車で通勤をしているみなさん。『ドライブスルー』は活用していますか?
郊外に住んでいる筆者にはとても馴染みのあるものです。昔からあるサービスですが、意外と活用してない人が多いのではないでしょうか。特に、1時間ほどかけて通勤する退屈な朝にはもってこいのサービスなんです。最近はコンビニが増えて利用が減りつつあるドライブスルーですが、ドライブスルーならではの魅力をお伝えして、あなたの朝を変えたいと思います。
車通勤でドライブスルーを利用する魅力
満員電車に揺られることはないし、電車よりは楽だけど…。朝の交通状況は車でも酷いものです。渋滞にハマったり、迂回しても歩行者が多くて危ない。いつもの倍くらい時間がかかるわ、運転の緊張感で会社に着く頃にはぐったりしちゃうわで、どこかで休憩したいけど車が停められない。そんな朝を闘うあなたにドライブスルーの魅力をお伝えしましょう。
時間をかけずに朝食がとれる
ドライブスルーなら雨が降っていても、どんなに寒くても関係ありません。車を停車することなく気軽に寄ることができる魅力があります。比較的大きな道路に設置されているので、ルートを変えて遠回りすることもないでしょう。ドライブスルーで購入できる食事は片手で気軽に食べれるものが多いです。朝食にぴったりですし、運転中でも食べれるので(道交法違反にならない程度に)移動しながら朝食もとれて一石二鳥です。また、ドライブスルーは店内の注文よりも優先して提供してくれる(車で行列を作るわけにはいかない)ので提供時間はかなり短いのです。渋滞にはまっても「サンドイッチを食べるチャンスだ。ラッキー!」と思うことができるのでおすすめですよ。
退屈な運転もドリンクと一緒に暇つぶし
『アメリカでは朝のマックシェイクだけ粘度を高めて売上をあげた』というのをご存知ですか?とある教授がマクドナルドにマーケティングを頼まれたのがきっかけで、なぜ朝にマックシェイクが売れるのか調査したそうです。教授は朝にマックシェイクを買う人たちに「なぜマックシェイクを雇った(購入した)のか」と問いました。
「バナナを雇ったことがありますが、バナナは雇うものじゃありませんね! 1分で食べ終わってしまい、7時半にはもうお腹がすくんですよ」
「たまにドーナツを雇うこともありますよ。妻には内緒ですが。でもドーナツは手とハンドルがベタベタになるんです」
「ベーグルを雇ったことがありますが、味気なく、ボソボソしていました」
「一度スニッカーズを雇ったことがありますが、(カロリーや不健康さという意味で)罪悪感が大きすぎたので、以来やっていません」
「マックシェイクを雇えば、とても粘度が高いのでストローで飲みきるのに20分かかるんです。何が入っているんだか知りませんが、仕事をしてくれることだけは確実です」
つまり、マックシェイクの仕事は『退屈な通勤の暇つぶし』ということだったんですね。粘度が高くて飲むのに時間がかかることが評価されていたのです。アメリカでは76%の人が車で通勤する車通勤大国です。その文化が生み出す「車通勤中にドライブスルーを利用する」知恵を真似してみてはいかがでしょうか。ちなみに、日本のマクドナルドは朝マックがあり、マックシェイクは10時半からしか買えません。なんてナンセンスなのでしょう…。筆者はスターバックスのフラペチーノをドライブスルーで買うことをおすすめします。
持ち帰りだから、軽減税率が適用される
みなさんご存知だとは思いますが、平成31年10月から消費税が店内で食べるものは10%で、外で食べるなら8%になるという軽減税率制度がありますね。もちろんドライブスルーは持ち帰りと同じで、店外で食べるので軽減税率が適用されます。これからは、「車の中で食べる」というのは節税になるということです。「塵も積もれば山となる」。毎日、店内で食べていた朝食をドライブスルーに変えたら年間でいくら得するでしょう。軽減税率になるからと、わざわざ外で立って食べるのは嫌ですし、車の中なら落ち着いて食べれますよね。
通勤中にドライブスルーをするならここ
ではでは、ドライブスルーって何があるの?と、気になる方もいるでしょう。マクドナルドのドライブスルーは有名ですし、スターバックスも先ほどチラっと話しました。実は他にもたくさんあるのです。ドライブスルー実施店舗数(2017年6月時点)と朝食におすすめのメニューを紹介しましょう。
マクドナルド
一昔前は、ドライブスルーが売り上げの50%を占めると言われていたマクドナルド。ドライブスルー実施店舗は約1,560店舗あり、その数は他と比べて群を抜いています。朝の時間は朝マックメニューなので、朝食にぴったりなイングリッシュマフィンが食べれるのが魅力です。マクドナルドのコーヒーはどんどん美味しくなってきてますし、100円で飲めるので自動販売機よりも安く淹れたてのコーヒーが飲めますよ。
モスバーガー
フレッシュな国産野菜が特徴のモスバーガーは朝食にもぴったりです。実は、モスバーガーにも「朝モス」というものがあります。営業時間は午前7時からなので、朝の通勤でも利用できます。ドライブスルー実施店舗は約517店舗あり、マクドナルドには劣りますがハンバーガー店の中では2番目に多い店舗数です。朝モスがあると言いましたが、おすすめはライスバーガーです。ちょっと重いかもしれませんが、筆者が朝は米派なので。
ケンタッキー
ケンタッキーにも398店舗ものドライブスルー可能店舗があります。しかし、営業時間は午前10時からのところが多く、朝食には利用できないかもしれません。もし、出勤が遅い日があれば利用してみてください。朝食でチキンはちょっときついし、ハンドルがベタベタになってしまうので、ツイスターをおすすめします。片手で気軽に食べられるので、ドライブスルーのために作られたのではないかというほど運転中の食事にぴったりです。
スターバックス
朝のコーヒーならスターバックス。ドライブスルー可能店舗数は239店舗。午前7時から営業していて、メニューは店内のものと一緒なので、どんなコーヒーでも注文できます。さらに、スターバックスにはサンドイッチやスコーンもあるのでセットで朝食をとってみてはいかがでしょうか。もちろん、店内と同じようにマイタンブラーにコーヒーを入れてもらって20円引きにしてもらえます。保温できるタンブラーを持参すればオフィスでも美味しいコーヒーを飲むことができるので、毎日スターバックスに寄ってコーヒーを補充してから会社に行くのもいいかもしれません。マックシェイクの例でも挙げましたが、フラペチーノは飲むのに時間がかかるので意外と通勤中の飲み物として優秀なんです。特に、夏はさっぱりしてから仕事が始められますよ。
はま寿司
車で寿司が食べたくなる時もありますよね。ないですか?意外なことに、ドライブスルー可能店舗数は全国に195店舗もあります。しかし、営業時間が午前11時からなので通勤中に寄るのは難しいですね。昼休みに車で寿司を買いに行く時には利用できるかもしれません。ちょっと面白かったので紹介しましたが、運転中に寿司を食べるのは無理がありますよね。
ドライブスルーの探し方
お使いのナビに近くのドライブスルーが表示されればいいのですが、そうでない場合は探すのが少し大変ですよね。マクドナルドの看板が見えたと思ってもドライブスルーが無かったり、スターバックスが反対車線にあったりなど。探すのに時間がかかってしまっては時間短縮のドライブスルーも本末転倒なので、スマートに探す方法をお教えします。
ナビタイムで周辺検索がおすすめ
グーグルマップではドライブスルーのない店舗まで表示されたりするのでちょっと精度が微妙です。ドライブスルーを検索する専用のアプリやサイトがあってもいいと思うのですが、一覧で見ることができるのはナビタイムくらいです。運転中には確認できないので事前に探しておく必要があります。
マクドナルドなら地図で全て確認できる
マクドナルドならこのように地図で確認できます。というか、マクドナルドのドライブスルー多すぎませんか。流石に都心部にはありませんが、郊外を通るのであれば必ずと言っていいほどマクドナルドのドライブスルーがあります。実は、アメリカのマクドナルドではカーブサイドデリバリー(歩道の縁石までのデリバリー:顧客が店の前に車を停め、店員が車に乗った顧客に商品を渡す方法)が広まっています。このサービスが日本でも始まれば、ドライブスルーで駐車場に入る必要もなくなります。信号待ちよりも短い時間であなたの車にハンバーガーを届けてくれるのです。