漫画【ベルセルク】
もはや説明の必要はないかもしれませんが、読者の中にはクルマが好き過ぎてクルマ雑誌以外の雑誌を読まない方もいるかもしれないので念のために説明させていただきます。
「ヤングアニマル」にて不定期連載中の本格派ダークファンタジー漫画。
特徴はなんといっても美大出身の作者三浦建太郎氏による圧倒的な画力です。ワンカットワンカットが絵画とも言えるほどです。
そんなベルセルクに登場する一癖二癖どころではない濃さの登場人物達。
「人物」といっていいのかわからない、人を超越した方や人であることを自らお辞めになった方のオンパレード。
そんな方々にもピッタリな一台を全力でお薦めさせていただきたいと思います。
主人公 ガッツ
主人公 ガッツには、アメリカを代表するマッスルカーなのにどこか泥臭く、どこまでも無骨にして質実剛健なダッジ・チャージャーを薦めます。
もちろんトランスミッションはMTで、色はマットブラック。内装も真っ黒なレザーです。
狂戦士の甲ちゅうを身にまとい、使徒たちを狩って回る黒い剣士にはピッタリのクルマです。
宿敵 グリフィス
宿敵にして元親友。
人を超越した存在ゴッドハンドの一人でもあり新旧「鷹の団」 団長グリフィス(フェムト)には、これしかありません。
フェラーリF12。色はもちろんビアンコ。
白馬以外の乗り物はNGです。また、F12の精悍なフロントマスクがどことなく馬鎧を思わせてGOODです。
不死の(ノスフェラトゥ) ゾッド
とにかく戦闘大好き戦いこそ生き甲斐な不死 (ノスフェラトゥ)のゾッド。
「まだまだ喰らいたりぬわ!」といつも言っているイメージです。
そんな彼には少々マニアックですが戦車も顔負けのマローダで思う存分心行くまで死地を味わっていただきます。
このマローダは本当に無敵のクルマで、ちょっとした建物なら壊しながら進める上に、邪魔な車も踏み潰し放題です。
極めつけはプラスチック爆弾C4で爆破してもタイヤがパンクする程度で普通に乗れてしまいます。
元聖鉄鎖騎士団員 セルピコ
いつも飄々としているように見えて実は抜け目ないセルピコ。
大貴族ヴァンディミオン家の令嬢ファルネーゼの従者の彼には、マセラティ・クーペのMTをお薦めします。
色は目立たないグリジオで内装はあえて暗い炎のようなボルドーでいかがでしょうか。優雅さと性能を合わせもちながら実は男臭さくもあるこのクルマは、地の利を見方につければガッツとも互角に渡り合えるほどの腕の持ち主である彼のイメージにピッタリです。
番外編 髑髏の騎士
物語の中でも肝心な場面には必ず現れる謎の存在。その強さも別格。
多くは語らないが、彼にはぜひ髑髏の馬に代わってマイバッハエクセレロに跨っていただきたい。
外見が髑髏っぽい(笑)。もとは貴族のクルマだったのにタイヤメーカーのプロモーションのためにブラックの1台だけが生み出された数奇なクルマ。