個性が叫ばれる時代だと言うのに、コンパクトカーも軽自動車も同じ車種ばかり。
どうにも食傷気味だわ……そう思いませんか?私は感じてます。強く感じています。
人より尖った個性は見せたくはないけど、人とは違った雰囲気は纏いたい!
なるほど、叶えましょうそのワガママを。この個性的なクルマで!
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今日は、お洒落の国フランスが生み出したコンパクトカー、ルノー5(サンク)の2代目をご紹介!
更に今回取材したのはCampus Primaというイギリス限定仕様の並行輸入という超レアっぷり。
今回の車もさまざまな魅力いっぱい!早速見ていきましょう。
今回も「絶版自動車ちゃんねる」さんを通して取材、動画を作成しておりますので、じっくり見たい方はこちら!
角ばってるのに、暖かい。絶妙なデザインセンス
誰しもが時代を感じるであろうこのブロック型のシルエットですが、
何処と無く懐の深さを感じませんか?
各所にちりばめられたデザイン一つ一つの小さな要素が、そんな柔らかな印象を作り出しているのです。
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まずはフロント。ヘッドライトもボンネットも、エッジ部分にヤスリをかけて角を取ったような処理がされていますね。
これだけで車全体がキュートな雰囲気に包まれるのです。
同世代の名コンパクトカー、EF型ホンダシビックと比較してみれば方向性の違いが一目瞭然です。
ルノーサンクの微笑みは、言うなれば車界のアルカイックスマイル。
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グリルにも注目してみましょう。スリットが等間隔に配置されていませんね。
この芸の細かさが親しみやすい要因でもあります。
では、これが一般的な幾何学的グリルデザインだった場合どうなったでしょう?
途端に工業製品であることが強調されてしまうのです。
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さて、位置を変えてサイドビューです。
今や旧世代の軽自動車にしか使われないような、わずか13インチの小さいタイヤが目を引きます。
車体両端にレイアウトすることでホイールベースをしっかり確保。見かけによらず安定感も重視していることがわかります。
グレーのモールも車体下半分を多い尽くす程の太さとすることで、小粋な2トーンカラーに見える構造になっています。
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ドアノブはフラッシュサーフェスを意図してか目立たないようにレイアウトされ、
凹んだ部分に指をいれて開ける方式になっています。
少し使いにくさはありますが、これもデザイン重視の結果。
そしてCピラーをよく見てください。
うっすら弧を描いているように見えますね。完全な直線ではありません。
これにより車のシルエットがコミカルに見えるようになっています。
このままCピラーを見つめてサイドに回っていくとさらにビックリ。
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この部分、なんとそのままオーバルを描いてリアハッチまで続いているのです。
リアハッチもCピラーの弧に沿って美しい膨らみを見せ、さながら布張りのような印象を与えます。
これもまた他のコンパクトカーにない雰囲気です。
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フレンチテイストMAX!コミカルな内装&意外にも高い居住性?
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さて、今度は内装を見ていきましょう。
2本スポークのステアリングとシンプルに余白を残したメーターがレトロな印象を与えます。
運転席〜インパネ中央にかけた一体型の内装デザインが個性に溢れていますね。
滑り台的一体デザインのインパネに対し流れに反することなくレイアウトされた
各所コンソールスイッチは大型で手応えがあり、操作しやすくなっております。
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なお、残念ながらエアコンはついておりません。ヒーターのみの設定となっています。
この車が販売されたイギリスでは冷房など不要というわけですね。
(オーナーさん曰く、「夏は風を感じて涼んでください」とのことです。)
写真からも確認できますが、小物入れもかなり充実しています。
フランス車らしくデザイン性は大切にしながらも、実用性を決して犠牲にしてません。
とはいえ流石に古い車。現代の車ように至れり尽くせりなわけではなく、
ちょっと抜けた部分もあります。例えばウインカー。
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見た目にはしっかり左右にランプが分かれているように見えますが、
実際にはどっちにウインカーを出そうが左右ともつきます。
オーナーさん曰く、この世代のルノー車あるあるとのこと。
せっかく独立点灯しそうなデザインだというのに…お茶目なものです。
オシャレっぷりはシートのデザインにも顕著に現れております。
明るいグレーの下地に可愛いげのある柄ですね。
ちなみに、見かけ倒しではなく座り心地も一級品です。
シートの表面〜中間まではフワフワの触り心地で、まるで体を雲の上に浮かせるような感覚でありながら、
中身はしっかり芯があるアルデンテなシートです。(フランス車に適した表現か?というツッコミは無しで…)
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後席は外見のコンパクトさを全く感じさせないほど広い空間です。
前席シートを前に倒して搭乗する形式から乗り降りも非常にラクラク。
頭の上も拳一つ分ある余裕ぶりで非常に驚きました。
さすがに前席シートを運転ポジションまで下げると少し圧迫感はありますが、
日用車としてのパッケージングのレベルの高さを垣間見れた瞬間でした。
ガッチリ操作感、ふんわり足回り。これ、楽しいぞ!
今回はオーナーさんのご厚意から試乗までさせていただけました。
私、実はフランス車の運転は2代目シトロエンC3しか経験がないため楽しみにしておりました。
果たしてどんな乗り味なんでしょうか?
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乗り出しのトルク感は低排気量を感じさせないくらいに軽快です。
おそらくは1トンを切る超軽量ボディであることが効いているのでしょう。
一方でハンドリングは操作感が重厚で、機械を操っている感覚がガンガンに伝わってきます。
それもそのはず、この車はパワーステアリングがついておりません。
操舵感が半端ないのも当たり前の話でした。おお、恥ずかしい。
オーナーさん曰く旋回時にかなり大きくロールしているとのこと。
にもかかわらず、室内ではそこまで大きな姿勢変化を感じません。
運転をしている以上第三者視点で確認ができませんが、それ程の優秀な足回りを持っていることが理解できました。
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エンジンパワーでグイグイ進む車ではないものの、
手の内に収まるトルクと持ち前の車体の軽さからエンジンを回さなくても軽快にコーナーを切り抜けていきます。
これはただの買い物車ではありません。相当なポテンシャルを秘めたコンパクトカーであることは間違い無いでしょう。
実際これをベースにしたターボのスポーツモデルも出ているわけですから、素体としてそもそも優秀な車であることが理解できます。
当然低排気量、軽量ボディなので燃費は優秀。10km/Lなんぞ余裕です。
維持だって意外と楽!フォーミダブルな毎日をルノーサンクとともに
いかがでしたでしょうか?今回は毛色を変えて、なかなかマイナーなフレンチコンパクトのご紹介をさせていただきました。
オーナー様曰く、さすが世界中で売れたクルマなだけであって維持に関してはそこまで苦労しないとのことです。
全国にあるフランス車専門店に出せば、大抵のトラブルはほぼ必ず直せるとのこと。
これを機に素敵なパリジャン・パリジェンヌライフを手に入れてはいかがでしょうか?
生活を車が大きく変える、彩を添えるという実感を得られると思います。
さらに詳しい取材内容を知りたい方は下記の動画をチェックください!
※現在このクルマはAncarでの記載が終了し、ヤフオクにて掲載されております。
値下げして出品されておりますので、要チェックですね!