魂動デザインの第一弾として発表されたのがCX-5です。マツダの新しいを詰め込んだCX-5が2016年に新しくモデルチェンジを行いました。5年を経て2016年にモデルチェンジをした2代目CX-5の魅力を詳しくご紹介します。
CX-5モデルチェンジとは
CX-5は、マツダの代表的な技術であるスカイアクティブテクノロジーを初めてフル搭載し、魂動デザインを初めて採用したマツダの「新しい」を詰め込んだ車です。全世界的に人々魅了しました。高い評価を得ていたCX-5ですが、2016年に更にモデルチェンジをした2代目のCX-5をロサンゼルスモーターショーで発表しました。そのままでも高い評価を得ていたCX-5をモデルチェンジしたことによって、更に魅力的な車へと変化していきました。
ロサンゼルスモーターショー2016で公開
2016年アメリカで開幕されたロサンゼルスモーターショー2016で初めて、モデルチェンジを行った2代目CX-5を発表しました。初代CX-5以上に、世界的な販売に力を入れるためです。スカイアクティブテクノロジーと魂動デザインを採用した初めての製品として、2012年に発表された初代CX-5からモデルチェンジした2代目CX-5の人気が高い市場としてマツダが重視していたのはアメリカです。そのため新型CX-5をロサンゼルスモーターショー2016で発表しました。
モデルチェンジが発表されたCX-5の6つの特徴
ロサンゼルスモーターショー2016年に初代CX-5からモデルチェンジした2代目新型CX-5が発表されました。初代CX-5で世界的に注目を集め、高い評価を得たマツダは更なる世界的シェアを高めるために2代目CX-5でどのようなモデルチェンジをおこなったのか、6つに分けてご説明させていただきます。
特徴1:精悍なエクステリアデザイン
エクステリアとは外観や全景のことで、ボディなど外側から見えるすべての部分のことをいいます。CX-5のモデルチェンジにおいてヘッドライトが薄くなったことで、更にキリっとした印象になりました。また、シグネチャーウイングのモデルチェンジも大きな変化です。フロントの下からヘッドランプへと伸びる翼のような造形であるシグネチャーウイングが、ヘッドランプの下部へと繋がることで更に精悍さが表現されています。
特徴2:疲れにくいリアシート
初代CX-5から2代目へのモデルチェンジではエクステリアデザインだけでなく、内部にもマツダはこだわりを見せました。リアシートの基本状態のトルソーの角度を2度拡大し24度に設定しました。更に28度までシートバックを下げることができ、2段式のリクライニングの機構を採用したことで疲れにくいリアシートを再現しました。これは2016年のモデルチェンジにおいてドライバーだけでなく同乗者にも配慮するマツダのこだわりです。
特徴3:振動のコントロールによる室内の静粛性
2016年のモデルチェンジに伴い、過給圧制御とノック音を抑える技術を採用して更に静粛性を追求しました。ディーゼルエンジン特有のディーゼノック音を軽減するため、ナチュラル・サウンド・スムーザーという技術を開発しました。またノック音と、0.1ミリ秒単位で燃料の噴射タイミングをコントロールする、ナチュラル・サウンド・周波数コントロールにより、お互いの振動を打ち消す技術が加わったことで、より室内への静粛性を高めました。
特徴4:GVCによる直進安定性
2016年に発表された新型CX-5はGVCの採用も大きなモデルチェンジといえます。 GVCとはエンジンのトルクをわずかに絞り、荷重移動を速やかに行うことによって前輪の接地性を高め車両の挙動を安定させる制御装置です。前輪にほんの少しブレーキをかけ、走行中の揺り戻しを減らして更に前輪の接地性を高めることで、後方の接地感も得ることが出来ます。GVCを採用することで更に直進走行への安定性を高めました。
特徴5:オートホールド機能を採用
オートホールド機能は安全に配慮したシステムです。これは停車時に足を離しても停車状態が維持されるものです。また、再発進時でもアイドリングストップ状態からの解除において、スムーズな動作を再現しました。これにより操縦中に違和感を感じることも少なくなっています。
特徴6:HMIの機能向上
フロントガラスに情報を表示するアクティブ・ドライビング・ディスプレイを、2016年にモデルチェンジしたCX-5に新採用しました。7インチWVGAセンターディスプレイをダッシュボード上に配置し、4.6インチTFTカラー液晶を使用しました。これによりマルチインフォメーションディスプレイとメーターの瞬間的な視認性を高めることができます。HMIによりドライバーに対し視認性を高め、どの様な環境においても安全にドライブを楽しむことができます。
モデルチェンジされたCX-5旧型との変更点
初代CX-5は魂動デザインやスカイアクティブテクノロジーの採用から、国内だけでなく世界的に評価を得ました。その評価の高い初代CX-5をベースに、更にシェアを広げるためモデルチェンジを行いました。ドライバーだけでなく同乗者にも目を向け、機能性だけでなく、安全や乗り心地にもこだわり、走る歓びだけでなく全ての人を笑顔にするSUVを目指しました。
シートの機能性
2016年にモデルチェンジしたCX-5は、体圧を分散できるサスペンションマットを採用しました。シートバックの場所ごとに体幹をしっかり支えることができます。更に、高減衰ウレタン素材を新採用することで人間が不快に感じる振動だけをカットすることができました。リアシートはシートの傾き角度を初代のモデルから2度拡大し、リクライニング機構を採用し安心感と快適性が向上しました。
走行安定機能
2016年のモデルチェンジとして発表された新型CX-5では、マツダの車両運動制御技術であるSKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS(スカイアクティブ ビークル ダイナミクス)の第1弾としてG-ベクタリング コントロールであるGVCを搭載しました。このGVCにより荷重移動を速やかに行うことができ、前輪の接地性を高め車両の挙動を安定させることができます。これにより、優れた静粛性と乗り心地など同乗者へ快適さを配慮しながらも安定した走行機能を実現しました。
安全運転機能
2016年に発表された新型CX-5では、マツダ・レーダー・クルーズ・コントロールの性能も大きくモデルチェンジされました。追従可能速度域の下限を0km/hに変更したことで0〜100km/hの間で走行可能となりました。また歩行者の検知も可能なアドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポートと、速度制限・進入禁止などの交通標識を認識する交通標識認識システムも採用したことで、安全運転機能を高めることが出来ました。
乗り心地
2016年の新型CX-5のモデルチェンジにより、洗練された力強さから全ての人を笑顔にするSUV車を目指しました。ドライバーだけでなく同乗者にも配慮し、追求された乗り心地は世界シェアを視野に入れたマツダのこだわりです。運転席のコクピットやオルガン式アクセルペダルそのままに、リアシートにはシートの傾き角度を初代モデルから2度拡大しました。更に、リクライニング機構を採用し同乗者の安心感と快適性が向上しました。
CX-5の今までの歴史
2012年コンパクトクロスオーバーSUVとして、マツダから世界シェアを狙うため第一弾として発売されたのが初代CX-5です。スカイアクティブテクノロジーとマツダのブランドデザインとした魂動デザインを最初に採用した初代CX-5は世界的に高い評価を獲得しました。そして、そのままでも人気が高いCX-5が2016年にモデルチェンジし、更に進化しました。初代から新型へのモデルチェンジの歴史を振り返ってみましょう。
初代CX-5KE系
初代CX-5KEは2012年2月にマツダ独自の技術であるスカイアクティブテクノロジーを全面採用したSUV車です。また躍動感あるデザインはマツダのこだわりである魂動デザインで、走る歓びと洗練された力強さを表現しています。長時間のドライブでも疲れを感じにくく、かつ適正なドライビングポジションを保持することができる優れたシートを備えました。
2代目CX-5KF系
2016年にフルモデルチェンジが行われた新型CX-5では躍動感あるデザインにシャープで品格のあるデザイン性が加わりました。洗礼された力強さをそのままに、同乗者にも配慮したリクライニング機能の追加により全ての人を笑顔にするSUVとして機能性も向上しました。また、GVCの採用により初代モデルから更に安定した走行機能を実現しました。
2016年に発表されたCX-5の新型を体感しよう
2016年の新型CX-5は初代の優れた機能性と走行性をそのままに、更なる世界的シェアを目的としフルモデルチェンジを行いました。GVCの新採用により更に機能性・走行性に優れた新型CX-5は一度乗るだけで違いが分かります。新型CX-5の魅力を体感しましょう。