かつては「SUPER GT」で人気キャラクター「初音ミク」のイラストを纏い人気を集めたBMW Z4、お手軽なスポーツオープンカーとして世界中のオープンカー好きに好まれていたクルマです。
昨年にはその新型のコンセプトモデルが東京モーターショーなどで公開、さらにトヨタの名車「スープラ」が兄弟車として復活するということでより一層注目を集めているクルマです。
コンセプトモデルが発表される直前からテストカーが度々目撃され、ついに公式映像として新型Z4のプロトタイプ走行シーンが公開されました。
最上級グレードには伝統の直6+ターボ
BMWは新型Z4にスポーツグレードとして「M40i」を設定すると発表しました。
M40iは、BMW M社が手がける「M Performance Automobile」が開発を進めている高性能モデルです。M40iというと新型「X3」と「X4」にも設定されているグレードです。
新型X3の場合、M40iグレードには、直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンを搭載。Mパフォーマンスの手によって、高回転化やさらなるスムーズさを求めて、チューニングが施された。その結果、最大出力360馬力、最大トルクは51kgm/引き出しています。
トランスミッションは8速AT、駆動方式は4WD・xDriveです。。
新型Z4のM40iにも、同じ直列6気筒ガソリンターボエンジンが搭載されると思われます。M40iグレードについて、電子制御ダンパーを備えたスポーツサスペンション、新開発フロントアクスル、軽量なMアルミホイール、Mスポーツブレーキシステム、リアアクスルの電子制御ロックなどが専用装着されるとも発表しています。
海外フォーラムではこれ以上のモデル、「M3」「M4」 に搭載されている直6ターボを搭載した「Z4 M」の登場を期待している声もあります。BMWの開発チームの構想にはあると思います。Z4の売れ行きによっては可能性はあるかもしれませんね。
一方のスープラは?
こちらもBMWの本拠地・ミュンヘンを意味する「M」ナンバーでニュルブルクリンクをテストしている様子が頻繁に目撃されています。SNSを見ると日本国内でもテスト走行しているようですね。基本的な仕様はZ4と共通ですが、スープラには3ペダル設定はない模様です。
トヨタのスポーツブランド「GR」グレードについては、まだ噂レベルですが、Z4の「M40i」を独自にチューニングしたものでエンジンパワーは400馬力以上、足回りはサーキット走行を意識したハードなものという予想が多いです。
来年から市販車に先駆けてNASCARに参戦するのではないかという報道も海外で見られました。Z4以上にまだまだベールに包まれた新型スープラの動向に注目が集まります。