「WRX S4」は、2021年11月25日にスポーツセダン新型として発表されました。
WRXはエンジンを水平対向2.4L直噴ターボに載せ替えて、パワーを高めて環境性能を意識しフルモデルチェンジ。
スバルは、スポーツセダンにこだわって作り続けています。
さらに強化をしている点は、スバルの安全装備が最先端技術であり最高なパフォーマンスではないでしょうか。
スポーツセダンにこだわったWRXの紹介と、アイサイトシステムに注目します。
スバルWRX S4とWRX STIの歴史
世界選手権(WRC)に出場していた「レガシィRS」に変わる車として作られてきたのが「インプレッサWRX」。
1992年から製造され「スバルインプレッサWRX」は3代目まで生産していました。
そして「スバルインプレッサWRX」は高性能モデルの位置付けとして2014年に「スバルWRX」として誕生します。
スバルWRXは、S4とSTIタイプがあります。
搭載されていたエンジンは、水平対向4気筒ツインクロスエンジンです。
最大出力は300馬力で、エンジンパワーは高性能で高い人気がありました。
そして、STIは2019年冬に販売終了しました。続いてS4も2021年1月に販売終了しています。
これは次期WRXの高性能モデルへの構想案が進んでいて、次世代として発売されるためであったと思われます。
2021年11月25日発売のS4がどう変化したのか、お伝えします。
WRX S4について
WRX S4は11月25日より発売されました。
一つ前のWRX S4と比べ、全長とホイルベースが拡大しました。
そしてエンジンは水平対向2.4L直噴ターボエンジンを搭載しています。
しかし、最大出力は275馬力に抑えられています。これは環境負荷を考えて配慮したためです。
なお前回までのエンジンは2.0Lで最大出力は300馬力でした。
これに比べて新型のパワーは上がりました。
新型の馬力は抑えられていますが、排気量が大きいためアクセルの踏み込みを強くすれば短い時間でスピードが上がるのではないでしょうか。
ボディーカラーは
「セラミックホワイト」「アイスシルバーメタリック」「マグネタイトグレーメタリック」「クリスタルブラック」「ソーラーオレンジパール」「サファイヤブルー」「WRブルーパール」「イグニッションレッド(5万5000円プラス)」の8色です。
WRX STIについて
WRXは30年間販売し続けてきました。
スバル自慢のエンジンは水平対向4気筒EJ20を搭載しました。
1988年から2020年3月まで製造していて、スバルの乗用車では主力のエンジンでした。
2022年に発売予定の新型WRX STIのエンジンは2タイプ想像されます。
・スポーツ仕様に開発したFA20型DITターボエンジン
・FA24型ターボエンジンをさらにアップか?
そしてWRX STIの外見は、2017年に公開の「VIZIVパフォーマンスコンセプト」からのデザインを採用するのかと推測します。
リアにウイングがセットされることは、パワーと走行を重視するスポーツタイプの車だからではないでしょうか。
WRX STIはスポーツセダンの高性能モデルで安全走行をするためのシステムを搭載しています。
スバルは常に先進技術で安心安全を追求しています。そのシステムを案内したいと思います。
スバルWRX S4とTSIの安全装備について
スバルは最先端テクノロジーの開発だけでなく、交通事故を無くすためにはどのような装置を開発すべきか・いかに安全な走行を維持することが重要かを常に考えてきました。
そこには最先端の安全技術であり、そしてその安全技術を生かしたものとしてスバルの「アイサイト」があります。
スバルのアイサイト
アイサイトとは、ステレオカメラやレーザーを使った安全運転支援システムのことです。
ステレオカメラが前と後ろに2台ずつ設置しています。そのため360度認識できます。
前方の車との距離間・歩行者・白線を識別することができ、さらにカラー映像で認識できるのでブレーキランプを察知します。
減速して自動に停止できる高度な認知性能はさまざまな角度で運転支援をしています。
プリクラッシュブレーキ
プリクラッシュブレーキとは衝突を回避することを目的としています。
交差点や駐車場から出るときの衝突を察知します。
危険性がある場合運転者に注意喚起します。(注意喚起は警報音やアシストモニターで知らせます。)
運転者が回避操作をしていない場合、ブレーキ制御を作動し減速や停止をします。
新世代アイサイトシステムでは、交差点の右左折の時に歩行者・自転車の衝突防止のサポートもします。
ただし、「これがあるなら絶対に事故が起きない」というわけではありません。
スバルでは、以下のように注意も促しています。
制御対象との速度差が約60km/h(右左折時は自車速約20km/h、横断自転車は自車速約60km/h*)を超える場合は、アイサイトの性能限界から衝突を回避することはできません。また、制御対象との速度差が約60km/h(右左折時は自車速約20km/h、横断自転車は自車速約60km/h*)以下であっても、状況によっては衝突が回避できないことやプリクラッシュブレーキが作動しない場合があります。
ツーリングアシスト
レーダーにより設定した車速域で、アクセルやブレーキ操作を自動でアシストしてくれるシステムのことです。
白い区画線と先行車両を認識して、設定した速度内で車間距離をとることで人が運転しているような制御のことです。
※車速域は制限速度の範囲内です。
後側方警戒支援システム
「リアビークルディテクション」と「エマージェンシーレーンキープアシスト」により、高速道路にて車線変更を行う際に、後方に設置した2台のカメラで接近してくる車両を捉えて、警告音やドアミラーのLEDがインジゲーターとして注意喚起してくれます。
また走行中に車線からはみ出した場合、エマージェンシーレーンキープアシストによって車線内に制御します。
新世代アイサイトのスマートリヤビューミラー
後方に取り付けられた2台のカメラの映像を、ルームミラーに映します。
後方の人で視界が妨げになること、夜間や悪天候で見えにくくなることがあります。
映像確認ができるので、とでも安全です。
ドライバーモニタリングシステム
ドライバーモニタリングシステムとは、運転者が座席に座ると専用カメラにより顔を認識します。
それは、ドライバーが視線を横にずらさないで運転に集中できるように、エアコン操作をジェスチャーで調節することなどです。
※新世代アイサイトシステムだけに頼った走行はしないでください。
新世代アイサイトシステムは運転者の負担を軽減し、運転者の判断の補助を目的にしています。
事故を完全に防止するものではありません。
ドライバーは常に安全走行を心掛けて運転しましょう。
Ancarではお手頃価格のスバル車が掲載されています。
https://www.ancar.jp/cars/3253
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まとめ
新型WRX S4が2021年11月25日発売にしました。
エンジンパワーは大きくなりましたが、環境に配慮したスポーツセダンです。
そして2022年には、WRX STIが発売されます。
スバルでは安全走行を意識しており、運転者の負担軽減や安全走行に配慮するアイサイトシステムの紹介をしました。