介していきます。
グラディエーターとは
さかのぼること1962年。ジープの「グラディエーター」が初登場しました。
ジープ・ワゴニア(SJ)のプラットフォームをベースに開発された、ジープのピックアップトラック「グラディエーター(SJ)」が’88年まで製造・販売されました。
その後、ジープのピックアップトラックは「ジープ・コマンチ」などモデル変更が行われ販売されましたが、1992年に製造を終了します。
ここで、ジープのピックアップトラックは一度、市場から姿を消すこととなるのです。
その後も何度かジープのピックアップトラックとして、コンセプトカーが登場したのですが、市販までには至りませんでした。
しかし、2018年のロサンゼルスオートショーで、2代目となる「グラディエーター(JT)」が26年ぶりにジープのピックアップトラックとして登場しました。
そして、2021年11月30日に日本初導入された「グレディエーター」が受注を開始しました。
グラディエーターの特徴と魅力
「グラディエーター・ルビコン」は、ジープの本格オフローダー「ラングラー・アンリミテッド」をベースに開発されたピックアップトラックなのです。
トラックとしての荷台スペースをしっかりと確保するために、ホイールベースがアンリミテッドと比べて480mm拡大されています。
それに伴い全長は5,600mmあり、アンリミテッドと比べると730mmも長く設定されています。
このことから「グラディエーター」が、かなり大きな車であることがわかっていただけたと思います。
キャビンはラングラー・アンリミテッドと同等の機能が備わり、快適性も充分に高くなっています。
また、軽量な3枚のパネルで構成されるハードトップは、取付け・取り外しが容易にできる構造になっており「フリーダムトップ® 3ピースモジュラーハードトップ 」と呼ばれています。
ハードトップを外すことにより、採光を増やし存分に風を感じながらのドライブが可能です。
高張力スチールと軽量アルミニウムを組み合わせることによって、シャーシの強度を最大限まで高めながら軽量化を図り、けんろうなボディを構成しました。
エンジンは、登場以来いくつもの賞を獲得してきた『3.6Lペンタスター・V型6気筒DOHCエンジン』を搭載し、最高出力284ps、最大トルク347N・mのハイパワーを誇ります。
トランスミッションは、電子制御式8速オートマチックトランスミッションを装備。
車体構造に最適なチューニングが施してあり、最新のソフトウェアを搭載することで、都度の走行に最適なパフォーマンスに調整してくれるのです。
駆動方式では、ロックトラック®フルタイム4×4システム を採用し、電子制御式フロントスウェイバーディスコネクトシステムを搭載することにより、すべてのジープモデルの中で最高のオフロード走破性を誇っています。
車両全体に配置された先進のセーフティーセンサーにより、駐車時・走行中・あらゆる状況に対し、セーフティおよびセキュリティシステムが乗員の安心感を高めました。
また、ジープにおける「RUBICON(ルビコン)」というグレードは、米国ネバタ州からカリフォルニア州へと続く世界一過酷な道と言われるルビコン・トレイルから由来しており、ジープ最強のオフロード走行を誇ります。
このジープ最強のクロカンピックアップトラックが、新型「グラディエーター」なのです。
グラディエーターのスペック
こちらは、日本で販売される「グラディエーター・ルビコン」の仕様です。
現在ボディからーは、9色から選択することが可能です。
インテリアカラーは2色から。
主要諸元
・ 乗車定員 5名
・全長×全幅×全高 5,600mm × 1,930mm × 1,850mm
・ ホイールベース 3,490mm
・車両重量 2,280kg
・車両総重量 2,805kg
・最大積載量 250kg
・エンジン 3.6L V型6気筒 DOHC
・最大出力 209kW(284ps) / 6,400rpm
・最大トルク 347N・m(35.4kg・m) / 4,100rpm
・トランスミッション 電子制御式8速オートマティック
・駆動方式 後2輪・4輪駆動・オンデマンド方式4輪駆動(選択式)
・メーカー希望小売価格 ¥7,700,000
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まとめ
ジープ新型ピックアップトラック・ グラディエーター日本初上陸という事で紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ジープが26年ぶりに復活させたピックアップトラック「グラディエーター」は、最高のパフォーマンスで日本に初上陸しました。
車体サイズ的に見ると日本の道路事情に合わない車ではあるのですが、とても魅力的な車ではないでしょうか?
この記事を読んでジープ 「グラディエーター」に少しでも興味を持っていただけたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ライター:Ancar編集部 呉東和虎