【プロレーサー山口礼】後席シートベルト無しは、低確率のロシアンルーレット

みなさんは車の後部座席に乗る時にシートベルトはしていますか?

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僕は常々、「なぜいまだに後席でシートベルトをしない人が多いのか?」と感じています。
皆さんは、どのようにお考えでしょうか?
近年、後席のシートベルト装着が義務化されて、後席でもシートベルトをしなくてはいけないという意識が浸透しつつありますが、まだまだその認識レベルは低いと感じています。
仕事柄、一般のお客様を新型車などに乗せて運転する機会があるのですが、「後ろもシートベルトしてくださいね」とお願いすると
「え?後ろも?」 と怪訝そうに聞き返してくる方が多くいます。
「はい、お願いします」 と答えると
「そうか、今はしなくちゃいけないんだもんね」 と、渋々装着してくれるような感じです。
じゃあそもそも、何でシートベルトをしなくてはいけないのか?
運転席と助手席は、みんな自然にベルトをします。
恐らく前席は、何となく前方も見えて危険そうな気がするし、警察がいたらすぐ捕まりそうな気がするからベルトをする、という人も多いと思います。
違うんです。
シートベルトをすることで、事故に遭った時に命を落とす確率が格段に下がるから装着するんです。
「でも一般道で後部座席なら、比較的安全でしょ?」 と思う方。
その考えも今後は一切捨てて下さい。

具体的に考えてみましょう。

例えば時速50km/hで壁に衝突した時の衝撃がどれくらいか想像できますか?
計算すると、大体ビル4階からコンクリートに車ごと落ちるのと同じくらいの衝撃があります。
50km/hで走る車同士が正面衝突したら合計100km/h。
スピードが2倍なら衝撃はその2乗なので4倍の衝撃がかかります。
当然、身一つでその衝撃を受け止めたくはないですよね。
もちろんシートベルトをしていても、大怪我をする可能性が高い状況ですがそれでもシートベルトをしていれば、無防備に身体が車外に投げ出されたり、クルマの構造部に打ち付けられることは防ぐことができます。
仮に50km/hで壁に当たるような事故が起き、前席はシートベルトをしていて、後席の人(体重65kgとする)がシートベルトをしていないとしましょう。
前席の人はしっかりシートに身体が固定されますが、後席の人は約8トンの肉と骨の塊と化して、前席の人にミサイルの如くブチ当たる事になるわけです。
運転席の人間がちゃんとシートベルトをしていても、後ろの人がベルトをしていないと、前席の人間も命を落とす可能性が高いのです。
高速道路ではシートベルトは必要、という意識を持つ方は多いと思うのですが、一般道でもこれだけの危険性があるという事を是非知っていただきたいのです。

そしてもう一つ。チャイルドシートについてです。

チャイルドシートに任せるより、赤ちゃんを自分で抱っこしていたい、というお母さんも多いのではないかと思います。
それも絶対やめてください。
体重10kgの赤ちゃんを抱いて約50km/hで衝突した時、その赤ちゃんの重さは瞬間的に300kgを超えます。
自分の腕だけで300kg以上を支えきれる自信のある人以外は、赤ちゃんがぐずっていても、赤ちゃんの命を守るためにチャイルドシートに乗せてあげてください。

最後に

「そんなこと言っても、事故にあう確率は低いのでは?」と思っている、当事者意識の薄い方もいるかと思います。
データによると、日本で人が一生の間に事故で負傷する確率は約44%だそうです。
そして日々の、車に乗っているシチュエーションをよく思い出して下さい。
昨日乗ったタクシーの運転手さんの、前日の睡眠時間を知っていますか?
恐らく名前すらも覚えていないと思います。
安全運転を心がけてるあなたが運転している時、制限速度50km/h、片側1車線の道路ですれ違う相手の車の運転手が、絶対に自分側の車線にはみ出してこないと言い切れますか?
こんな風によくよく考えてみると、普段全く知らない人や不確定な要素に自分の命を預けているんだな、という事に気付けると思います。
事故というのは、想定もしていない“まさか”というシチュエーションで起こるものです。
シートベルトをせずにクルマに乗るのは、そんな事故に無防備な状態で挑む、言わば低確率のロシアンルーレットのようなものだと僕は思っているわけなのです。
なので、せめてこの記事を読んでいただけたあなたにだけでも、本当に万が一の時のために大切なひとつしか無い命を無駄にしないために、どの席でもシートベルトの必要性を感じていただければと思います。
※この記事におけるシミュレーションは、その事故の状況等によって変化しますので、あくまで一例における概算値とご理解ください。

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コメント:
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