ここ最近、ガソリン価格がどんどん上昇しているのをニュースで見かけます。
昔は1リッター110円以上でも高いと言われていた時代がありました。
しかし、現在は110円どころか、160円台まで高騰しているのです。
ガソリンが高くなると、家族で車を頻繁に使う人や仕事柄車を使う人など、困る方も増えるでしょう。
では、なぜガソリンの高騰は止まらないのでしょうか。
本記事では、ガソリン価格が高くなる原因を解説していきます。
車をよく運転する方、ガソリンを頻繁に入れる方は特に必見ですので、ぜひ最後までご覧いただければと思います。
1年間のガソリン価格推移
近年、ガソリンが高騰していますが、一時期下がった時期もありました。
その時期とは、昨年の春から秋にかけてです。
まずは、1年間のガソリンの価格推移をみてみましょう。
2020年1月 | 145.3円 |
2月 | 142.3円 |
3月 | 135.0円 |
4月 | 122.6円 |
5月 | 117.9円 |
6月 | 123.4円 |
7月 | 124.8円 |
8月 | 128.1円 |
9月 | 128.6円 |
10月 | 127.0円 |
11月 | 125.1円 |
12月 | 129.1円 |
2021年1月 | 132.4円 |
2月 | 136.1円 |
3月 | 142.8円 |
4月 | 144.4円 |
5月 | 145.1円 |
6月 | 149.3円 |
7月 | 152.1円 |
8月 | 151.7円 |
9月 | 151.2円 |
10月 | 159.1円 |
上記の表をみてわかる通り、昨年の4月から12月までは1リッター130円未満まで下がりました。
理由としては、コロナショックによって原油価格が減少したと考えられます。
ただし、今年に入ってからは価格は右肩上がりとなり、現在は160円代となります。

ガソリン価格が高騰する理由
今年に入って急激にガソリンの価格が高騰しましたが、その理由について知らない人も多いのではないでしょうか。
主な理由としては、以下の2つです。
- 原油価格の高騰
- 新型コロナウイルスの影響
それでは、順番に解説してきます。
原油価格の高騰
1つ目が、原油価格の高騰です。
価格高騰の1番の理由と言っても過言ではありません。
ガソリンは世界の産油国から輸入してきているため、この価格が高騰してしまうと当然、ガソリンの価格も高くなるのです。
特に、今年に入ってから新型コロナウイルスのワクチン摂取が進み、徐々に経済が回復してきました。
そのため、原油の需要が高まっているのです。
よって、原油が高騰していることが1番の要因と言えるでしょう。
新型コロナウイルスの影響
2つ目が、新型コロナウイルスの影響です。1つ目の原油価格高騰でもお伝えしましたが、コロナワクチンが進んだことで、経済が回復してきたことが影響しています。
今まで外出自粛によって、車を使った旅行や帰省などが思うようにいかなかったですが、ワクチンを打ったことで外出しやすくなったのです。
そのため、気軽に車を使ってお出かけできるようになりました。
ガソリンの需要が高まり、元のガソリン価格に戻ったと言えるでしょう。
ガソリン代を抑える方法
世界経済が回復してきたことはよろこばいいですが、とはいえガソリン価格が高騰し続けると家計を圧迫します。
今後もガソリン価格の高騰が続くと言われていますが、少しでもガソリン代を抑えたいと思う人も多いでしょう。
ここでは、ガソリン代を抑える方法をご紹介します。
主に、以下の3つが有効的です。
- 速度を出しすぎないで運転する
- 車のエアコンの使用を極力避ける
- エコカーやハイブリッドカーに乗り換える
それでは、順番に解説していきます。
速度を出しすぎないで運転する
1つ目は、速度を出しすぎないで運転することです。
車の速度を出しすぎると燃費が悪くなります。
燃費が悪いと頻繁にガソリンを入れるため、ガソリン代が多くかかるのです。
一般的には、速度は70km/hが燃費が良いと言われています。
100km/h以上出したり逆に40km/hで走っても燃費によくないと言われているので、40〜70km/hで走行することを心がけましょう。
車のエアコンの使用を極力避ける
2つ目は、車のエアコンの使用を極力避けることです。
車のエアコンを使用すると、約1割燃費が悪くなると言われています。
エアコンをつけると、中にあるコンプレッサーが動くのですが、ガソリンを使って動く仕組みとなっています。
よって、ガソリンを使用する量が増えるのです。
特に、夏と冬はエアコンを使用する機会が多いので、夏場は温度を一気に下げて室内を冷やし、冬場は温度をあげて一気に室温を高めることをおすすめします。
車のエアコンを使う時間を短くしましょう。
エコカーやハイブリッドカーに乗り換える
3つ目は、エコカーやハイブリッドカーに乗り換えることです。
そもそも、ガソリン代が高くなれば抑えるために工夫しても限界がきます。
そうなった場合は、エコカーやハイブリットカーに乗り換えるのも1つの手です。
エコカーやハイブリットカーは、燃費性がよくガソリン代を削減できます。
特に、エコカーであれば自動車税を安くできるので、より家計の負担を減らします。
まずは、自分の車がどれくらいガソリン代を使うか把握し、その上でエコカーやハイブリッドカーに乗り換えを検討しましょう。